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大晦日

NY時間ではまだ30日、明日が大晦日。
NYの大晦日といえば、タイムズ・スクエアで行われるカウントダウンが有名で、ものすごい数の人々が見物に訪れるらしい。

僕は過去2回NYで大晦日を迎えたけど、まだ一度もカウントダウンに行ったことが無く、たぶん今後も行かない。
なぜなら、そういった恒例行事にあまり興味が無いのと、人ごみが嫌いだから。
日本からわざわざカウントダウンを見に来る人に怒られそうだけど。。。

カウントダウン会場はうちのアパートから歩いてちょっとのところなんだけど、当日は午後4時くらいに会場周辺の道路が封鎖され、その時間までに封鎖されたエリア内に入っていないとカウントダウンを見ることは出来ない。
つまり、カウントダウンを見たかったら4時までには会場周辺に行き、寒い中8時間も待たなくてはならない。
公衆トイレは無く、マクドナルドのトイレを使えるという噂もあるけど、身動きが出来ないほど混雑するので、そこまで辿り着けるという保証は無く、マクド側がトイレの使用を禁止する可能性もある。
さらに、メインのミラーボール?が降りてくる43丁目付近は人気なので余程早く行かないと場所が確保できず、4時ギリギリに行くとかなり遠くから見る羽目になるらしい。

これだけの悪条件が揃えば僕は絶対に行きたくないんだけど、それでも見たいという人が沢山いるらしい。
みんなタフだなあ・・・

ということで、大晦日はそんな混雑したマンハッタンを離れ、NY郊外の閑静な友人宅でゆっくりと過ごす予定。
カウントダウンはテレビでちらっと見ればいいや。


ところで、大晦日といえば、僕にとって重要なイベント、格闘技がある。
僕はかなり昔からの格闘技ファンで、視力が悪いから諦めたけど、子供の頃はボクシングや空手など、打撃系の格闘技をやりたいと思っていた。
だから、PRIDEやK-1はほぼ欠かさず見ている。

f0081958_10412924.jpg何でNYでPRIDEとかが見られるかと言うと、日系のレンタルビデオ屋が貸し出しているから。
このビデオ屋はマンハッタンに何軒かあるんだけど、日本で放送された人気番組を録画し、それをNYでコピーして貸し出している。
法的な問題をどうやってクリアしているのかは知らないけど、ドラマやバラエティ等、メジャーな番組は全て放送から3日後くらいにはビデオ屋の店頭に並んでいる。
しかも1本2~3ドルと手頃なので、NYに住む日本人の中にはビデオ屋に毎日のように通い、日本にいるのと変わらないテレビ生活を送っている人もいるらしい。

僕はこのビデオ屋をあまり利用したことが無いんだけど、格闘技だけは全て借りて見ている。
今年はPRIDEとK-1があり、たぶん1/4頃には店頭に並ぶはずだから、今からそれを見るのを楽しみにしている。
それまで各対戦の結果をニュースなどで見ないようにするのが結構大変なんだけど。
結果を知っている人は言わないでくださいね(笑)


そんなこんなで、NY3回目の年末年始も地味に過ぎていきそうだ。
皆さまもよいお年をお迎えください。

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by nycyn | 2006-12-31 11:14 | NYライフ
教育改革

今日、金曜日で今年の仕事もおしまい。
米国では元旦が休みになるだけで2日からは通常通り仕事が始まるので、年末を迎えたという風情はあまり感じられず、当然納会のようなものも無い。

とは言え、やはり最終営業日ということで職場はのんびりモード。
僕もそれに便乗して、今日は殆ど仕事をしなかった。
ニュースをチェックしたりメールしたり、長めのランチを取ったりしてだらけた一日を送った。
休暇明けの今週は飲み会が続いて疲れていたこともあり、会社を早く出て髪を切り、観光客で異常に混雑した道を避けて車道を歩いて帰宅した。


そんなダラダラの午前中にエコノミストの記事を読んでいたら、日本の教育改革の記事が載っていた。
タイトルは"The wrong answer"で、要約するとこんな感じ。(原文は一番下)

各国の子供の学力を測定するテストにおいて、日本は年々順位を下げている。
親は子供のいじめや自殺の問題を心配している。
こうした事態を受け、政府は次の選挙対策として「何でもいいから」何か対応しなくてはと焦っている。
政府が考えている教育改革案は、変化の早い情報社会や国際化に対応するものではない
文部科学大臣は、国の歴史・文化の深い理解に加え、正しい日本語の習得を最重要課題に挙げるとともに、国会では学校で愛国心を刷り込むことを求める法案を可決した。
日本経済は過去数十年で大きく様変わりしている一方、学校のシステムやカリキュラムは60年前から変わっていない。
このカリキュラムは「生産ラインで文句を言わずに長時間働く子供を養成する」ことを目的としており、言葉や数式の暗記に重点が置かれている。


僕は教育についての知見は広くないし普段あまり考える事も無いんだけど、日本語じゃなくて外人が書いた英語のニュースで見ると、何故か考えさせられてしまった。
また、小学校時代は一度も家で勉強したことが無く、クラス平均以下の成績しか取れなかった僕が小学校教育について述べるのは説得力が無いかもしれないけど、この記事を見ると何も考えずにはいられない。
特に、海外で生活している者として、英語教育については一言モノ申したい。


小学校における英語教育の必要性について、個人的には是非ともやるべきだと思う。
反対派の人達は「英語をやる時間があったら日本語を完璧にしろ、英語なんかやったら日本語が更に乱れる」と言うが、ここで言う「日本語の乱れ」とは何だろうか。
敬語が適切に使えなかったりコミュニケーションが上手く取れない人が増えてきていると言われるが、これは日本語の問題じゃなくて精神・姿勢の問題だろう。
一方、仮に「乾坤一擲」「不惜身命」といった関取の口上のような言葉を知らないことを持って「日本語の乱れ」と言っているのであれば、別に構わないのでは、このような言葉を遍く全ての人が知っている必要は無い、やりたい人が大学などで勉強すればいい、と思う。

暗記中心の勉強に関しては、暗記の全てが悪いとは思わない。
特に、算数において暗記は必須だと思うし、九九を二桁×二桁までやっている国もあると聞く。
一方、社会のような科目において、例えば年号を暗記したりするようなものは不要だと思う。

だから、限られた時間の中で何を足して何を削るのか、という議論を十分に行えば、「英語教育を開始すると・・・」という議論はある程度解決するはずなのである。
個人的には、絶対的な勉強時間をもう少し増やしても良いのでは、とも思うけど。(←勉強していなかったお前が言うな)


それよりもむしろ、こういう技術論に入る前にある「何のために英語を勉強するのか」という部分に問題があるのではないか。
これだけ国際化が進む中で、世界最高のスピードで高齢化が進む日本が世界第二位の経済大国の地位を維持・向上させるためには、成長の源泉を海外の市場や人材に求めるのは当然の流れ。
にもかかわらず、高齢の政治家を中心として英語教育の早期化に後ろ向きなのは、導入を阻止するインセンティブがあるのではと考えてしまう。
例えば、十分な英語教育を受けていない世代が職を失うとか、海外の安価な労働力に対する参入障壁となっている日本語オリエンテッドな産業界とか・・・
この不利益を被る人達が選挙の結果を左右していて、政治家が次の選挙のことだけを考えていたとしたら、日本にとってこんな不幸なことは無い。
会社経営もそうだけど、あと数十年(十数年)でこの世(会社)を去る人達が多くの物事を決めている現状では、日本の将来のことを考えろと言っても難しいのかなあ・・・(言いすぎ?)
だから、英語教育導入反対の理由に「日本語が・・・」と言っている人達は、こうした「本当の理由」を隠しているだけだと思っている。

他には、実践的な英語を教えられる教師がいないという問題もあるけど、人材を海外に求めればすぐに解決する話。
ただし、これによって不利益を被る人達による政治力がここでも問題になる。(教師の団体の政治力が強いのかどうかは知らないけど。)

こうした考え方に基づけば、「日本の長期的な将来利益」と「制度を作っている人達の利益(選挙での当選)」が一致していないところに問題の根源がある。(ビジネススクールでよく出てくる"Mis-alignment of interests")
この「利害の不一致」を解決するためには・・・という議論を始めると政治の話になってしまうが、日本の英語教育推進が進まない大きな理由はこの部分にあると勝手に思っている。
また、先日書いた宗教の話じゃないけど、過去数千年に亘って実質的な鎖国状態にあった島国ニッポンの歴史を考えると、外国との本格的な交流につながる英語教育強化には多くの人が及び腰になってしまうのかもしれない。


じゃあ、どうすれば良いのか。
諦めるわけじゃないけど、必要に迫られてからしか実現しないと思っている。
将来予想される不況、人材不足、空洞化、年金財政破綻・・・、何がきっかけになるか分からないけど、外国人労働者を受け入れざるを得ない事態を迎え、英語教育を強化せざるを得なくなる、というシナリオ。
あまりに悲観的じゃないか、というご意見もごもっともだけど、僕はそれくらい政治に対して無力感を感じている。
まあ、先日NYから帰国した友人が政治を変える(お手伝いをする)ためにがんばってくれるだろうから、それに期待しようかな。


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エコノミスト記事
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by nycyn | 2006-12-30 13:11 | 雑感
Aruba

f0081958_1211585.jpg先週、Aruba(アルーバ、日本だとアルバ)に行ってきた。
日本ではあまり馴染みが無いかもしれないけど、Arubaはカリブ海の南、南米(ベネズエラ)のすぐ北にあるオランダの自治領で、アメリカではメジャーな休暇先として知られている。


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「何でArubaなの?」と何人かに聞かれたけど、理由は「何となく」。。。
僕はかなりのビーチリゾート好きで、今まで結構沢山のビーチに行ってきたけど、ビーチの良し悪しは実際に行ってみないと分からないというのが印象。
だから行き先を選ぶ際、賑やかさとか気候以外の情報をガイドブックから得るのは難しいと思うので、僕は「何となく」直感で決めることにしている。
ただ、唯一の条件は「NYからの直行便があること」。

というわけで、グーグルマップでカリブ海の国々を見ながらKayakで直行便の有無や値段を調べていたら、Arubaが候補に上がったというわけ。
今回もいつものようにNY-Aruba直行便の「値動き」を観察し、往復で370ドルまで下がったところでダン、我ながら絶妙なタイミングだった(笑)
アメリカは12/23(土)から年末(年始)まで休暇を取る人が多く、23日以降は飛行機もホテルも5割増くらいの料金になるため、僕は23日に帰ってきたというわけ。
因みに、↓は明日発のNY-Aruba便の価格チャートで、予約時期によってこれくらい価格が変動するので、タイミングはとっても重要。
まあ、数十ドルを節約するために多大な労力をかけようという気は無いんだけど、遊び感覚でやっていると結構面白いので、興味がある人はぜひやってみてください。
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で、そのArubaはとっても良く、今まで行ったビーチリゾートの中では一番かも。
今回は小さめのホテルを選んだことと時期的な要素もあって人があまりおらず、程よい風が吹いているので暑すぎることもなく、何より海がすごく綺麗だった。
以下の写真では海も空もかなり青いけど、これはカメラのせいではなく、本当にこんな色をしている。

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また、風のせいで雲の動きが早く、特に夕方は色々な空模様を見せてくれるので、空好きとしてはカメラが手放せなかった。

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上の地図からも分かる通り、Arubaはとても小さな島なので、車だと2時間弱で一周できてしまうほど。
メインの通りを外れると未舗装の道が多く、整備されていない道も結構あるので、そういう部分を走っている時は胃下垂になるかと思うほど。
最初はケチって安い小さな車を借りようかとも思ったんだけど、レンタカー屋のアドバイスに従って4WDにしといてよかった。
また、島のはずれの方に行くと殆ど人がいないビーチがあって、そこでのんびりしている時はArubaに来た幸せを感じることができた。

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基本的に、ビーチリゾートに行く目的は「何もしないでのんびり」なんだけど、たまには活動もしてみたくなるので、ドライブに加えてシュノーケルなんかもやってみたり。
水の透明度が驚くほど高いので、しましま模様や蛍光ブルーの魚(名前不明)がそこらじゅうにいて水中の南国ムードを演出していた。

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そんな楽しい一週間を過ごしたArubaはかなりオススメのリゾートだと思う。
日本からは遠いので知名度は低いかもしれないけど、それでもジャマイカにはかなりの数の日本人が毎年行くらしいので、時間的には殆ど変わらないArubaも検討してみてはいかが?
僕はジャマイカにも行ったことがあるけど、個人的にはArubaの方がずっといいと思う。
また、NYにいる人は直行便4時間強で簡単に行けるので、次の休暇の際はぜひ。



帰りの飛行機からも嬉しい光景が・・・
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そんな美しい国Arubaだったので、撮った写真の数は600枚以上に。。。(←アホ?)
あまり沢山写真を貼るとブログが開かなくなるので、

初ムービー!

に挑戦してみた。
音楽付きなので、会社で見ている方はご注意を。
写真が多くて1曲に収まっていないのはご愛嬌。。。
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by nycyn | 2006-12-26 14:39 | 旅行・出張
クリスマスイブ

昨日、「脱出」から戻りました。
写真が大量にあって整理に時間がかかりそうなので、その前に今日の事を。


今日はクリスマスイブだというのに、また旅行から戻った翌日だけど、朝からゴルフ。
12月下旬にゴルフ?、という感じだけど、気温はかなり暖かくて、前日まで気温30℃の世界にいたにもかかわらず、普通にプレーすることができた。
なお、これで本当に今シーズン最後になるだろうから、存分に楽しんできた。

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ゴルフ終了後はうちのアパートで飲み。
ゴルフを一緒にやったメンバーに3名が加わり、計6名が我が家へ。

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メンバーは一番下が19歳と全体的に若く、6名のうち4名が初対面という、変わった飲み会だったけど、普段聞く事の無い話で盛り上がり、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。
また、メンバーはそれぞれが明確な目的を持って渡米していて、異なる分野で活躍する彼らに大いに刺激を受けた一日だった。

ただ、旅行疲れ・ゴルフ疲れのせいか、後半になると僕は半眠り状態に。。。


ということで、少し遅いけど、メリー・クリスマス!

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by nycyn | 2006-12-25 15:31 | NYライフ
脱出

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by nycyn | 2006-12-20 10:51 | 旅行・出張
その他

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by nycyn | 2006-12-17 11:45 | NYライフ
夕焼け

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by nycyn | 2006-12-17 11:38 | NYライフ
朝焼け

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by nycyn | 2006-12-17 11:32 | NYライフ
世界の宗教と戦争講座 ④

さて、今回はイスラム教。
過去分はこちら →


4.イスラム教

イスラム教の特徴として偶像崇拝の禁止がある。
神様は人間を超越した存在であり、その神様を人間が作るなんてとんでもない、神に対する冒涜である、という考え方。
これはキリスト教でもイスラム教でも同じはずだが、キリスト教では「神そのものではなくイメージだから良い」とされている。
なお、バーミヤン石窟の大仏をイスラム教徒が破壊したが、あれはタリバンという「ごく一部」の過激派が行ったことであり、全てのイスラム教徒がこのような破壊活動を行ってまで偶像崇拝を禁止しているわけではない。

厳しい食物規定もイスラム教の特徴であり、代表的なものに「豚肉を食べてはいけない」というのがある。
なぜ豚肉がダメなのか、実は良くわかっていないのだが、コーランに書いてあるからダメ、ということなのである。
イスラム教ではこのような細かい規定が全てコーランに書かれており、現代社会では合理的ではない規定も守らなければならないのである。
日本では「形式ではなく心で信じることが重要」といった考え方があり、キリスト教もどちらかといえばそれに近いが、イスラム教ではまず形式的なことをキッチリ守らなければならず、「形式的には戒律を守っていないけど心では信じている」というのは認められない。
大学の時にアルバイトをしていた居酒屋で、イスラム教の人がお客として来た時、焼き鳥盛り合わせの中に豚バラ串が入っているのを気づかずに一口食べ、豚だと気づいて涙目になったことがあった。(←焼き鳥盛り合わせに豚バラが入っているのは確かにおかしい。)
一方、その居酒屋の厨房で働いていたイラン人は豚キムチをバクバク食べていたので、この「形式主義」は人によってかなり差があるようだ。


その他、一日五回の礼拝や断食など馴染みの深いものもあるが、ザカート(喜捨、施し)の考え方が興味深い。
これは、豊かな人が貧しい人に施しを行う、しかも喜びを持って行う、というものである。
日本人が旅先でよく腹を立てることだが、イスラムやヒンズーの国にいくと人々が物乞いをしてくる、施しをあげたのにお礼を言わない、というのがある。
しかし、このザカートはコーランに従って行わなければならない「義務」である。
だから、物乞いをする人にしてみれば「ザカートを行うチャンスを与えてあげた」のであり、施しを受けてもお礼を言う筋合いは無いのである。
これは国と国の外交でも散見されることであり、国として援助を受けても感謝の気持ちを表さないことがある。

また、ザカートの別の側面として、援助を求める人には応じなければならない、というのがある。
例えば、道を尋ねられて「知らない」と答えたり、頼み事をされて断るのはザカートの精神に反することであり、知らない道を尋ねられたり、自分に出来ない事を頼まれても、知らない・出来ないとは言わず、出来る範囲で「何らかの対応」をしなければならないのである。
イスラム教徒ではない人にしてみれば単なる「嘘つき」だが、彼らにはその意識が無いので、この点は注意する必要がある。
ニューヨークにもいいかげんな人、安請け合いして結局何もしない人が沢山いるけど、彼らは全てイスラム教徒なのだろうか。(いやいや・・・)
また、横柄な態度で「タバコくれー」と言ってくる人がいるけど、僕はザカートのチャンスを与えられているのか・・・?


宗派に関しては、大多数を占めるスンニ派とシーア派に分かれる。
これはムハンマド(マホメット)の後継者を巡る争いの中で、後継者の地位を巡って争ったことが発端である。
スンニ派の主体はアラブ人(イラク等)であり、シーア派の主体はイラン人(白人)となっている。
イラン・イラクの対立はここに原点があり、「異教よりも異端の方が罪が重い」という言葉があるように、イラン・イラクは他の宗教よりもお互いを嫌っているのである。
イスラム教のような一神教では、同じイスラム教の中で異なる解釈を行っている宗派は許せない存在であり、場合によっては殺害してでもそれを撲滅しようとする。
ここで問題なのが、一部の過激派が拠り所としている「神の教えを守るための行為(侵略・殺害)は正義とみなされる」ことである。
もちろん、多くのイスラム教徒はこのような考え方を認めていない。

こうした考え方はキリスト教でも中世までは認められており、中南米の征服がその例である。
結果として、キリスト教徒は中南米の原住民の多くを殺害することで宗教・文化を破壊し、現在では全ての国がキリスト教を信じ、言語もスペイン語かポルトガル語になっている。
こうした征服・殺害を当時のカトリック教会が認め、むしろ推進していたところに一神教の恐ろしい一面がある。
宗教が征服・虐殺の理屈として使われる点は、オウム教の存在もあって、日本人に「宗教は恐い・不気味」というイメージを持たせる一つの要因になっていると思う。
日本にいる頃、極端な考え方を信じ込んでいる人のことを「あいつの考え方は宗教っぽい」などと言ったりしていたけど、アメリカでは絶対に言わないようにしている。(たまに言いそうになって慌てる。。)


イスラム教徒(パレスチナ)はユダヤ教徒(イスラエル)と激しく対立しているが、この原点は聖地エルサレムを巡る争いである。
呼び方は違っても同じ造物主を信じているイスラム・ユダヤ・キリストの各宗教は、全てエルサレムを聖地としている。
(ご都合主義の)キリスト教はともかく、イスラムもユダヤも戒律を厳格に守る宗教であることから、この聖地を他の宗教に渡すことは神の教えに背くことであり、絶対に出来ないのである。
だから、日本人から見ると「話し合えば・・・」と考えてしまいがちだが、これは原理原則を持たない人間の考えることであって、イスラム・ユダヤの両教徒にとってはあり得ない話なのである。
だから、エルサレムを巡る争いは、イスラム・ユダヤ・キリストの各宗教とは関係の無い第三者がエルサレムを管理することでしか解決されることは無いだろう。
じゃあ、仏教徒?ヒンズー?
いや、日本が存在感を発揮できる数少ない分野では?
ここは日本がエルサレムを管理するか・・・オランダ軍の護衛付きで。


* * * * * * *

この後も仏教とか儒教とかについて書いてあるけど、細かい話に終始してあまり面白くなかった。(←これ以上書かないための理由付けでもある。)

全体を通して、作者は宗教を悪い面から見ている印象を受けるが、これが一般的な日本人の感覚に近いのかな、と思った。
また、本を読み、理屈のうえで何となく理解できたとしても、宗教的な拘りや価値観に関する「温度感」を把握するのは難しいということが分かった。
出来れば別の機会に、違う作者が書いた宗教の本を読んでみたいと思う。


ということで、「世界の宗教と戦争講座」はこれにておしまい。
期末試験も明日でおしまい。

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by nycyn | 2006-12-16 14:05 | 雑感
Dice-K

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(Red Sox Official Site)


松坂のレッドソックス入りが決まったらしい。
ボストンに住んでいるクラスメートが現地情報をメールしてくれた。

nycyn,

The city of Boston has been very excited, today, over Daisuke Matsuzaka joining the Red Sox. (I understand that his Boston nickname is now “Dice-K.”)
Yesterday afternoon, all of the Boston news television shows were showing pictures of him, as he landed in Boston.

Good luck studying!
Best,
Alex

p.s. here is a t-shirt that already is for sale in Boston:
ボストンでの注目度はかなり高く、松坂Tシャツも既に売られているらしい。

また、ワシントンDCでも松坂への関心は高いようだ。
こんな顔して「マツザカはどうなった?」なんて質問したかと思うと笑える。。。

以上、にわかレッドソックスファンからの報告でした。
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by nycyn | 2006-12-15 07:22 | その他