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ボストン一人旅 (2)
昨日は偉い人が泊まるはずだったホテルのキャンセルとかフライトの手配とかで、結局寝たのは2時過ぎ。
ゆっくり寝るはずだったのに・・・

今日は一人で3社と順番に会議をしたけど、一人の方が気楽だし会話もスムーズだということが分かった。
いつも一人だといいんだけどな。

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(どの会社も受付横の窓からの眺めがすばらしい・・)


最初から僕だけだったらゆったりとしたスケジュールにしてたんだけど、かなりギリギリのスケジュールにしてたから、最後の会議が終わってから飛行機の時間まで1時間弱。
急いでタクシーに乗って空港へ向かい、掲示板に「定刻」の表示が出ていたからタバコも吸わずに慌ててチェックインとセキュリティチェックを済ませ、ゲートのところまで来たら、出発の10分前になって45分遅れの表示が出た。
こらー、遅れることはもっと早くから分かっていたんだから、「定刻」って表示すんなよ!
俺の喫煙タイムを返せ!

と、日本人なら言いたくなるところだけど、アメリカ人はあまり気にしていない様子。
乗客が全員ニューヨーカーだったらこうはいかないんだろうけど。
一度外に出てタバコを吸ってからもう一度セキュリティを通ろうかとも思ったけど、面倒だからやめた。

結局1時間遅れでボストンを出発。
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f0081958_12404574.jpg飛行時間は1時間弱で到着したものの、豪雨&雷&強風&ひょうのせいでNYからの飛行機が離陸できず、僕の乗った便も滑走路をうろうろ。
おーい、そこのゲート空いているんだからそこから降ろしてよ、と思ったけど、1時間以上も滑走路をうろうろ。
結局、その空いていたゲートのところから降りたんだけど・・・。
いま大学でオペレーションの授業を受けている僕としては、起こるべくして起こったんだな、ということが理解できた。

ということで、ボストン出張は無事終了。

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会議では色々面白いことがあったんだけど、残念ながらここには書けないから、一つだけ感心したことを紹介。

最後の会議の後、「この時間はタクシーが捕まりにくいから急いだ方がいいよ」ということで、社長自ら「最も効率よくタクシーが拾える通り」まで僕を連れて行ってくれた。
社長とは初対面だったけど、この会社はうちの会社と関係が深く、彼はうちの会社の人間を沢山知っているから、話題に困らない。
歩いている間もしょーもない話で盛り上がって、タクシーに乗るまでに話が終わりそうにないなと思っていたら、社長は近くのホテルの前にいたボーイにタクシーを捕まえるように依頼して時間を稼ぎ、途中だった話を完了させた。
握手して僕はタクシーに乗り込み、社長はボーイにチップを渡してねぎらいの言葉をかけ、去っていった。

僕の表現力不足で上手く描写できないんだけど、彼のこの一連の行動は自然でそつが無く、とてもスマートな感じがした。
会話中もボーイの方をチラチラ見ながらボーイの動きを確認し、タクシーが捕まるタイミングでちょうど会話が終わるように話を調整したんだと思う。
僕のようなぺーぺーのために。

割合的にはアメリカ人より日本人の方が気を遣う人が多いと思うけど、一方でこの社長のようにさりげなく気を遣える日本人はあまりいないと思う。
アメリカにはとことん態度の悪い奴も、この社長のような人もいる。
やっぱり多様性の国だなって実感。

この最後の数分間が今日一番勉強になったことかもしれない。
こういう人と過ごす時間を少しでも多く持ちたいな、と思った。
僕も彼の身のこなし方を見習いたい。

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by nycyn | 2006-06-30 13:15 | 旅行・出張
ボストン一人旅
今日は夕方からボストン出張。
偉い人を連れて取引先をまわるのが目的だけど、その偉い人は今シカゴにいるから、ニューヨークからボストンに向かうのは僕だけ。
お気楽だ。

4時に会社を出てラガーディア空港からアメリカン航空の飛行機に乗り込む。
座席は1列と2列の超小型飛行機。
僕は1列の方の席だから、汗かきのデブが隣に座って不快なフライト(以前経験あり)になることもない。

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飛行機に乗り込むと同時に爆睡。。。
1時間くらいして起きたら既にボストンに着いてた、と思ったら、まだ出発していなかった。
何やってたんだよ、1時間もニューヨークで。
ま、今日は泊まるだけだからいいんだけど。

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ボストンには8時過ぎに到着。
ニューヨークよりも涼しくて、夜風が気持ちいい。

ホテルは造りは古いけど良くメンテナンスされていて、室内も少しゴージャス?
出張で泊まったホテルの中では一番いいクラスかもしれない。

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めしを食っていなかったから、チェックインしてすぐにホテルの周りをぶらぶら歩く。
高い建物があまり無く、人通りもニューヨークほど多くなくて、のどかな雰囲気。
きれいな建物が沢山あったから写真を撮ろうと思ったけど、街灯が少ないから暗すぎてあまり撮れず。
何枚か撮った写真は殆どブレまくっていた。

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この辺りはおしゃれなレストランが多くて、一人で入れそうなお店が無かったから、仕方なくホテル近くのバーガーキングへ(悲)。

それからホテルへ戻り、ブログの更新でもして早寝しようと思っていたところへ、明日一緒に行動する偉い人から電話。

まだシカゴにいるんだけどさー、飛行機に乗れないのよ。
粘ってみたんだけど、チケットが取れる一番早いボストン行きが明日の17時だっていうから、ボストン行きはやめて、明日の朝の便でニューヨークに帰ることにした。
だから、明日はお前一人で訪問して来いよ。
ということで、よろしくー。

・・・ もしもし。
先方はあんたに会うために時間を取ってくれてんだぞ。
と言っても、物理的にボストンに来られないんじゃ仕方ない。


ということで、明日は僕が一人で3社と面談することになった。
しかも結構シニアな人たち。
理由が理由だから仕方ないけど、これってやっぱ失礼かな。
まあ、外人は年齢を気にしないっていうし、僕一人の方が気楽だから、テキトーにやってこよう。

とは言いつつ、聞き役に徹しようなんて思っていたから、しゃべること考えておかないと。。。
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by nycyn | 2006-06-29 12:38 | 旅行・出張
礼儀正しいニューヨーカー?
昨日に続いて、ニューヨークの人々ネタ。

Reader's Digestという雑誌が「世界礼儀正しさランキング」を実施したところ、ニューヨークが世界一になったとのこと。(ランキングはコチラ
東京は対象に含まれていない。

ニューヨークは世界一礼儀正しいのかー。
僕のニューヨーカー批判は間違いだったんだな。
いや、そんな訳がない。

調査はスターバックスで行われ、調査方法は以下の3点。
①後ろの人のためにドアを開けてあげるか
②書類を落とした時に拾ってあげるか
③店員が客に「ありがとう」と言うか

文句(その1)
スターバックスだけじゃなく、デリ・ドラッグストア・地下鉄のブースとかでもやれよ。
ディープなニューヨークはスタバだけじゃ分からんだろう。

文句(その2)
これってあくまでアメリカ人の価値観で測った「礼儀正しさ」だろ。
③なんか、しかめっ面でサンキューと言っていたってマルにしているんだろうし。
こういう「アメリカが既にやっていること」だけじゃなくて、「ぶつかった時に謝るか」とか「他人と意見がぶつかった時の態度」といった観点からも調査しろよ。

と思っていたら、今日の新聞にこれに関連した記事があった。
ランキングで最下位になったボンベイについて、インド人らしき人が反論してるんだけど、かなり面白い。
訳す気力はないから、申し訳ないけど英語版を。


Bombay Rude? Hard to Digest!
By Suketu Mehta
26 June 2006
The Wall Street Journal

NEW YORK -- In a recent survey of global courtesy, Readers Digest found Bombay -- now officially called Mumbai -- to be the rudest city on earth. As a person brought up in Bombay, I might have been offended, if the same survey hadn't proclaimed the politest city in the world to be . . . New York. In the immortal words of Rudy Giuliani, when he was informed of the verdict of etiquette experts in 2001 that his was the nation's politest city, "What were they smoking?"

I checked to see if the survey was another one of the stately Digest's joke sections. But no, it's meant to be taken seriously and confirm the Digest's core mission: in 60 countries, in 21 languages, to reassure Americans about their superiority to the rest of the planet.

What was the Digest's evidence for dissing Bombay? People in the Indian megapolis flunk the survey's three tests of politeness: They don't say "Thank you," don't open doors for others, and don't help strangers pick up dropped papers.

Has anyone told the folks in Pleasantville that most people in India don't say "Thank you" after a transaction? They nod or wag their heads in acknowledgment. Nobody considers it discourteous. And in Bombay, professional doormen are paid to hold open doors in the kind of public buildings the survey was carried out; customers neither open doors for others nor expect others to hold them open for them. As for dropped paper, there's so much litter and so few garbage cans in Bombay that if a person drops a piece of paper in front of you, you would be justified in assuming it's because they want to get rid of it.

In quest of its exquisitely well-mannered New Yorkers, the magazine conducted its research entirely in what it quaintly considers a quintessential New York institution: Starbucks coffee shops. Not bodegas, or delis, or fried chicken outlets, where the results might arguably have been very different. It's not that people who like to pay three bucks for a cup of coffee at Starbucks are more polite -- only differently polite. In the less chi-chi parts of the city I call home now, they might not hold the door open for you, but they're more likely to help you out in finding a job or an apartment. The Digest concluded that the rich are more courteous than the scruffy. "It was prosperous cities that were at the top of our rankings." It is no wonder that, out of the 35 cities surveyed, eight out of nine Asian cities finished in the bottom 11.

I suggest that the Digest conduct a second survey, using my own measures of civic courtesy: If four people are seated on a commuter train bench designed for three, will they accommodate a fifth person? Will people smile brightly at a stranger's little kid in a restaurant, stopping by to say "How sweet!" -- even when the child is being noisy? And if people are eating in a train compartment, will they share their food with you? I bet Bombay would come out tops.

Though most Bombayites would consider the Digest's findings about as painful as a mosquito bite, an article accompanying might cause them to choke on their chapatis. In it, a Bombayite is quoted as saying, "In Mumbai, they'll step over a person who has fallen in the street." I'd like to think that the dear old Digest, which I grew up reading in India, doesn't really believe this grotesque view of the city, for in 1997 they published an excerpt from an article I'd written about the everyday courtesies of the Bombay trains:

"If you are late for work in Mumbai and reach the station just as the train is leaving the platform, don't despair. You can run up to the packed compartments and find many hands unfolding like petals to pull you on board. And while you will probably have to hang on to the door frame with your fingertips, you are still grateful for the empathy of your fellow passengers, already packed tighter than cattle, their shirts drenched with sweat in the badly ventilated compartment. They know that your boss might yell at you or cut your pay if you miss this train. And at the moment of contact, they do not know if the hand reaching for theirs belongs to a Hindu or a Muslim or a Christian or a Brahmin or an Untouchable. Come on board, they say. We'll adjust."

Now that's called opening doors for others.

Mr. Mehta is the author of "Maximum City: Bombay Lost and Found" (Vintage, 2005).

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(スタディグループのロシア人がくれたロシア土産)
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by nycyn | 2006-06-27 11:48 | 雑感
ストライカー不足解消法
今日のオランダ対ポルトガル戦はすさまじかった。
両チーム合計で16枚のイエローカード、4人が退場となる荒れ荒れの展開。
試合内容はレベルの高いものだっただけに、荒れすぎた展開はちょっと残念だった。

この試合に限らないけど、ハイレベルな試合になると反則とナイスディフェンスは紙一重だ。
速くてテクニックがあるから、ほんの一瞬入るのが遅れただけで反則になってしまう。
イエローカードの多い試合はあまり好きじゃないけど、削られる選手の体を考えると仕方がないのかな。

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(写真はYahooから)

試合を見ていて思ったのは、選手がボールを奪う・キープ・シュートすることだけを考えていて、その後に起こる相手との接触を全然考えていないこと。
だから、スライディングシュートの後にスパイクがキーパーの脇腹を直撃したり、ドロップキックのようなプレーが頻発するんだろう。

これには、日本と欧米の思考回路の違いがあるのかな、と思った。
前に「アメリカ人は道を譲らない」ことについて書いたけど、これに関連して、例えば僕が道を歩いていて立ち止まろうとする時、僕が止まることですぐ後ろの人に迷惑をかけないかどうか確認してから止まるようにしている。
でも、NYを歩いていてこんなことをしている人に出会ったことは殆ど無い。
彼らはまず最初に「自分がしたいこと」ありきで、その結果として起こることについては何も考えていないように見える。
だから、自分から僕にぶつかってきたくせに、舌打ちをして立ち去っていくんだろう。
分かりやすく言えばワガママだ。

NYと欧州の行動パターンが同じかどうかは分からないけど、多分こういう思考回路の違いがサッカーにも影響しているのでは、と思う。
特に、ワガママで「俺が俺が」という目立ちたがり屋の方がストライカー向いている、なんて話もよく聞く。
強豪国のストライカーもそうで、味方が遠目からシュートすると、自分がオフサイドポジションにいることを棚に上げて「何で俺にパスしないんだ」と怒る一方、自分がミスした時は絶対に謝らないしチームメイトとも目を合わせず、自分だけ頭を次に切り替えている。

だから、日本の決定力不足、ストライカー不在の状態は、この思考回路を変えないといけないんじゃないか。

昨年日本に帰った時、新宿を歩いていたら、若い人を中心に上記のようなワガママな感じで道を歩いている人を結構沢山みかけた。
おじさんとしては「最近の若いモンは・・」と思ったりもするけど、サッカーの観点からは良いことなのかもしれない。

ということで、「上手」だけど「強さ」が無い柳沢や高原にはワガママさが足りないのではないか。
目立ちたがり屋という意味では、カズやゴンの方がストライカー向きだったんだろう。
だから、今後の日本代表には、最近人気の亀田兄弟のような目立ちたがり屋でワガママな若者を起用することをお勧めしたい。

という、くだらないことを考えていた日曜の午後。
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by nycyn | 2006-06-26 13:49 | 雑感
ゲイ・パレード
忙しい週末だった・・

金・土はいつも通り授業、補講に参加したから朝早くから大学に行ったものの、全く行く価値の無い補講だったから時間の無駄だった。
土曜の授業の後、西海岸のビジネススクールに通う後輩がNYに来たから、会社の人間を何人か呼んで我が家でパーティー(というほど盛大じゃないけど)。
同級生からもパーティーに誘われていたけど、我が家のやつが終わったのが0時を過ぎていたし、強烈に眠かったから同級生の方はパスした。

ということで、いつも以上に疲れた週末だった。
だから、今日はのんびり。
お昼にちょっと出かけたら、5番街でゲイ・パレードをやっていた。
正式には"The Annual Gay Pride March"というらしい。

いやまあ、ゲイパワーはすごいわ。。


むむ・・
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むむ゙ー!
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パレードには付き物かな・・
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夜は花火。
この前と同じところっぽいけど、実際はどこから打ち上げているんだろう。
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by nycyn | 2006-06-26 13:25 | NYライフ
出る杭は打たれるのか
アメリカ人のクラスメートと雑談している時、こんな発言があった。

「あいつが教授に議論をふっかけて教授の見解を否定してたけど、あれってどうかと思うぜ。授業の後で個別にやるならまだしも、みんなの前で、しかも時間が無い中でやられたら教授だって気分が悪いだろう。これであいつがHonor(一番良い成績)を取ることは無いな。」

そうなのか?
こんな事で成績が左右されるのか?
自由な発言、出る杭を歓迎するのがアメリカじゃないのか?

入学当初はそう思っていた。

* * * * *

先日のマーケティングの授業でのこと。
その日のケースは、アメリカのアイスクリームメーカーが北京へ進出して売上拡大を目指す戦略を考えるというもの。
既にハーゲンダッツ等の欧米メーカーが進出している中でどういうポジションを確保するか、ターゲットとなる顧客層、価格、宣伝方法、などを議論する。

クラスには一人だけ中国人がいる。
僕と同じスタディグループの中国人だ。
ケースは中国でのビジネス展開についてだから、僕は彼女の発言に注目していた。

ところが、授業が半分を過ぎた辺りから彼女はずっと手をあげ続けているものの、教授は全然彼女を指名しない。
ついに彼女しか手をあげていない状態になった時、教授は「他の生徒が手をあげていないことを確認してから」彼女に発言の機会を与えた。

彼女の発言はそれまでの議論の流れとは少し違って、もっと根本的な問題についてのもの。
マクドナルドが中国に進出した時の事例を紹介しながら、中国ビジネスではブランドの確立が重要である点に触れ、今回のケースに当てはめるとどうなるか、ということを丁寧に説明した。
僕にとってはそれまでの議論よりもずっと参考になった。
しかし、教授は彼女の発言を「そうね、ありがとう」程度のコメントで流してしまい、自分のスライドに合うような顧客セグメンテーションとかプロモーションの話に戻してしまった。

確かに彼女の発言は授業の流れから若干外れていたが、それは手をあげ続けた彼女を指名しない教授のせいでもある。
何よりも、中国人が中国ビジネスの心得を紹介しているにもかかわらず、恐らく中国に住んだことも無い教授がそれを無視し、中国でのビジネスをアメリカのモデルに当てはめて教えていることに違和感を感じた。
教授が事前に準備してきた授業の流れに合わない意見は排除したいということか。

* * * * *

日本では認められない行儀の悪さや個人主義を背景にした行動が、アメリカでは認められ(黙認され)ている。
これらは表面的で目立つため、「アメリカは出る杭に寛大だ」と以前は思っていた。

しかし、もっと根本的なもの、価値観などについては日本と同じ、或いは日本以上に「出る杭は打たれる、しかも見た目には分からないように打たれる」傾向にあるのでは、と思うようになってきた。

同じような価値観を持つ人は同じ場所に集まる傾向にあり、ビジネススクールはその顕著な例だろう。
さらに、例えば投資銀行(の一部)にはMBAホルダーが多く集まり、ここでも同じような価値観を持つ人のコミュニティが形成されていく。
あるファンド会社のスタッフの略歴を見ていたら、半分以上がハーバードのMBAホルダーかつ同じコンサル会社出身だったこともあった。
単に優秀という理由だけでハーバードのMBAばかりを採用している訳ではないと思う。

こうしたコミュニティに違った価値観を持つ「出る杭」が入るとたたかれるため、「出る杭」は敢えて入ろうとはしないし、コミュニティ側も受け入れない。
これが明確な階級社会を形成していき、異なる階級はお互いを「出る杭」とみなす。
だから、アメリカのコミュニティは日本以上に「似たもの同士の集まり」であり、「出る杭」が打たれないのではなく、「(コミュニティの中では)出る杭の数が少ない」と考えることも出来る。

アメリカには「お約束」となっている行動・発言が多く、コミュニティの中ではこのお約束は共有されている。
だから、このお約束を知らない人がコミュニティ内でお約束に反する言動を行うと、周囲は笑顔を保ちつつも、心の中では「何だアイツ」ということになる。
上記の例では、教授の意見を否定した奴とか中国人がそれにあたるのだろう。


一方、日本では「まだ」アメリカほど明確な階級社会にはなっていないから、アメリカに比べると、色々な価値観の人が一つのコミュニティに属していると思う。
この背景には「日本人である」という共通のアイデンティティがあり、この観点からは日本全体を一つのコミュニティとみなす事も出来る。

したがって、アメリカのコミュニティ内では「出る杭」とみなされない場合でも、日本だと日本全体で「出る杭」かどうかの判定が行われるため、「日本の方が出る杭は打たれやすい」という印象を持つ人がいるんだと思う。
言い換えると、アメリカで自分の属するコミュニティを見つけられれば、その人にとってコミュニティ内での生活は快適であり、「アメリカでは出る杭は打たれない」という印象を持つのだろう。


こうして考えると、日本で「出る杭が打たれる」というのは、「日本人らしくない言動が非難される」と言い換えることが出来ると思う。
「日本人らしさ」とは何なのか、はっきりとは定義できないけど、「出る杭」の判断根拠となる時の「日本人らしさ」が僕はあまり好きではない。

日本にいる頃、僕は「合理的」とか「強引」「冷酷」と一部の人から言われていたけど、僕から見れば彼らは「曖昧」で「結論を先送りする」「口は出すけどリスクを取らない」人たちだった。
でも、人数的には彼らの方が多数派だったから、僕の方が「出る杭」だったのかも。
僕は打たれても打ち返す性格だから、あまり打たれずに済んだけど。


日本とアメリカの「出る杭」、形は違うけど、どっちも打たれているんじゃないかな。


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by nycyn | 2006-06-23 10:08 | 雑感
本音と建前
アメリカ人と交流する中で、渡米前に持っていた「思ったことを自由に発言するアメリカ人」という先入観は違っていたかな、と最近思うようになってきた。

僕のクラスメートに関して言えば、彼らは面と向かって相手を非難することは絶対に無い。
明らかに不快感を感じているような場面でも、口からは"OK, Great..."みたいな言葉を発している。

例えば、スタディグループでミーティングをする時、事前に各人がやっておくべきことを一人だけやっていないと、その一人のためにグループ全体が迷惑を受ける。
日本人同士だったら、非難とまではいかなくても「何でやってこなかったの?」みたいな話くらいはすると思うけど、クラスメートは絶対に言わない。

さらに、「彼らは色々な人種・価値観に接しているからそういうのも許せるんだ」と思っていたけど、これも間違いじゃないかと思うようになってきた。
クラスメートと仲良くなるにつれ彼らの本音が聞けるようになってきて分かったことだけど、表面的には仲良くしていても、本人が目の前にいない時は結構陰口をたたいている。
なんだ、日本人と変わらないじゃん。


ここからは想像だけど、アメリカでは友達と友達以外への対応がかなり違う気がする。
友達同士では嫌な事は嫌とはっきり言って意見をぶつけ合うんだろうけど、友達には至らない同級生・同僚には上記のような対応をしているんじゃないかな。
アメリカではそれを「スマート」と言うのかもしれない。

さらに、日本だと「同僚≒友達」というケースも珍しくないけど、アメリカでは「同級生・同僚から友達になるまでの距離」が日本よりも長いような気がする。
僕も上記のような同級生の陰口が聞けるようになるまで、結構な時間がかかった。
まだ「友達」レベルには達していないのかもしれないけど。


本音と建前の使い分けは「階級」によっても違うと思う。
相手を選ばず思ったことをすぐに口にするようなアメリカ人も沢山いると思うけど、少なくとも僕が通っているビジネススクールにいるアメリカ人は絶対にそのようなことは無い。

日本人もそうだけど、結局アメリカ人も自分と似た価値観を持つ人が好きなんだな、ということが分かってきた。
アメリカの政治を見ていれば明らかなのかもしれないけど、実体験としてこれを認識できたのは新鮮だ。

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by nycyn | 2006-06-22 09:18 | 雑感
Cow in an Elevator?
会社が入っているビルの前にコイツがいた。
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最近日本で話題になっているらしいシンドラー社の車。
ということは、このビルのエレベーターもシンドラー社のものということか。

日本のエレベーターなら扉が閉まりかけても手を差し込めば開くけど、うちの会社のエレベーターは手を差し込んでも開かないことがあり、無理して乗り込むと危険だ、という話は有名。
また、乗っている時に立っていられないほど揺れたこともあるし、同僚が閉じ込められたこともある。

日本では大問題になっているみたいだけど、アメリカでは同社のエレベーターを巡って訴訟が起きているものの、それ程大きな問題にはなっていないようだ。
事実、写真の車が止まっていても、誰も気にしていなかった。
国民性の違いかな。

とにかく、日本では犠牲者も出ていることだから、同社にはきちんと対応してもらいたい。
一方、僕はオフィスがある28階まで階段で上がる気力は無いから、「殺人エレベーター」に乗り続けるけど。。

* * * * *

この件で思い出したのが Mad Cow、狂牛病問題。

確かにアメリカの対応はひどい。
ルール通りに食肉処理していない業者がいたことに対して、米政府の偉い人が「たかが数%の業者がルールを守らなかったくらいで全面輸入禁止はひどいじゃないか」みたいなことを言っていた。
アメリカに2年間住んだ僕としては「アメリカ人なら『たかが数%』って言いそうー」と思うけど、僅かなミスも許さない日本人の感覚からすれば「アホ言うな」という感じだ。
日本で商売したいなら、日本人の感覚に合わせるべきだよな。
メーカーだってデルのように日本人の高い要求水準に応えた会社だけが成功している。

一方、日本の消費者は過剰に反応しすぎじゃないか、とも思う。
牛肉を輸入しても嫌なら食べなきゃいいんだし、アメリカ産であることを表示しない・偽る業者が出てくる可能性も否定できないけど、それを言い出したら殆ど全ての食品に手を出せなくなるんじゃないの。
また、牛肉を食べて、それが狂牛で、さらに体に悪影響が出る確率って、道を歩いてて車に轢かれる確率よりはるかに低いんじゃないのかな。

僕はこのような考え方により、米国産牛肉をバクバク食べている。
狂牛病の本当の怖さを知らないだけかも知れないけど、これで脳がスポンジ状になったら運が悪かったと思うよ。

そういえば、霜降りの柔らかい和牛は久しく食べてないな。
叙々苑、今半、築地さとう ・・
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by nycyn | 2006-06-21 09:11 | 雑感
やっぱり書きたい
巷ではサッカーネタのブログがあふれているから書くのはやめようと思っていたけど、今日の試合を見て、やっぱり僕も書いてみたくなった。

日本にJリーグが出来てから10年以上たち、僕が小学校でサッカーをやっていた頃に比べれば日本代表はかなり強くなったと思う。でも、日本代表の選手からは「世界との差はそれ程無い」とか「勝てた試合だった」みたいな発言が聞かれるけど、僕はそう思わない。今回のワールドカップを見ていると、なおさら世界の強豪との差は大きいと思う。

サッカーの歴史が短いことや決定力不足という点に加えて、以下の3つが要因ではないだろうか。

①体格で劣る(身長&強さ、クロアチア戦・オーストラリア戦から明白)
②ボール扱いが下手(殆どの試合でそうだし、ブラジル戦では特に浮き彫りになるはず)
③体力で劣る(①・②に比べれば差は小さい、でもオーストラリア戦では体力負け)

①:当たり前だけど、どうしようもない。昔代表にいた高木や、今だったら平山を代表に入れることで少しは欧米の選手に近づけるかもしれないけど、根本的な解決にはならない。今の代表だと中田・稲本・中沢は当たり負けしないけど、それ以外は当たられるとすぐにコケるし、身長に関しては全く勝負にならない。だから、①で欧米と互角に戦うのは現実的に不可能だろう。

②:子供の頃からコンディションの悪い地面で裸足でボールを蹴り続けている南米の選手には逆立ちしても勝てないと思う。にもかかわらず、「こうした能力のある選手がいるからこそ可能な」細かいパス回しを日本代表はやろうとしていて、受け手の能力を考えない厳しいパスを出し、受け手は敵のプレスが気になってきちんとしたトラップができず、敵にボールを奪われる、というシーンが今回のワールドカップでも何度となくあった。先日も「地道にトラップの練習を」と書いたけど、土台が出来ていないのに上物を建てようとしているから惨めな結果を招いている気がする。

③:今日の韓国対フランスの試合を見れば明らかだけど、韓国は①・②で劣る部分を③でカバーしている。韓国は昔からスタミナがあることで有名で、前回ワールドカップのイタリア戦が顕著だったけど(疑惑の審判は別にして)、実力が上の相手でも体力勝負に持ち込んでねじ伏せている。

僕が思うに、日本が世界の強豪と互角に戦うためには、③を強化するのが一番現実的で近道だと思う。今日のクロアチア戦も、中盤のプレスが効いていた前半は互角(以上)の戦いが出来ていたから、最後までスタミナが切れなければ勝ち点3が取れていたかもしれない。「ピッチが暑かったから体力が切れた」なんて会見で話してた選手がいたけど、それは相手も同じだろう。①・②で劣っているんだから、③を徹底的に強化して「暑ければ暑いほど俺たちには有利だぜ」くらいの頼もしいことを言って欲しいもんだよ。

でも、日本代表に韓国のようなハングリー精神があるわけでもなく、地味で辛いスタミナ強化よりは見た目にかっこいい②に走りたくなり、②も基本を強化することなくパス回しの練習ばかりやっているから日本国内やアジアで通用しても世界戦になると通じない、ということを繰り返している気がする。もっとストイックになれないものか。

だから、次は韓国人に日本代表の監督になってもらって、厳しい体力テストに合格しないと日本代表には入れない、くらいの事をやってもらいたいと思っている。抵抗勢力だらけで実現しそうにないけど。

①は明らかだ・・
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(写真はYahooから)


次のブラジル戦、相手は既に決勝進出を決めているから控え中心で来るかもしれないし、試合は現地時間の夜だから暑さが理由の体力切れはないだろう。勝てなくてもいいから見ていて気持ちの良い試合をして欲しい。

日本代表の話はこれくらいにして・・・

今回は順当に強豪国が勝っているから、決勝トーナメントが楽しみだ。選手には申し訳ないけど、純粋なサッカーの観点からは他の国の試合の方がずっと面白い。
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by nycyn | 2006-06-19 11:27 | 雑感
早朝ゴルフ
今日は同僚とゴルフ。朝5時半に家を出て、グランド・セントラル駅までは徒歩で。さすがにこの時間帯は五番街もガラガラ。

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電車で北へ向かい、ゴルフ場近くの駅まで同僚に迎えに来てもらった。今日プレーしたのは、ブロンクスにあるスプリット・ロックというパブリックのゴルフ場。NYC住民だと割引が適用されて、プレーフィーは40ドルくらい。朝7時のスタートだと人が少ないかと思いきや、既に多くの人がプレーを開始してた。

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天気予報だと快晴で33度くらいまで気温が上がると言っていたけど、プレーを始める頃から曇り始めて、それほど暑さを感じることなくプレーできた。

コースは幅がやや狭くてラフが深く、グリーンがうねっていて少し難しかった。何故かティーグラウンドの土が異常に固く、ティーが中々刺さらなくて手首を捻挫しそうになった。

調子はイマイチ、前回と同じく特に前半がボロボロで、一度もフェアウェイで打てない有様。最後から5ホール目くらいでやっと調子が出てきて、スコアは105前後(自分でスコアを付けていなかったから正確なスコアを覚えていない・・)。後半になって調子が出てくるということは、普段から練習しておけば前半からちゃんと出来るということかな。

スコアよりも重視している気持ち良いドライバーショットも前半は全く出なかったけど、最後の方のホールで会心の一撃が出て、350ヤードくらいのホールで2打目がグリーンまで50ヤード無かったから、300ヤード超えが出来たかも。その後、4パットしてスコアは平凡になっちゃうところが僕らしい。

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NYのゴルフ場には必ずいる鳥(カモ?)。人間慣れしてて全然逃げないから無視してプレーしていたら、僕の打ったボールがカモに当たってしまった。アプローチショットだったからあまりスピードは出ていなかったけど、「ぐぇっ」という変な鳴き声が聞こえた。ごめんなさい。。。


スタートが早かったからゴルフ場を後にしたのは1時前で、帰ってからワールドカップのアメリカ対イタリア戦もフルに見ることが出来た。あまり好きじゃないイタリアがレッドカードとオウンゴールで苦しんでいるのを楽しんでいたら、アメリカも2人退場になってやばい展開に。昨日あまり寝てなかったから途中で少し寝ちゃったけど、起きてみたら結果は引き分け。イタリアが勝たなかったからよしとするか。
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by nycyn | 2006-06-18 09:43 | NYライフ