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2007年 10月 17日
近々、日本へ帰国することになりました。 NY生活の最後にあたり、3年半を振り返ってみたいと思います。 僕は2004年の春に渡米し、米国の金融に関連する仕事をしてきました。 当時、日本経済は長期低迷から抜け出せておらず、その前年には長期金利が0.5%まで下がる異常な状況でしたので、伝統的な投資活動に携わる人にとっては辛い時代でした。 一方、米国経済はドットコム・バブルの後遺症から立ち直り、日本とは対照的なその力強さが印象に残っています。 かかる状況下、米国にて金融の最先端を走る超一流の人達と一緒に仕事をする機会を得て、米国経済のダイナミズムを肌で感じることが出来たのはとても幸せでした。 僅か数年で全てを理解・会得することは到底不可能ですが、日本企業にとって学ぶべき点が多くあることは理解できたと思います。 また、偶然ではありますが、クレジット関係の混乱からM&A活動が下火になった時期に帰国が決まったのも、僕にとっては良いタイミングだったと思っています。 今後は、このような時期に米国に身を置いた者として、それを何らかの形で日本経済発展のために役立てて行きたいものです。 ビジネススクールへの留学も得難い経験となりました。 外国人と接する機会が少なかった僕にとって、ビジネススクールでの出来事は全てが新鮮で刺激に満ちたものでした。 彼らが何を考え、どのような価値観で働き、米国企業では何が行われているのか、好不況の波の中でどのように対処してきたのか、これらを理解するヒントは得られたと思います。 ファイナンスを中心とした知識は当然重要ですが、授業以外で同級生との交流を通じて得られたものも少なくなかったと感じています。 仲の良かった同級生とは卒業後も食事をし、今後も続くであろう友情を確認することが出来ました。 帰国後は彼らと会う機会が少なくなりますが、彼らが仕事やプライベートで来日する機会もあるようなので、その時に少しでも成長した自分の姿を見せられるよう努力したいと思います。 一方、仕事や留学を通じてNYのマイナス面に触れる機会も多々ありました。 渡米当初はそうした事に腹を立てることもありましたが、徐々に善悪合わせてNYなんだと考えることが出来るようになり、その後はNYでの生活がとても楽しくなりました。 また、月並みですが、NY生活を通じて日本の素晴らしい面を再認識するに至り、日本人としてのアイデンティティをより強く持つようになりました。 僕は30歳を過ぎてから渡米しましたが、もっと早くにこのような経験をしていたら人生が変わっていたかもしれないと思う時があります。 米国に限らず、異国での生活・勉強・仕事に興味のある方は可能な限り早い段階でそれを実現されることをお勧めします。 その結果、米国を永住の地に選んだり二度と訪れたくないと思ったりするのは人それぞれだと思いますが、いずれにしてもその判断は早い方が良いと思います。 僕の場合は少々遅かったとは言え、このような機会に巡り合えたことに感謝しています。 生活面においては必然的に仕事と大学が中心となりました。 特に渡米後の1年間はプライベートの時間を楽しむ余裕は無く、1ヵ月間、週末も含めて職場とアパート以外の場所に行かないこともありました。 それでも、日本では大学受験を含め真剣に勉強をした事が殆ど無かったので、これも良い機会だと思って仕事と勉強に集中することにしました。 長い人生における僅か数年間だと割り切ることでストイックになれたんだと思います。 一方、大学入学後はしばらく苦労したものの、余裕が出てきた後半は私生活も徐々に充実してきました。 ブログを始めたのはその頃です。 この段階になると、仕事が終わってから自宅で勉強することも苦にならなくなりました。 一時期、勉強に集中できるフルタイムの留学生を羨ましく思うこともありましたが、職場に籍を残すことで得られるメリットを肌で感じられるようになったことで、気持ちに余裕が出てきたように思います。 最近はゴルフにはまり、昨年までの通算ラウンド数以上をこの数ヵ月間でやりました。 仕事や勉強もそうですが、何事も集中して取り組む期間が無いと実力はつかないものだと思います。 当初の想定ほどスコアは向上しませんでしたが、仕事でゴルフをする機会があっても相手に迷惑をかけない程度には上達したと思います。 帰国することが決定的となってからは、ゴルフ以外にも色々やりました。 今更ながらNY観光をしたり旅行したり、仕事も大学もありましたが時間を惜しんで楽しい事を優先してやりました。 遊びすぎという批判の声も聞こえてきそうですが、仕事や勉強に集中する期間がある一方でこういう時期があっても良いと思っています。 ブログについては、結構な時間を割いて投稿してきました。 始める前は拙い文章を人目に晒すことに抵抗がありましたが、次第にそうした感覚も無くなり、便利なコミュニケーション手段として投稿を楽しむことが出来ました。 「仕事や勉強があるならブログなんか書くなよ」とか「実はヒマなんじゃないの」という事を言う人もいましたが、忙しい中で書くからこそ得られるものがあると信じて続けてきました。 当ブログ最初のエントリーにおいて、ブログを始める目的を3つ書きました。 ①せっかくNYに住んでいるので、その時々に感じたことを文字として残しておきたい。 ②ブログのネタを探す習慣により感性が豊かになる? ③交流関係が広がる?? ②は良く分かりませんが、①と③の目的は達成できたと思っています。 特に、ブログを通じて得られた友人と過ごした時間は、僕のNY生活後半において大きな位置を占めていました。 いつの間にか Salon de New York なるコミュニティが形成され、ゴルフや食事で楽しい時間を過ごすだけではなく、お互いの仕事の話を通じて刺激をもらったりもしました。 また、遠方に住む方ともブログを通じてお知り合いになり、彼らの出張等に際してNYでお会いする事もできました。 そして、ブログとは関係の無い友人も加わり、人の輪は更に広がっていきました。 こうして得られた友人は僕の財産であり、今後も変わらぬ交友関係を続けていければと思っています。 なお、ブログは帰国を機に終了し、本日が最後の書き込みになります。 理由は、前述の通りブログのテーマがNYだったこと、NYに関連しない文章や写真によるエントリーで読者の興味を引くことが自分に出来るとは思えないこと、時間的なコストが無視できないこと等、これらを考慮して決めました。 継続することによるメリットもあるとは思いますが、ブログはあくまでNY生活の一ページとして区切りを付けたいと思います。 帰国後は新しい分野での仕事を開始することになります。 約10年間に亘って携わってきた金融の世界から離れるわけではありませんが、これまで以上に創造的な仕事に期待と不安が交錯しています。 また、ビジネススクールでの経験・知識を活かし易い仕事でもあり、少なからず海外出張もありそうです。 これまでとは違った意味で忙しい日々を送ることになりそうですが、仕事に忙殺されることなく久しぶりの日本での生活を楽しみたいと思います。 最後に、当ブログをご覧頂いていた方にはとても感謝しています。 僕は三日坊主タイプではありませんが、早々にブログを止めるとしたらネタ切れか誰も読んでくれなくなった時だと思っておりました。 今まで続けてこられたのは読者の方々からアクセスやコメントを頂いたおかげだと思います。 いつか、どこかで、お会いすることがあるかもしれませんね。 そんな期待を抱きつつ、NewYorkScenery を終了させていただきます。 どうもありがとうございました。 nycyn ![]() 2007年 10月 16日
過去ブログに載せた写真に少し追加してスライドショーを作りました。 全て音楽付きです。 ニューヨークの空(昼) ニューヨークの空(夕) ニューヨークの空(夜) ニューヨーク生活(1) ニューヨーク生活(2) ニューヨーク生活(3) プラハ・ウィーン・ザルツブルグ アルーバ ブエノスアイレス アンギラ・セントマーチン 2007年 10月 13日
今回はベルベデール城から更に北上。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() この後、このまま坂を上って通っていた大学へ。 30℃を超える猛暑の中、地下鉄を降りた53丁目から116丁目まで直線距離で6kmくらい、蛇行しながらだったので7~8kmを3時間かけて歩いた。(東京~新宿くらいか) 普段ゴルフ場で歩いているとは言え、結構疲れた。。。 それにしても、やはりセントラルパークはでかい。 全部見てまわるなんて到底不可能だ。 今回は この辺り の写真。 (おしまい) 2007年 10月 12日
今回はシープメドウから北上。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回は この辺り の写真。 (続く) 2007年 10月 11日
最近はすっきりしない日が多く、気温も湿度も高めで透き通った青空を見る機会が殆ど無い。 こういう天気の時に写真を撮ってもイマイチな事が多く、少しでも露出が合わないと空の色がどんよりしたり真っ白になったりするので、何度も撮り直す必要あり。 普段はテキトウに撮っても綺麗な空の色が出せるNYとは違い、東京で空の写真を撮っている人はさぞかし大変だろう。 先週末も空一面にガスがかかったような天気だったのだが、それでも最近にしてはマシな方だったので、セントラルパークを散歩。 実はセントラルパークには数える程しか行ったことがないので何処に何があるのか分かっておらず、地図も見ずに思いつきでだらだらと歩いてみた。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今回は この辺り の写真(右下から左上へ)。 (続く) 2007年 10月 09日
NYの郊外に Woodbury Common という大規模なアウトレットがある。 出店数は約220にのぼり、GucciやFendiといった僕には縁の無いブランドからGapのようなメーカーまで色々ある。 そんなウッドベリーに先日行ってきた。 過去に数回行ったことがあるのでどこに何があるかは大体分かっていて、サイズ的に対象外だったり好きじゃない店には入らない。 だから見てまわるのはせいぜい20店くらいで、お気に入りはバーニーズやブルックス・ブラザーズ、その他ナイキやプーマなどのスポーツメーカー。 アウトレットというだけあって置いてある商品は30~70%引きくらいで、たまにタイムサービスをやっていることもある。 今回は初めてフェラガモの靴を買った。 僕の足は幅広・甲高という典型的な東洋人の足なので洋モノは合わないと決め付けていたんだけど、先日飲んでいる時に友人に強く勧められたこともあって試着してみたら、通常の幅(D)に加えて幅広タイプ(EE)もあって結構いい感じ。 その友人曰く「皮が柔らかくて徐々に自分の足の形に馴染んでいく」らしいので、履き慣らしていくのが楽しみ。 アメリカの紳士服・靴では僕のサイズは下限に近いので気に入ったものがあってもサイズが無いことが多いけど、今回は運良くぴったりのサイズがあって良かった。 ![]() ウッドベリーでよく見かけるのが、アジア人女性の集団である。 中国人や韓国人に加え、日本人女性の姿もちらほら。 コーチのような日本人に人気のところは店内で日本語が飛び交っていて、日本人の店員もいるらしい。 観光客っぽい人も沢山いて、中にはスーツケース持参で高級ブランドのバッグやルクルーゼの鍋をその中に大量に詰めて帰っていく人もいる。 彼女らの会話を聞いていると、「特別コレが欲しいわけじゃないんだけど、日本で買うより安いから買っておく」という価値観を持った人が多い気がする。 個人的には「いくら安かったとしても、それ程欲しいと思っていないなら買わなくてもいいじゃん」と思うんだけど、ウッドベリーにいる人たちはそうでは無い人が多いようだ。 個人差はあるんだろうけど、一般的に女性が買物をする時は男性よりも「おトク感」を重視しがちだという話を聞いたことがある。 実際に得する訳じゃなくても「おトクな感じ」がする商品を目にすると、経済合理性の観点からは?であってもおトク感に釣られて買ってしまうことがあるらしい。 この日はやたら暑かったので木陰で休んでいたら、日本人女性の4人組が全員コーチの袋を持って歩いているのを見かけて、そんな事を思った。 ![]() 2007年 10月 02日
ミュージカルはあまり見ないんだけど、先日久しぶりに行ってみた。 初めてのやつを見ても良かったんだけど、渡米直後に見たミュージカルをもう一度見てみるとどんなもんかと思い、Mamma Mia を選択。 3年半前は英語を殆ど聞き取ることが出来ず、ストーリーは理解できるものの実際は歌と踊りだけ「眺めた」という感じだったのだが、さすがに今は楽勝だろうと思って聞いてみると、半分くらいしか聞き取れなかった。。。 こんなもんか、いや、これではまずいのか…、まあ、これが現実なんだろう。 ストーリーは変わっていないものの出演者はほぼ全員変わっていたので、見終わった時の印象は少し違うものだった。 母親役の歌が前回より良かったり、男性の歌がイマイチだったり、主役の女性がちょっとデ○だったり… いずれにしても、同じミュージカルなのに演じる人によって結構違うんだなと思った。 また、僅か3年で殆ど総入替えになる世界の厳しさも実感した。 時の移り変わりは速いもんだ。 ![]() 今日の昼間、銀行に行った帰りにビジネススクールの同級生に偶然会った。 彼の職場はこんな場所じゃないはずなのに何で?と思って聞いてみると、うちの隣のビルに入っている会社に転職したとのこと。 彼は元々医療系の会社で働いていたのだが、今は製薬会社等へのファイナンシャル・アドバイスを行う会社にいるらしい。 専門である医療系の知識にビジネススクールで学んだファイナンス系の知識をプラスし、早速それを活かせる職を得たというわけだ。 そう言えば、彼は一貫してファイナンス系のクラスを受講していた。 その計画性、機動性、行動力には感心するばかり。 8月くらいから他の同級生からもメールアドレス変更のお知らせがちょくちょく届いている。 転職に伴ってこれまで使っていた会社のアドレスが使えなくなるので、新しい会社のメールアドレスを通知するのが目的。 みんなすっかり新しい会社の人になっていて、先日もある同級生から「新しい会社で日本の会社と一緒に仕事をするんだけど、○○って日本人的にどう思う」みたいなメールが届いた。 卒業式からまだ1ヵ月もたっていないのに、彼らと話していると時間がすごいスピードで流れているように感じる。 転職する予定は無いけれど、今日会った彼のような話を聞くと良い刺激になる。 ゴルフのヘッドスピードを上げる事には余念が無い僕だけど、時の流れのスピードにも置いていかれない様にしたい。 ![]() < 前のページ次のページ >
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