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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
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フレンドリーなアメリカ人
渡米してすぐの頃、エレベーターの中で知らない人から「ちょっと聞いてよ、鳥のフンが肩に落ちてきやがった」みたいな事をいきなり言われ、唖然としたことがあった。今日も会社で、知らないおばちゃんが乗っているエレベーターに乗り込んだら、僕が降りる28階が既に押されていて、「あんた28階でしょう、私知ってんの。あの階はきれいだから好きなのよ。私の29階は薄暗くて陰気な感じがするから嫌だわ」と話しかけられた。何で僕が28階だって知ってるのかを考えると気味が悪いが、話しかけられて悪い気はしない。

知り合いのアメリカ人に聞いたところ、「日本と違ってアメリカは色々な人種・言語・文化の人がいるから、話してみないことには何も分からない。大昔の話だが、色々な人種が混ざり合う中で、ひょっとしたら相手が人食い人種かもしれないので、相手を理解しないことには安心して街を歩くこともできず、とにかく話しかけることでこうした問題を解決していた、という歴史が影響してるかもしれない」と言っていた。

クラスメートの中にも近寄り難い雰囲気を出している人もいるが、席が隣になって話しかけてみると意外とフレンドリーで、その後は廊下で会う度に声をかけてくるようになった。上記アメリカ人の話が本当だとすると、彼は僕と一度話すことで「僕を理解して安心した」ことにより、フレンドリーになったのかもしれない。あと、人の名前を良く覚えている。同級生とすれ違う時、彼らは「ヘイ○○、元気?」と必ず名前を呼ぶ。覚えにくいはずの僕の名前が瞬時に出てくるのには感心する。

さらに、アメリカ人は良くしゃべる。アメリカ人は沈黙が続いて気まずい雰囲気になるのが嫌いらしく、とにかく会話をとぎらせない。この前、エレベーターで一緒になった男女が、「お前俺のこと無視しただろう/そんな訳ないじゃない/俺は挨拶したはずだ/気づかなかったのよ/冷たいよな/いやいや・・・」みたいなどうでもいい会話を延々としていた。

f0081958_781140.jpg酒を飲むとなおさらおしゃべりになり、みんなが大声で話すので、バーの中はものすごい騒音になる。周りがうるさいから更に大声になるという悪循環。僕もアメリカ人と長時間飲んだ次の日は大抵声がかれている。

同級生と大勢で飲みに行くと、椅子やソファがあるのになぜか誰も座らず、何時間でも立って話している。こうすることで、彼らは色々な人と会話するための「機動力」を確保しているのだろう。

でも、人と話すことにストレスを感じているアメリカ人もいるらしい。あるアメリカ人が、「予定していたパーティーが中止になってほっとした。パーティーは嫌いじゃないけど、それなりに疲れるんだよね。」と言っていた。結構無理しているアメリカ人もいるようだ。
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by nycyn | 2006-03-17 07:11 | 雑感
マイクロソフト
来週行われる学校でのグループプレゼンテーションに備えて、メンバーの一人が働くマイクロソフトの会議室で打ち合わせを行った。パソコンの世界を制覇しつつあるマイクロソフトのオフィスということで最先端のサイバースペースを期待していったのだが、営業スタッフのオフィスということもあってか、期待を裏切るフツーのオフィスだった。フツーの受付にフツーのオフィスフロア、会議室に至っては僕のオフィスの方が設備が充実してるくらいだった。机の上にあるビニール袋にぎっしり入ってるマーブルチョコとジェリービーンズがアメリカらしい。
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打ち合わせ終了後に彼の個室を見せてもらったが、アメリカ人らしい雑然とした感じ。写真で見ると実際より整理されているように見えるが、何の賞か分からない盾とか、スニッカーズ系のお菓子とミロ系の粉末飲料、ぐちゃぐちゃになったコード類、その他ガラクタも。僕の期待を裏切らないアメリカ人の個室だった。

渡米する前のアメリカ人に対する印象は、体と声がデカい、常にハイ、豪快、大食漢、毒々しい色のドリンクを飲む、といったもの。「アメリカ人女性は筋肉ムキムキで毛むくじゃらの男しか好きにならないと思ってた」と話したら大笑いされたこともあるが、在米2年にして半分くらいは当たってたかなと思っている。

ところが、今日打ち合わせをしてる時、僕たちのいる会議室の前をウロウロしてるおじさんがいるなと思っていたら、5分くらいしてから「この部屋予約してるんだけど」と言って遠慮がちに入って来た。彼はウロウロしてる間、僕たちに声をかけようか迷っていたようだ。えー、アメリカ人でもこんな人いるんだ、と妙に感動してしまった。これってアメリカ人に対して失礼?
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by nycyn | 2006-03-16 12:05 | 雑感
ニューヨークの地下鉄
ニューヨークの地下鉄は、汚い、暗い、怖い、の3Kだ。グランドセントラル駅とか34丁目駅のような大きな駅では人が多く、売店があり、パフォーマンスをやっている人たちも見かけるが、小さな駅だと時間帯によっては薄気味悪い雰囲気を漂わせている。
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写真はBDラインという路線の7番街駅。歯医者に行く時に降りたのだが、僕が使うホームの端にある階段は人影もなく、切れかけた蛍光灯がチカチカ、雨漏りもしてて、まじで怖い。
昔ゲームでやったバイオハザードに出てくる地下鉄の駅そっくりだから、ゾンビが出てきても驚かないだろう。
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(上はバイオハザードの一画面。本当に良く出来ている。)

なんて考えていたら、「安全のためホームの端には近づかないように」との駅構内アナウンスが・・・。おい、じゃあホームの端っこに階段作るなよ。っていうか、端っこも安全な駅にしてよ。ストなんかやってないでさ。
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by nycyn | 2006-03-15 11:04 | NYライフ
日本人の自己主張
昨日のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日米戦で後味の悪い判定があった。8回表、3対3、日本の攻撃、1アウト満塁からレフトフライで3塁ランナーがタッチアップ、ホームを踏んで勝ち越した。その後、アメリカ側がタッチアップのスタートが早かったと抗議をし、一度は3塁塁審がセーフのゼスチャーをしたものの、しばらくテレビから目を離していたらアウトに変わっていた。。。これは単なる際どいプレーの判定ではなく、一度決定した判定が抗議によって覆されるという、非常に珍しいケースだ。

野球はあまり詳しくないのだが、ESPNが流すビデオを見る限り、捕球より早く体重移動はしているものの、ベースから足が離れるのは捕球後だったように見える。しかし、ESPNの解説者は「あれは確かにアウトだ」といったコメントを展開。

日本のメディアは、感情を挟まずに淡々と「判定が覆りました」的な伝え方をしているが、アメリカのメディアは、USA TODAYが「判定は間違い」と断言し、New York Timesは「判定が覆ることは稀、友好的なWBCの雰囲気が変わった」と、アメリカ人である審判に批判的なトーンが目立った。また、審判がアメリカ人で、数年前にメジャーを解雇され、現在はマイナーリーグの審判である旨も強調されていた。ESPNの見出しで「日本は判定に不満」と書かれていたのはムカついたが。

f0081958_12274317.jpgこのプレイを見て、日本人の立場から「やっぱりアメリカは・・・」といった議論を展開するつもりは無い。気になったのは、日本チームのその後の対応だ。上記米紙では「日本は10分間に亘ってプレー続行を拒んだ」と報じたが、僕は王監督の紳士的な抗議の仕方、監督が諦めると同時にキャッチボールを開始する選手の姿に、日本人のスポーツマンシップ、潔さを感じた。

逆に、日本で開催された試合で日本人の審判から不利な判定変更をアメリカチームがされたとしたら、アメリカチームは同じように紳士的な態度を示しただろうか?アメリカの監督は冷静に抗議し、主張が通らないと分かったら、納得して引き下がっただろうか?いやいや、NHLの賃金交渉等を見る限り・・・。ゴネてゴネて、観客や相手チームの存在を無視し、ゴネ倒して何とか自らの主張を通そうとしたのではないだろうか?

極端な例だが、何年か前のオリンピックか世界陸上か何かで、2度目のフライング判定で失格となったアメリカの陸上選手が、抗議のためにトラックに1時間くらい寝転がって競技続行を妨害していたのを思い出す。あの時は、観客も彼に同情的だった。

今回の日本チームの対応を、アメリカ人はどのように受け止めたのだろうか?残念ながら、この点についてはメディアでは触れられてなかった。「判定の変更を認めたのだから、日本チームもあれはアウトだと思ったはずだ」といった誤った解釈がなされなければ良いが。あの場で日本チームがゴネ倒したら良かった、と言っているのではない。あくまで、「日本らしさ」が出たシーンだと思った次第。「潔い」と思う一方、異なる視点から見れば「交渉に弱い」ということになる気もする。

日本はスポーツの世界で、欧米の「圧力」に押し切られてきた歴史がある。日本のお家芸である柔道では体が大きくて力の強い選手に有利になると言われた「効果」が導入され、以前は日本人選手が活躍したスキージャンプでは身長の高い選手に有利となるスキー板の長さ規制が導入された。当然、日本は反対意見を表明するものの、無視されたりいなされたりして、結局は欧米の思いのままの変更が加えられてきた。

ビジネスや政治の世界でも同じことが言えるのではないだろうか。例えば、国際的な会計基準を検討している国際会計基準審議会(IASB)では、日本の主張はことごとく無視されていると聞く。日本人をタフネゴシエーターだと思っている人は世界中どこにもいないだろう。クラスメートの一人は「オランダ人と中国人とだけは交渉したくない。奴らと交渉しても翌日には平気で「忘れた」とか言うからな。その点、日本人は「紳士的」でいいよ」と言っていた。「紳士的=簡単にねじ伏せられる」ということなのかどうかは分からないが、少なくとも政治の世界ではそのように解釈されていると思う。日本のビジネスも国際化が進んでいる中で、色々と考えさせられるシーンだった。
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by nycyn | 2006-03-14 12:35 | 雑感
春?
最近、急に気温が高くなってきた。確か先週は最高気温(摂氏)がマイナスの日もあったと思うが、数日前から20℃前後の日が続いている。ニューヨークは日本よりも寒暖の差が激しく、ニューヨーカーはそれに合わせて機動的に服装を変えているようで、先週はダウンジャケットに毛糸の帽子の人が多かったが、昨日町を歩いていたらタンクトップの人が何人かいた。ちょっとやりすぎだろ!

昨日はとても気持ちの良い天気だったのでアパートの屋上に上がってみると、僕と同じようにこの天気を楽しんでいる人が既にいた。

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左:エンパイアーステートビルを眺めながら昼寝してる兄さん
右:地べたに寝転がり腹を出しながら大声で電話してる姉さん

この屋上からの眺めはすばらしく、とても気に入っている。
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一転して今日はぐずついた天気、日曜なので人通りも少ない。家で地味に宿題&試験対策をやっているが、こんな天気じゃ外出してもつまらないので、これからジムで汗を流してこよう。
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by nycyn | 2006-03-13 06:02 | NYライフ
ビジネススクール
f0081958_11553146.jpg僕は普通のMBAではなく、仕事をしながらMBAを取得するプログラムに通っている。授業の回数は少ないが取らなければいけない単位の数は同じなので、授業でカバーできない部分は宿題でやることになる。先日は3日間(授業回数6回)しか受講していない科目について中間試験があった。
なので、平日の夜と早朝、そして週末は勉強していることが多い。せっかくのニューヨーク生活を満喫したいところだが、中々そうもいかない。

f0081958_11563717.jpg特徴としては、生徒の年齢層が高いこと。フルタイムMBAだと20台が中心だが、僕のクラスは30台中心。結構シニアな人もいて、会社の社長から大手投資銀行のManaging Directorクラスまでいる。

現在受講しているのは以下の4科目。

※写真と本文は関係なし。



○会計
会計処理といった基本的なものに始まり、次第に財務分析に移っていく。当然、アメリカ会計制度(FSAB)ベースの講義だが、日本の会計制度とさほど変わらないので、今のところあまり苦労していない。教授がフランス語圏の人らしく、彼の英語は強烈に聞き取りにくいが、得意な科目なので半分しか理解できなくても何とか助かっている。教授の趣味なのか、流行の倫理的観点からなのか、会計制度を悪用・曲解した事例の紹介が多い。

○統計
分散や正規分布といった超基本的なものから学習するのと並行して、これらを実務に反映させたケーススタディを行う。授業数が限られているので授業中にケースを議論することは少なく、スタディグループで議論してペーパーにまとめるのが中心。会計同様、用語が異なることを除けば統計はどこで学んでも同じなので、こちらもあまり苦労していない。良く聞く話だが、アメリカ人は本当に数学が苦手で、10点満点の小テストで0点を取った生徒が複数いたらしい。教授はコメディアンのような人で、毎回ゲームをやっては勝者に自作ビールを贈呈している。アメリカ人はこの手の教授が大好きなようだ。

○経済
需要と供給のバランス等、基本的なミクロ経済を学びながら、ケーススタディを行う。経済学部出身なのだが、大学時代はあまり勉強していなかったため、新鮮な印象を受けてしまう。経済の基本を理解することが重要なのは百も承知だが、極端な前提条件が多すぎるため現実離れした感があり、少し冷めた目で見ている。ただし、イスラエル人の教授の説明が面白くて分かりやすく、日本のような理論をひたすら説明するような形式ではないので、楽しく受講できている。一方、彼は非常に厳しく、くだらない質問をすると露骨に非難するので、アメリカ人からは嫌われている。

○リーダーシップ
何と訳したら良いのか分からないが、Leading & Managing in Organizations というクラス。組織の中でマネジャーがどのように振舞うか、みたいなやつで、ケーススタディが中心。「組織の調和」がクラスのテーマで、企業文化、報酬、人脈形成のあり方みたいなものを議論するのだが、非常にソフトな内容なので明確な答えはないはずなのに、強引に答えを出そうとしているような感がある。なお、組織の調和と言っておきながら、最後には自分の出世、転職の成功といった価値観が見え隠れするため、アメリカ個人主義の根強さを感じる。ケースを読んだり議論する中で、英語の細かいニュアンスが分からないことが多く、今学期で最も苦労している科目である。

4科目中2科目が数字系の授業なのでまだ良いが、リーダーシップのようなフワフワした内容の授業が増えてくると、今よりずっと苦労しそうだ。
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by nycyn | 2006-03-12 12:01 | MBA
日米比較
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日本とアメリカの違いについてアメリカ人から質問されることがある。思いつくものを全て挙げるときりが無いが、僕が感じているアメリカの主な特徴は以下の通り。

○合理的
日本で合理的と言われていた僕にとっては居心地が良い。

○フレンドリー
見知らぬ人と突然会話が始まることも少なくない。

f0081958_2372392.jpg○多様性、寛容さ
異質なものを受け入れる体制。本音では日本と同じように同質のものを好むような気がするが、少なくとも表面的には異質なものを受け入れている。

△お金が全て?
大金を稼ぐことに対する後ろめたさが無く、行動パターンが分かりやすい。過剰な拝金主義はどうかと思うが。

△ポジティブ
失敗を恐れずにチャレンジ。逆に、慎重さが足りない、楽天的すぎ、と思うこともある。

×自己中心的、無責任
権利と義務のバランスが取れていない。個人主義の弊害か。

×いいかげん、がさつ
細かいことに気を配れない。「合理的」の裏返しかも。

×過剰消費
アメリカ人の消費は半端ではない。

×メシがまずい
でも、ハンバーガーだけは旨い。

ニューヨークに住んで2年弱になるが、良く考えてみるとニューヨークについては「多少」知っているものの、決して深く理解しているわけではなく、さらにアメリカ全体については殆ど知らない。そもそも、こんなに大きな国をまとめて捉えることはナンセンスかもしれない。先日の新聞に「ニューヨークの若年層人口の半分以上は移民」との記事があったが、こうなってくるとNYはNYであって、NYをアメリカの一都市として捉えるのは適当ではないと思う。したがって、上記もアメリカというよりはNYの断片的な特徴なのだろう。

当然だが、上記には個人差があり、(暗黙の)階級社会のアメリカにおいては階級によって全然違ってくる。日本人の中でも上記とは全く異なる見方をしている人もいるだろう。また、昨年日本に帰国した際に思ったが、日本が徐々にアメリカに近づいてきているような気もする。

いずれにせよ、これら日米(NY)比較については追って詳しく書いていきたい。
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by nycyn | 2006-03-11 23:12 | 雑感
ブログ開始
数年前まで、まさか自分が海外勤務をするなんて思っていなかった。
海外在住経験なし、海外旅行も英語圏はグアムのみ、英語は大学受験以来ごぶさた、外人との会話経験なし・・・。
英語とは無縁の人生を送ると思って30年間生きてきた。

ところが2年前、突然ニューヨーク勤務が実現し、同時にMBAを受験することになった。
渡米時のTOEFLは180点・・・険しい道のりを全力で走る。
そして05年の夏、奇跡が起きた!

一度は不可能だと思った。
しかし今では、恵まれた環境で仕事と勉強が出来ることに感謝しつつ、会社と学校のバランス確保に苦労しながらも有意義な時間を過ごしている。

そこで、以前から始めようと思いながら先延ばしにしてきたブログを、漸く始めることにした。
ブログを書く理由は3つ。

①せっかくNYに住んでいるので、その時々に感じたことを文字として残しておきたい。
②ブログのネタを探す習慣により感性が豊かになる?
③交流関係が広がる??

過去の記憶を掘り起こす一方、見たことや感じたことを少しずつ残していきたい。

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- Montego Bay, Jamaica -
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by nycyn | 2006-03-10 12:35 | その他