NewYorkScenery
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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
穏やかな一日
f0081958_1324486.jpg今日はものすごく天気が良かった。やっぱ天気が良いと気持ちもすっきり。

気持ちは良いんだけど、昨日半年ぶりに行ったゴルフの打ちっぱなしのせいで、あちこちが筋肉痛。久しぶりの割りに調子が良かったもんで、つい長めのクラブをブンブン振り回してしまった。

夜は会計の授業の宿題。ワールドコムの破綻寸前の会計書類を分析するもの。20問近くある問題の最後で「あなたはこの会計書類から破綻を予測できたと思うか?」だって。出来ないよそんなの、だからみんなやられたんじゃないか。
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# by nycyn | 2006-03-28 13:35 | NYライフ
プレゼンテーション
昨日、大学のリーダーシップの授業でプレゼンテーションを行った。

実はこれ、生まれて初めての英語でのプレゼン。緊張しないわけが無い。アメリカ人じゃない僕がどうやってプレゼンをするのか、約60人のクラスメートは食い入るように僕を見るはずだ。どうしよう。。。

訳あって、いつものスタディグループとしてではなく、他のグループの追加メンバーとしてプレゼンをすることになった。どのグループに加わるかは自由に選べたから知り合いの多いグループを選んだんだけど、少しためらいもあった。ネイティブじゃない僕が加わることで、グループとしてのプレゼンの評価が下がる可能性もあるから。でも、そのグループのメンバーは快く僕を迎えてくれた。いやー、これは嬉しかった。迷惑をかけないように、出来る限りの貢献をしたいと思った。

まず、3週間前にプレゼンの流れをまとめたドラフトを作って、メンバーに送った。これはあまりに早すぎて一週間くらい何の反応も無かったけど。その後、みんなも動き始めてからは、パワーポイントを作ったり、打ち合わせのセッティングをしたり、なるべく積極的に動くようにした。予想通り、話法とか説得力を増す構成、といった英語の部分では何の貢献も出来なかったけどね。

プレゼンの前日は、自分のパートの原稿を作って丸暗記した。日本語だったら箇条書きで十分だけど、英語の場合はこうでもしないと緊張して話す内容を忘れそうだから。

そして当日、何故か予想外に落ち着いて話すことが出来た。丸暗記してるからスラスラ話せて当たり前なんだけど、普段の僕の会話力からすれば驚異的なことなので、クラスメートが少し驚いた顔をして僕を見ているのが面白かった。

プレゼン終了後、みんなが暖かい言葉をかけてくれた。よくやった、すげーよ、感動した、など、アメリカ人ならではの大げさな表現も、今日は耳に心地よい。これまで殆ど話したことが無いクラスメートもわざわざ僕の席まで来て声をかけてくれた。みんな、やさしいなあ。

プレゼン終了後は準備の疲労とほっとしたこともあって、授業は殆ど聞いてなかった。まあ、こんな日は余韻に浸っていてもいいだろう。

帰りに地下鉄を降りると、チビッ子がダンスを披露してた。これもプレゼンみたいなもんで、準備とか色々大変なんだろうな、と思い、1ドル札を彼らの帽子の中に入れて家に向かった。
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# by nycyn | 2006-03-27 11:37 | MBA
愛国主義?
f0081958_14401316.gifフランスで敵対的買収を阻止する法律が成立したらしい。フランス政府はこれまでダノンやスエズへの買収の動きを阻止する行動を取ってきたので特別驚きは無いけど、「本当にやっちゃうのね」という感じは否めない。

フランス議会の上院で23日、仏企業を敵対的買収から守るための新法が与党の賛成多数により成立した。時価を大幅に下回る価格で株式を引き受ける権利を付与するポイズンピル(毒薬条項)を仏企業に認める条項を盛り込み、ドビルパン首相の唱える「経済愛国主義」を前面に打ち出している。
ところで、フランス人はやっぱりマイペースだと思う。僕のクラスにもフランス人がいて、一度バイキング形式のランチで一緒になったことがあるけど、45分しか無いランチタイムで、スープ、野菜、肉&魚、デザートと4回に分けて料理を取りに行き、バイキングをコース料理のようにしてゆーっくり食べていた。僕は午後の授業に遅れそうだったので先に失礼したのだが、彼はその後もコーヒーを飲んでいたらしく、当然のように授業には遅刻していた。

話はそれたが、やはりフランス人。英米から何を言われようが、プライベートエクイティファンドが流行ろうがおかまいなし、自らが「正しい」と信じる道を突き進む。僕には今回の一連の動きは「国粋主義」にしか見えないが、当該法律を支持している人達は「愛国主義」という表現を使用。そう言えば最近のフランスでの暴動、今回の法律制定の背景にある思想が原因のような気もする。この「愛国主義」という表現、どこかの国も「パトリオット法」というずるい名称を使って捜査当局の権限を異常に強化する法律を制定しているが、こういうところは似てるのかもしれない。

f0081958_14404763.jpg翻って、我らが日本。何かスタンスが中途半端だなぁ。ホリエモン騒動とか楽天vsTBSとかあったけど、喉もと過ぎれば熱さを忘れ、既に過去のものとして多くの人が興味を失っていないかい?買収のあり方についてあんなに騒いでたのに、KKRやサーベラスが日本法人を設立して本格的に日本で買収を繰り広げようとしているのに、あまり話題になっていないような気がするのは僕だけだろうか。

僕は買収については中立的~やや好意的で、頭の固いおじさん達のように「買収=ハゲタカ」とは決して思わないけど、アメリカを中心としたバイアウト「フィーバー」に対しても少々違和感を感じている。良い案件もあれば、小手先だけの案件もあるから、「買収とは○○」と極端なスタンスは取れないと思っている。

懸念してるのは、日本人の流されやすい性質。今回のフランスの動きを見て、当選回数の多い先生方が「これだ!」とかって思わないかどうか、ということが心配。援軍得たり、とばかりにフランスの動きに追随するようなことが無ければいいと思う。

買収にも善悪があるが、上昇気流に乗れるかどうかの瀬戸際にいる日本経済にとって、買収という手段は「愛国主義」の観点からはメリットの方が多いと感じている。旧態依然とした会社で業績も怪しい会社は、劇薬が必要だ。

アメリカのPEファームの話を聞く事があるが、彼らは「日本は最も魅力的な市場の一つ」と声をそろえる。前述のKKRやサーベラスが数年後に日本オフィスを畳んでいるようなことがなければいいけどなぁ。
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# by nycyn | 2006-03-24 14:48 | 雑感
消費大国アメリカ
アメリカ人の消費はハンパじゃない。渡米前、アメリカ人は「大きいことは良いことだ」という価値観を持っていると思ってて、こっちに来てみると意外に小さい携帯とかデジカメが好きなんだということに気づいたけど、大量消費という点では僕の予想を超えていた。大量消費というか、無駄が多い。

典型的なのは食べ物。ダイナー(ファミレス)に行くと、何を頼んでも日本の2倍くらいの量が出てくる。やっぱアメリカ人は食うねー、と思っていたが、実は結構多くの人が残していることに最近気づいた。これだけ多くの人が残すなら、量を減らせばいいのに。

f0081958_12273810.jpgハンバーガーを注文する時、トマトやレタスなど中にはさむものを選べるようになっていることがあるけど、お店の人は全部はさむように勧める。理由は、客によってはさむものを変更するのは面倒だから、全部頼んでおいて要らないものは後から捨ててくれ、ということ。実際、多くの人がトマトとかを取り除いて食べている。なので、注文する時に「トマト無しでー、レタスは入れてー、あとマヨネーズをー・・・」と注文している人もいるが、店員は露骨に嫌な顔をしてた。

大学では授業中も何かしら食べている人が多いから、ゴミ箱は食べ残し、プラスチックのコップや皿、缶などで一杯になる。驚くのは、コーヒーやコーラなどを中身が入ったままゴミ箱に捨てること。運ぶの重いし、もれてきそうだし、燃やす時に余計なエネルギーが必要になりそう。これってモラルの問題だよな。

食べ物以外でも、大量の袋を抱えてデパートから出てくる人をよく見かける。最近は何故か鍋セットみたいなものを持っている人が多い気がするが、鍋ってそんなに頻繁に買い換えるものか?どうせ、食器洗い機で落としきれなかった汚れの蓄積を手で落とすのが面倒だから古いのは捨てちゃ、えみたいなことなんだろう。合理的とも言えるが、ちょっともったいなくないか?

一方で、こうしたアメリカの大量消費がアメリカ経済、いや世界経済を支えているんだろうな、とも思う。借金しまくりのアメリカ人の消費に支えられてる経済って・・・やっぱ危険だよねぇ。日本と欧州の責任は重い。
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# by nycyn | 2006-03-24 12:37 | 雑感
光と影
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宗教画に出てきそうな空だ。
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# by nycyn | 2006-03-23 07:19 | NYライフ
ゾウさん
今日、オフィスが近いクラスメートとランチをしてきた。和食が好きなアメリカ人は沢山いて、特に寿司は既に市民権を得ている感もあるが、意外と知られていないのがトンカツ。「殆どのアメリカ人はトンカツ好き」という話を以前聞いたことがあったので、ミッドタウンのかつ濱に行ってきた。それでアメリカ人の反応は・・・まあまあって感じかな。アメリカ人なので感想を聞いたらグレートとか言っちゃってるけど、「すげーよコレ」って感じの反応じゃなかった。でも、二人(もう一人はコロンビア人)とも完食してたからよしとするか。

コロンビア人が箸をご飯につきたてた時、指摘するかどうか迷ったけど、周りに日本人も沢山いたので、「それは縁起が悪いんだよ」と言ったら、ものすごい驚いてた。「何で?」って聞かれても答えられなかったのが情けないんだけど。。。後で調べてみたら複数の説があるらしく、とても外人に説明できそうもないから、まあいいや。

f0081958_10585346.jpg食べ終わってスターバックスでコーヒーを飲んでる時、アメリカ人が何かコソコソやってるなと思ったら、1ドル札でゾウさんとかを作ってた。アメリカ人は不器用な人しかいないと思ってたから、こんなことができる奴もいるんだと感動してしまった。アメリカ人にとってはこのゾウさんが余程珍しいらしく、スタバにいた客の半分くらいから声をかけられ、製作者は満足そうにうなずいてた。
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# by nycyn | 2006-03-22 11:45 | 雑感
ライフスタイルの違い
昨日、前に書いたグループプレゼンテーションのメンバーの一人のアパートで打ち合わせを行った。彼は一人暮らしだが、完璧に彼の趣味で統一された内装ときれいに整理整頓された室内に驚いた。ベランダからハドソン川とリンカーンセンターの噴水が見える景色もすばらしい。
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彼が入居する前の写真を見せてもらったらものすごく殺風景で、彼はそこから数ヶ月かけて大改造したらしい。日本だとアパートの壁に穴を開けるかどうかで悩む人もいるが、アメリカ人は床を全部はがしたりドアの位置を変更したり、やりたい放題だ。僕のアパートは原状復帰義務があるのでそこまで出来ないが、彼の部屋を見ると日曜大工意欲に駆られてくる。
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彼と色々話す中で、日本とアメリカの違いを再認識させられた。

まずは、生活水準。彼は過去に数回の転職を経験、現在は何人もの部下をまとめる管理職。また、ジョージア出身の彼はそこに自分の家を持っていたが、これまた大改造することで家の価値を高め、ここ数年の地価高騰の恩恵を受けて物件価格は購入時の数倍になり、それを売却してかなりの利益を出したらしい。

そうしたこともあって彼の生活はかなりゴージャスで、アパートはレンタルだと思ったら購入(恐らく1億円以上)したらしく、ジープ1台、ハーレー2台、クルーザーを1台持ってる。部屋の中も、リビングと寝室で同時に同じ映像を映し出せるホームシアター(約100万円)とか、見事に統一された趣味の良い家具とかがいっぱい。彼はいわゆる富豪ではなく(たぶん)、日本で言えば「ランキング上位の大学を出てそれなりにキャリアを積んできました」といったレベルだと思うんだけど、日本じゃここまでの生活は出来ないだろうなと思った。

もう一つは人脈。アメリカでは転職することで自分の地位を高めていくのが一般的なので、彼クラスの人になると人脈作りにも相当力を入れている。人脈を管理・拡大していくためのパソコンツールを見せてもらったが、彼の直接の知り合いが約250人、その250人の知り合いが数千人、さらにその数千人の知り合いが・・・、という具合に「友達の友達はみな友達」みたいなことになってて、例えばGEの元会長ジャックウェルチには、5人の知人を経由していけばコンタクトできる、みたいなことがすぐに分かる仕組みになっていた。(コンタクトを先方が了承するかどうかは別問題)

そうした知人リストの中から自分が興味を持つ会社で働く上級職の人を見つけ出し、その人にコンタクトを取ることで転職の機会を伺うわけだ。各人のプロフィールの中には他人からの評価も含まれていて、「○○が高く評価しているなら信頼できるはずだ」といったことまで分かる。いやー、ホント合理的。一方、彼はこの人脈を維持・拡大するために、頻繁にパーティーなどに参加して情報収集してるらしく、大変な努力の上に成り立っているんだと納得した。

日本では終身雇用が今でも主流で昇進は主に年功で決まるんだよ、って教えてあげたら、彼は「俺なら耐えられない」だって。「じゃあお前は何のためにMBAを取るんだ」と聞かれて、「自分を高めるため」なんて思いつきで言ったけど、彼にしてみれば「自分を高める=出世・高報酬」ってことだから、僕の説明は意味不明なんだろうな。
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# by nycyn | 2006-03-21 05:18 | NYライフ
日本決勝進出!
f0081958_15542921.jpgいやー、日本チームすばらしい!WBCで宿敵韓国を完封!!

何が良かったって、全てが良かった。前半は変化球、後半はストレートで押していった8奪三振の上原、前半のストレスを吹き飛ばす松中の2塁打、イチロー貫禄の3安打&2盗塁、そして何より王監督の絶妙な采配。代打福留の先制2ランもすごかったけど、代打宮本が追加点となるヒットを打った時は鳥肌が立った。勝手な想像だけど、これまで出場機会に恵まれなかった宮本を王監督はうまくモチベートしたんだと思う。

そして、ベンチの雰囲気が最高だった。僕もかつては真剣にスポーツに取り組んでいたから、選手があういう笑顔を見せる時の気持ちが分かる気がする。どんなスポーツでも、力を出し切った選手が見せる充実した笑顔をみるのが本当に好きだ。自分もその場にいるかのような錯覚のとらわれ、一緒に感動を味わう事ができた。そしていい酒が飲めた!

さあ、次はかつてオリンピックで負けているキューバとの決勝戦。第1回のWBCを笑顔で締めくくる日本チームを見たいなー。
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# by nycyn | 2006-03-19 15:54 | 雑感
まだ寒い
先日暖かくなってきたと書いたばかりだが、最近はまた冷え込む日が続いている。今日ロックフェラーセンターの前を通ったら、まだスケートリンクがあった。いつまでやってんのかな。
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最近は(日系企業の)年度末ということで、送別会が続いている。飲み会は好きだし、お世話になった方々への感謝の気持ちもいっぱいあるけど、一方で学校の方がしんどくなってきた。来週末には経済の中間試験と、リーダーシップのプレゼンテーションが待ってるから、今週は集中して準備をしないと死んでしまう。

とはいいつつ、やはり気になるのはWBC。日本が2連敗した韓国にどういう戦い方をするのか、特別野球ファンというわけじゃないけど、やっぱ見なきゃいけないでしょう。今夜は焼酎片手に日本チームを応援だ。
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# by nycyn | 2006-03-19 10:37 | NYライフ
フレンドリーなアメリカ人
渡米してすぐの頃、エレベーターの中で知らない人から「ちょっと聞いてよ、鳥のフンが肩に落ちてきやがった」みたいな事をいきなり言われ、唖然としたことがあった。今日も会社で、知らないおばちゃんが乗っているエレベーターに乗り込んだら、僕が降りる28階が既に押されていて、「あんた28階でしょう、私知ってんの。あの階はきれいだから好きなのよ。私の29階は薄暗くて陰気な感じがするから嫌だわ」と話しかけられた。何で僕が28階だって知ってるのかを考えると気味が悪いが、話しかけられて悪い気はしない。

知り合いのアメリカ人に聞いたところ、「日本と違ってアメリカは色々な人種・言語・文化の人がいるから、話してみないことには何も分からない。大昔の話だが、色々な人種が混ざり合う中で、ひょっとしたら相手が人食い人種かもしれないので、相手を理解しないことには安心して街を歩くこともできず、とにかく話しかけることでこうした問題を解決していた、という歴史が影響してるかもしれない」と言っていた。

クラスメートの中にも近寄り難い雰囲気を出している人もいるが、席が隣になって話しかけてみると意外とフレンドリーで、その後は廊下で会う度に声をかけてくるようになった。上記アメリカ人の話が本当だとすると、彼は僕と一度話すことで「僕を理解して安心した」ことにより、フレンドリーになったのかもしれない。あと、人の名前を良く覚えている。同級生とすれ違う時、彼らは「ヘイ○○、元気?」と必ず名前を呼ぶ。覚えにくいはずの僕の名前が瞬時に出てくるのには感心する。

さらに、アメリカ人は良くしゃべる。アメリカ人は沈黙が続いて気まずい雰囲気になるのが嫌いらしく、とにかく会話をとぎらせない。この前、エレベーターで一緒になった男女が、「お前俺のこと無視しただろう/そんな訳ないじゃない/俺は挨拶したはずだ/気づかなかったのよ/冷たいよな/いやいや・・・」みたいなどうでもいい会話を延々としていた。

f0081958_781140.jpg酒を飲むとなおさらおしゃべりになり、みんなが大声で話すので、バーの中はものすごい騒音になる。周りがうるさいから更に大声になるという悪循環。僕もアメリカ人と長時間飲んだ次の日は大抵声がかれている。

同級生と大勢で飲みに行くと、椅子やソファがあるのになぜか誰も座らず、何時間でも立って話している。こうすることで、彼らは色々な人と会話するための「機動力」を確保しているのだろう。

でも、人と話すことにストレスを感じているアメリカ人もいるらしい。あるアメリカ人が、「予定していたパーティーが中止になってほっとした。パーティーは嫌いじゃないけど、それなりに疲れるんだよね。」と言っていた。結構無理しているアメリカ人もいるようだ。
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# by nycyn | 2006-03-17 07:11 | 雑感
マイクロソフト
来週行われる学校でのグループプレゼンテーションに備えて、メンバーの一人が働くマイクロソフトの会議室で打ち合わせを行った。パソコンの世界を制覇しつつあるマイクロソフトのオフィスということで最先端のサイバースペースを期待していったのだが、営業スタッフのオフィスということもあってか、期待を裏切るフツーのオフィスだった。フツーの受付にフツーのオフィスフロア、会議室に至っては僕のオフィスの方が設備が充実してるくらいだった。机の上にあるビニール袋にぎっしり入ってるマーブルチョコとジェリービーンズがアメリカらしい。
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打ち合わせ終了後に彼の個室を見せてもらったが、アメリカ人らしい雑然とした感じ。写真で見ると実際より整理されているように見えるが、何の賞か分からない盾とか、スニッカーズ系のお菓子とミロ系の粉末飲料、ぐちゃぐちゃになったコード類、その他ガラクタも。僕の期待を裏切らないアメリカ人の個室だった。

渡米する前のアメリカ人に対する印象は、体と声がデカい、常にハイ、豪快、大食漢、毒々しい色のドリンクを飲む、といったもの。「アメリカ人女性は筋肉ムキムキで毛むくじゃらの男しか好きにならないと思ってた」と話したら大笑いされたこともあるが、在米2年にして半分くらいは当たってたかなと思っている。

ところが、今日打ち合わせをしてる時、僕たちのいる会議室の前をウロウロしてるおじさんがいるなと思っていたら、5分くらいしてから「この部屋予約してるんだけど」と言って遠慮がちに入って来た。彼はウロウロしてる間、僕たちに声をかけようか迷っていたようだ。えー、アメリカ人でもこんな人いるんだ、と妙に感動してしまった。これってアメリカ人に対して失礼?
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# by nycyn | 2006-03-16 12:05 | 雑感
ニューヨークの地下鉄
ニューヨークの地下鉄は、汚い、暗い、怖い、の3Kだ。グランドセントラル駅とか34丁目駅のような大きな駅では人が多く、売店があり、パフォーマンスをやっている人たちも見かけるが、小さな駅だと時間帯によっては薄気味悪い雰囲気を漂わせている。
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写真はBDラインという路線の7番街駅。歯医者に行く時に降りたのだが、僕が使うホームの端にある階段は人影もなく、切れかけた蛍光灯がチカチカ、雨漏りもしてて、まじで怖い。
昔ゲームでやったバイオハザードに出てくる地下鉄の駅そっくりだから、ゾンビが出てきても驚かないだろう。
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(上はバイオハザードの一画面。本当に良く出来ている。)

なんて考えていたら、「安全のためホームの端には近づかないように」との駅構内アナウンスが・・・。おい、じゃあホームの端っこに階段作るなよ。っていうか、端っこも安全な駅にしてよ。ストなんかやってないでさ。
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# by nycyn | 2006-03-15 11:04 | NYライフ
日本人の自己主張
昨日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日米戦で後味の悪い判定があった。8回表、3対3、日本の攻撃、1アウト満塁からレフトフライで3塁ランナーがタッチアップ、ホームを踏んで勝ち越した。その後、アメリカ側がタッチアップのスタートが早かったと抗議をし、一度は3塁塁審がセーフのゼスチャーをしたものの、しばらくテレビから目を離していたらアウトに変わっていた。。。これは単なる際どいプレーの判定ではなく、一度決定した判定が抗議によって覆されるという、非常に珍しいケースだ。

野球はあまり詳しくないのだが、ESPNが流すビデオを見る限り、捕球より早く体重移動はしているものの、ベースから足が離れるのは捕球後だったように見える。しかし、ESPNの解説者は「あれは確かにアウトだ」といったコメントを展開。

日本のメディアは、感情を挟まずに淡々と「判定が覆りました」的な伝え方をしているが、アメリカのメディアは、USA TODAYが「判定は間違い」と断言し、New York Timesは「判定が覆ることは稀、友好的なWBCの雰囲気が変わった」と、アメリカ人である審判に批判的なトーンが目立った。また、審判がアメリカ人で、数年前にメジャーを解雇され、現在はマイナーリーグの審判である旨も強調されていた。ESPNの見出しで「日本は判定に不満」と書かれていたのはムカついたが。

f0081958_12274317.jpgこのプレイを見て、日本人の立場から「やっぱりアメリカは・・・」といった議論を展開するつもりは無い。気になったのは、日本チームのその後の対応だ。上記米紙では「日本は10分間に亘ってプレー続行を拒んだ」と報じたが、僕は王監督の紳士的な抗議の仕方、監督が諦めると同時にキャッチボールを開始する選手の姿に、日本人のスポーツマンシップ、潔さを感じた。

逆に、日本で開催された試合で日本人の審判から不利な判定変更をアメリカチームがされたとしたら、アメリカチームは同じように紳士的な態度を示しただろうか?アメリカの監督は冷静に抗議し、主張が通らないと分かったら、納得して引き下がっただろうか?いやいや、NHLの賃金交渉等を見る限り・・・。ゴネてゴネて、観客や相手チームの存在を無視し、ゴネ倒して何とか自らの主張を通そうとしたのではないだろうか?

極端な例だが、何年か前のオリンピックか世界陸上か何かで、2度目のフライング判定で失格となったアメリカの陸上選手が、抗議のためにトラックに1時間くらい寝転がって競技続行を妨害していたのを思い出す。あの時は、観客も彼に同情的だった。

今回の日本チームの対応を、アメリカ人はどのように受け止めたのだろうか?残念ながら、この点についてはメディアでは触れられてなかった。「判定の変更を認めたのだから、日本チームもあれはアウトだと思ったはずだ」といった誤った解釈がなされなければ良いが。あの場で日本チームがゴネ倒したら良かった、と言っているのではない。あくまで、「日本らしさ」が出たシーンだと思った次第。「潔い」と思う一方、異なる視点から見れば「交渉に弱い」ということになる気もする。

日本はスポーツの世界で、欧米の「圧力」に押し切られてきた歴史がある。日本のお家芸である柔道では体が大きくて力の強い選手に有利になると言われた「効果」が導入され、以前は日本人選手が活躍したスキージャンプでは身長の高い選手に有利となるスキー板の長さ規制が導入された。当然、日本は反対意見を表明するものの、無視されたりいなされたりして、結局は欧米の思いのままの変更が加えられてきた。

ビジネスや政治の世界でも同じことが言えるのではないだろうか。例えば、国際的な会計基準を検討している国際会計基準審議会(IASB)では、日本の主張はことごとく無視されていると聞く。日本人をタフネゴシエーターだと思っている人は世界中どこにもいないだろう。クラスメートの一人は「オランダ人と中国人とだけは交渉したくない。奴らと交渉しても翌日には平気で「忘れた」とか言うからな。その点、日本人は「紳士的」でいいよ」と言っていた。「紳士的=簡単にねじ伏せられる」ということなのかどうかは分からないが、少なくとも政治の世界ではそのように解釈されていると思う。日本のビジネスも国際化が進んでいる中で、色々と考えさせられるシーンだった。
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# by nycyn | 2006-03-14 12:35 | 雑感
春?
最近、急に気温が高くなってきた。確か先週は最高気温(摂氏)がマイナスの日もあったと思うが、数日前から20℃前後の日が続いている。ニューヨークは日本よりも寒暖の差が激しく、ニューヨーカーはそれに合わせて機動的に服装を変えているようで、先週はダウンジャケットに毛糸の帽子の人が多かったが、昨日町を歩いていたらタンクトップの人が何人かいた。ちょっとやりすぎだろ!

昨日はとても気持ちの良い天気だったのでアパートの屋上に上がってみると、僕と同じようにこの天気を楽しんでいる人が既にいた。

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左:エンパイアーステートビルを眺めながら昼寝してる兄さん
右:地べたに寝転がり腹を出しながら大声で電話してる姉さん

この屋上からの眺めはすばらしく、とても気に入っている。
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一転して今日はぐずついた天気、日曜なので人通りも少ない。家で地味に宿題&試験対策をやっているが、こんな天気じゃ外出してもつまらないので、これからジムで汗を流してこよう。
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# by nycyn | 2006-03-13 06:02 | NYライフ
ビジネススクール
f0081958_11553146.jpg僕は普通のMBAではなく、仕事をしながらMBAを取得するプログラムに通っている。授業の回数は少ないが取らなければいけない単位の数は同じなので、授業でカバーできない部分は宿題でやることになる。先日は3日間(授業回数6回)しか受講していない科目について中間試験があった。
なので、平日の夜と早朝、そして週末は勉強していることが多い。せっかくのニューヨーク生活を満喫したいところだが、中々そうもいかない。

f0081958_11563717.jpg特徴としては、生徒の年齢層が高いこと。フルタイムMBAだと20台が中心だが、僕のクラスは30台中心。結構シニアな人もいて、会社の社長から大手投資銀行のManaging Directorクラスまでいる。

現在受講しているのは以下の4科目。

※写真と本文は関係なし。



○会計
会計処理といった基本的なものに始まり、次第に財務分析に移っていく。当然、アメリカ会計制度(FSAB)ベースの講義だが、日本の会計制度とさほど変わらないので、今のところあまり苦労していない。教授がフランス語圏の人らしく、彼の英語は強烈に聞き取りにくいが、得意な科目なので半分しか理解できなくても何とか助かっている。教授の趣味なのか、流行の倫理的観点からなのか、会計制度を悪用・曲解した事例の紹介が多い。

○統計
分散や正規分布といった超基本的なものから学習するのと並行して、これらを実務に反映させたケーススタディを行う。授業数が限られているので授業中にケースを議論することは少なく、スタディグループで議論してペーパーにまとめるのが中心。会計同様、用語が異なることを除けば統計はどこで学んでも同じなので、こちらもあまり苦労していない。良く聞く話だが、アメリカ人は本当に数学が苦手で、10点満点の小テストで0点を取った生徒が複数いたらしい。教授はコメディアンのような人で、毎回ゲームをやっては勝者に自作ビールを贈呈している。アメリカ人はこの手の教授が大好きなようだ。

○経済
需要と供給のバランス等、基本的なミクロ経済を学びながら、ケーススタディを行う。経済学部出身なのだが、大学時代はあまり勉強していなかったため、新鮮な印象を受けてしまう。経済の基本を理解することが重要なのは百も承知だが、極端な前提条件が多すぎるため現実離れした感があり、少し冷めた目で見ている。ただし、イスラエル人の教授の説明が面白くて分かりやすく、日本のような理論をひたすら説明するような形式ではないので、楽しく受講できている。一方、彼は非常に厳しく、くだらない質問をすると露骨に非難するので、アメリカ人からは嫌われている。

○リーダーシップ
何と訳したら良いのか分からないが、Leading & Managing in Organizations というクラス。組織の中でマネジャーがどのように振舞うか、みたいなやつで、ケーススタディが中心。「組織の調和」がクラスのテーマで、企業文化、報酬、人脈形成のあり方みたいなものを議論するのだが、非常にソフトな内容なので明確な答えはないはずなのに、強引に答えを出そうとしているような感がある。なお、組織の調和と言っておきながら、最後には自分の出世、転職の成功といった価値観が見え隠れするため、アメリカ個人主義の根強さを感じる。ケースを読んだり議論する中で、英語の細かいニュアンスが分からないことが多く、今学期で最も苦労している科目である。

4科目中2科目が数字系の授業なのでまだ良いが、リーダーシップのようなフワフワした内容の授業が増えてくると、今よりずっと苦労しそうだ。
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# by nycyn | 2006-03-12 12:01 | MBA
日米比較
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日本とアメリカの違いについてアメリカ人から質問されることがある。思いつくものを全て挙げるときりが無いが、僕が感じているアメリカの主な特徴は以下の通り。

○合理的
日本で合理的と言われていた僕にとっては居心地が良い。

○フレンドリー
見知らぬ人と突然会話が始まることも少なくない。

f0081958_2372392.jpg○多様性、寛容さ
異質なものを受け入れる体制。本音では日本と同じように同質のものを好むような気がするが、少なくとも表面的には異質なものを受け入れている。

△お金が全て?
大金を稼ぐことに対する後ろめたさが無く、行動パターンが分かりやすい。過剰な拝金主義はどうかと思うが。

△ポジティブ
失敗を恐れずにチャレンジ。逆に、慎重さが足りない、楽天的すぎ、と思うこともある。

×自己中心的、無責任
権利と義務のバランスが取れていない。個人主義の弊害か。

×いいかげん、がさつ
細かいことに気を配れない。「合理的」の裏返しかも。

×過剰消費
アメリカ人の消費は半端ではない。

×メシがまずい
でも、ハンバーガーだけは旨い。

ニューヨークに住んで2年弱になるが、良く考えてみるとニューヨークについては「多少」知っているものの、決して深く理解しているわけではなく、さらにアメリカ全体については殆ど知らない。そもそも、こんなに大きな国をまとめて捉えることはナンセンスかもしれない。先日の新聞に「ニューヨークの若年層人口の半分以上は移民」との記事があったが、こうなってくるとNYはNYであって、NYをアメリカの一都市として捉えるのは適当ではないと思う。したがって、上記もアメリカというよりはNYの断片的な特徴なのだろう。

当然だが、上記には個人差があり、(暗黙の)階級社会のアメリカにおいては階級によって全然違ってくる。日本人の中でも上記とは全く異なる見方をしている人もいるだろう。また、昨年日本に帰国した際に思ったが、日本が徐々にアメリカに近づいてきているような気もする。

いずれにせよ、これら日米(NY)比較については追って詳しく書いていきたい。
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# by nycyn | 2006-03-11 23:12 | 雑感
ブログ開始
数年前まで、まさか自分が海外勤務をするなんて思っていなかった。
海外在住経験なし、海外旅行も英語圏はグアムのみ、英語は大学受験以来ごぶさた、外人との会話経験なし・・・。
英語とは無縁の人生を送ると思って30年間生きてきた。

ところが2年前、突然ニューヨーク勤務が実現し、同時にMBAを受験することになった。
渡米時のTOEFLは180点・・・険しい道のりを全力で走る。
そして05年の夏、奇跡が起きた!

一度は不可能だと思った。
しかし今では、恵まれた環境で仕事と勉強が出来ることに感謝しつつ、会社と学校のバランス確保に苦労しながらも有意義な時間を過ごしている。

そこで、以前から始めようと思いながら先延ばしにしてきたブログを、漸く始めることにした。
ブログを書く理由は3つ。

①せっかくNYに住んでいるので、その時々に感じたことを文字として残しておきたい。
②ブログのネタを探す習慣により感性が豊かになる?
③交流関係が広がる??

過去の記憶を掘り起こす一方、見たことや感じたことを少しずつ残していきたい。

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- Montego Bay, Jamaica -
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# by nycyn | 2006-03-10 12:35 | その他