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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
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カテゴリ:雑感( 76 )
戦争の副産物

今日のウォールストリートジャーナルに気になる記事があった。
要約すると以下の通り(記事全文は最後)。

マイさんという女性はベトナム戦争中、アメリカ軍の攻撃から逃げるためにジャングルの中にある北ベトナム軍の医療施設で働いていたが、その後彼女はマラリアに感染してしまう。
彼女は戦況から逃れるために毎日数時間歩いて北部へ逃げるが、道中で多くのベトナム人が無残に殺されるのを目の当たりにした。
戦後、彼女は旧東ドイツへ渡り、電子工学を学んだ後に帰国。
家電会社で彼女は急速に昇進していき、現在では同社の会長兼CEOを務め、家電だけではなく建設・不動産まで事業を拡大している。
ビジネス雑誌で彼女はベトナム第九位の富豪にランクされ、資産は約66億円だと言われている。
先月彼女はベトナム大統領と共に非公式の大使としてホワイトハウスを訪問した。

記事はベトナム版サクセスストーリーであり、メインテーマは女性が活躍できる文化がベトナムにはある、ということだった。
ベトナムでの女性社長比率は日本はもちろんのこと、アメリカと比較してもずば抜けて高い。
これは、ベトナム戦争で多くの男性が死亡してしまい、女性を活用せざるを得なかったことが背景にある。

更に、記事の中で以下の内容が印象に残った。

彼女はアメリカ人と仕事をするにあたり、過去に対するわだかまりは持っていない。
そんな彼女は言う。
「ベトナム戦争をしなければならなかった理由は未だに理解できないけど、現在、アメリカとベトナムの双方にとって有益なビジネスの機会があるのは確かだ。」

以前、アメリカ人のクラスメートと話していた時、同じような事を言ったことがある。
日本は第二次世界大戦で多くのものを失い数々の悲劇を味わったけど、経済的な側面から見れば、あの敗戦なくして今の日本はあり得ないと思う。
もちろん、敗戦という苦い経験をせずに今の日本を築ければ良かったと思うけど、それは不可能だっただろう。
歪んだシステムや価値観などは戦争のような大きな外圧がかからないと変わらないことが多いと思う。
だからと言うわけじゃないけど、多くの日本人はアメリカ人のことを恨んだりはしていない。

戦争で親族を失った方が聞いたら怒るだろうし、戦争を経験していないから言えるんだろうけど、あながち間違った解釈ではないと思っている。

クラスメートとの会話では敢えて言わなかったけど、アメリカが抱える貧富の差や未だに残る人種差別などの問題も、もしアメリカが過去に一度でも戦争で負けていたら緩和されていたのかもしれない。
また、冷戦構造が無くなった今、資本主義の独走を止める手段も同時に失った、という論調も複数のメディアで目にしたことがある。
以前に宗教の話のところでも書いたけど、独走(独裁)を止めるためには反対勢力(野党)が必要である。


最近、ロシアと英国の間でお互いの外交官を追放し合い、緊張感が高まってきている。
アメリカとロシアの関係も悪化する一方だ。
もちろん戦争に発展して欲しいなどとは微塵も思わないけど、適度な緊張感が独走の抑止力として上手く作用してくれないかと思うのは僕だけだろうか。


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WSJの記事
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by nycyn | 2007-07-20 13:02 | 雑感
わざわざ感

同じ事をするにしても、人によってそれが何でもないことだったり面倒なことだったりする。

例を挙げてみよう。
新入社員だった頃、宴席である人から「人のコップにビールを注ぐ時はラベルが上になるようにビンを持ちなさい」と言われた。
そんな事を気にする人がいるの?「わざわざ」そんな事をしなくてもいいじゃん、と思った。
同じような印象を持つ人は少なくないだろう。

「わざわざ」と思うかどうかは個人差がある。
これを僕は「わざわざ感」とか「わざわざレベル」と勝手に呼んでいる。

この例で言えば、最初は「アホか」と思っていたけど、気づいたら自然にラベルを上に向けて持つようになっていた。
最初は「わざわざ」と思っていたけど、次第にそうは思わなくなった。
また、他の人がビールを注いでいるのを見ると、ラベルが上になるようにしている人が世間には結構いることにも気がつくようになった。
友達と飲んでいる時とかは敢えてラベルを下にして持ったりもするけど。

この手の話に正しい・正しくないという議論は相応しくないと思うけど、僕の場合、わざわざと感じずに出来ることならやった方がいいかも、それをすることで10人に1人でも喜ぶのであれば、1件でも多くの契約に結びつくならやってみようかな、という気持ちになる。
はさみやナイフを人に渡す時に刃を相手に向けないようにすることをわざわざと感じる人は殆どいないと思うけど、何事も習慣になってしまえばこれと同じことだ。

逆に、そんなショーモナイ事はやりたくない・気にしない、そんな事はどうでもいいので自分は本業で勝負する、と思う人も少なくないだろう。
こういう人はわざわざという気持ちを拭おうという気になれない、或いは人の指摘に素直になれない人なので、無理してやることは無いだろう。
僕だったら、それをすることで本業に悪影響があるわけじゃなし、気持ちの持ちようでわざわざなんてすぐに消える、呼吸をするのと同じ感覚になるんだからやればいいのに、と思うけど、前述の通り個人差があって然るべきだと思う。

このような例は身の周りにいくらでもある。
・電話を切る時に受話器をガチャンと置かない
・人の机に物を置く時は音を立てないように置く
・朝出社してすぐの人にいきなり仕事の話をしない
・人のパソコン画面や写真を触る時にベタベタと指紋をつけない

自分が気にしない事でも、「世の中には気にする人がいる」という気持ちになれるかどうかで対応が分かれるだろう。


もう少し実務的な例。
日本にいる頃は資料を使って説明や説得をする事が多かったんだけど、僕は相手の目が資料のどこに向けられているかを随時確認するようにしていた。
前半の導入部分、僕にとっては当たり前の内容でも相手には馴染みの無い内容だったりすると、その人の目は導入部分で止まったり不安そうな目になったりしがちだ。
アメリカ人だと分からないことがあればすぐに説明を遮って質問してくるけど日本人はそうしない人が多いので、相手の理解度を確認せずに自分のペースで説明を進めてしまうと、説明する側にもされる側にもいい事はない。

これを後輩に話した時、わざわざそんな事をしなきゃいけないんですか、と言われた。
いいえ、しなきゃ「いけない」ことは無いけどした方がいいよ、と思っただけ。
嫌ならやらなくて結構、あんたが説明下手な人間になっても別に困らないからね。

もちろん、モノには限度がある。
僕の価値観に照らして過剰だと思うこと、負担感を感じること、著しく効率性を損なうこと、敢えてやりたくないことは、「気にする人がいる」ことは分かっていてもやらない。
メールを送ったら相手が読んだかどうか全件電話して確認しろ、とか、昼食の前にスケジューラーを見て偉い人が一人で昼食を取る事にならないか確認しろ、と言われたことがあるけど、そんな事は余程のことが無い限りやらない。
これをやっている人から見れば「それくらいやればいいのに」と思うだろうけど、僕にはそうは思えない。


こういう話は極めて日本的で、ほとんどのアメリカ人には通用しない。
「人にぶつからないように歩く」とか「混雑した公共の場では騒がない・暴れない」といったレベルのことも、わざわざと感じるアメリカ人が結構いる。
前述の「メール開封確認の電話をしろ」と言った人からすれば、僕のことを同じように思っているんだろう。

決してプライオリティではないけれど、出来ればわざわざ感の近い人と仕事をしていたい。


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by nycyn | 2007-07-14 12:17 | 雑感
毒菜

ブログに書こうと思っていた内容そのままの記事があったので、ここでご紹介。(以下抜粋)


中国産食品「毒菜」恐怖…20数年前禁止の農薬検出も

中国産食品や製品の危険性が注目されている。南米パナマで発生した中国製原料による大量死亡事件は世界中を震撼(しんかん)させたが、日本でも中国製土鍋からカドミウムや鉛が溶け出していた。「毒菜」と呼ばれる中国産野菜の不安。わが国にとって中国は総輸入額で1位だが、大丈夫なのか?

「中国の業者は金もうけ優先で、消費者の安全など二の次。危険な農薬や有毒物質も平気で使用している。最近、中国で『有毒食品』という本が出版されたが、中国人自身が怖がっている。中国政府の規制も十分ではない。直接口に入れるものは控えた方がいい」。こう語るのは日本在住の中国人評論家の石平(せき・へい)氏。

パナマで昨年秋、中国産原料を使ったせき止めシロップを服用した100人以上が死亡する事件が発生した。世界中のメディアがこれを取り上げたが、中国政府が事件について記者会見を開いたのは先月31日。
中国政府は、同国企業が有毒なジエチレングリコールを混ぜて製造したTDグリセリンに「医薬品不適用」とのラベルをつけて輸出したが、ラベルが改竄(かいざん)されて医療品に使用されたことが原因と説明。「事件の責任は(ラベルを書き換えた)パナマ側商人にある」と主張した。

ただ、中国産の練り歯磨き粉から致死量のジエチレングリコールが検出されたことについては、「含有量が15.6%以下なら健康に影響はない。今のところジエチレングリコール入り歯磨き粉による中毒事件は起きていない」と開き直った。

米国では今年に入り、中国産原料を使ったペットフードを食べた猫や犬が約8500匹も死亡日本でも1月、中国製土鍋からイタイイタイ病の原因物質であるカドミウムや、中毒を引き起こす鉛が溶け出していたことが発覚した。

中国産食品で特に注意されているのは野菜類。2002年に中国産の冷凍ホウレンソウなどから基準値を超える農薬が検出され、中国産野菜=「毒菜」などと社会問題化したこともある。

日本は昨年5月から、食品の残留農薬などの検査を強化する新基準「ポジティブリスト制度」を導入したが、半年経過時点で、輸入食品の基準違反件数の最多は中国産で約4割にのぼった。

農民連食品分析センターの石黒昌孝所長は「中国産野菜からは、日本では20数年前に禁止になった危険な農薬も検出されている。全体の10%程度のサンプル検査でこの数字だから、抜け落ちたもの(=汚染食品)も相当あるだろう」と語る。

うーん、きてるな…
最近、アメリカでは中国の製品・食品に関する注意・警告が頻繁に出されていて、昨日も前述の中国製歯磨き粉に関する注意喚起メールがNY総領事館から届いたばかり。
当該メールによると、毒性物質を含む歯磨き粉は以下の通り。
Cooldent Fluoride、Cooldent Speamint、Cooldent ICE、Dr.Cool、Everfresh Toothpaste、Superdent Toothpaste、Clean Rite Toothpaste、Oralmax Extreme、Oral Bright Fresh Speamint Flavor、Bright Max Peppermint Flaver、ShiR Fresh、Mint Fluoride Paste

最近になってこういう問題が発生するようになったのか、以前からあった問題が最近顕在化しただけなのか、或いは政治的な要因が絡んでいるのか、実態は良く分からないけど、最近読んだ中国関連の本にもこれらの事件が起きても全く不思議ではないような記述があった。
また、中国では川の汚染で死んだ魚を「豊漁だ」と喜ぶ人もいるらしいので、中国側にしてみれば特別問題視していないのかもしれない。
なお、マンハッタンにある中国人が多い某地区では、売られている野菜が不自然に大きかったり肉・魚の色・臭いがおかしい、という話を聞いたこともある。

食品に関して特別センシティブなわけじゃないし米国産牛肉なんか食べまくっているけど、それとはちょっとレベルが違うような気がする。
米国製や日本製だから安全ということでも無いし、気にしだすときりが無いけど、可能な範囲でなるべく避けるようにしよう。


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by nycyn | 2007-06-06 10:51 | 雑感
ニューヨーク・デリ

面白い記事を発見した。

ディズニー、期限切れ調味料使用サンドイッチ売る

千葉県浦安市の東京ディズニーシー(TDS)を運営するオリエンタルランド社は22日、園内のレストラン「ニューヨーク・デリ」が、賞味期限を1日過ぎたカラシ入り調味料を使用したサンドイッチ234食を客に提供していたことを明らかにした。

同社によると、調味料はサンドイッチ「マイルハイ・デリ・サンド」に使用され、20日午前10時~午後5時55分ごろの間に提供された。健康への影響はないという。同社では「ご迷惑をかけ申し訳ない。改めて食品の管理態勢を徹底させたい」としている。

問い合わせは東京ディズニーリゾート・ゲストご相談室特設窓口(0120・996・055)へ。

さて、どこからツッコムか…。

ディズニーシーには大昔に一度行ったことがあるだけで良く知らないけど、ニューヨーク・デリってのがあるらしい。
気になったのでホームーページを見てみると、「メニュー紹介」のところなんてなんと小奇麗なこと。
ニューヨークを誤解されてはいけないので、「本物の」ニューヨーク・デリを紹介してみよう。


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店に入るとアメリカ名物「原色ドリンク」がお出迎え。
成分の大半が合成着色料で出来ていると思われる。
でも、意外と薄味。

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甘ったるそうな雰囲気を醸し出しているパン。
ラップで包んだだけで、製造年月日や消費期限の表示などあるわけなし。
でも、意外と素朴な味。

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デリ名物、胃もたれ保証付のおかずコーナー。
ふたもせず保温しているので、夕方には表面がカラカラに。
でも、意外と「セサミチキン」がおいしい。

以上、これが本物のニューヨーク・デリです。


そんなことはさておき、「賞味期限を1日過ぎた」って … 何なんだろうね。
賞味期限と記載されちゃってるからルール違反なんだろうし、ちゃんと発表した会社はエライけど、こんな事を発表しなきゃいけない日本社会の風潮とかマスコミの姿勢とかを見ると、何だか寂しい気持ちになるのは僕だけだろうか。
以前どこかで「日本の賞味期限が短すぎるので外国のお菓子を日本に輸入するのが困難」という記事を読んだ記憶があるけど、厳しくすりゃ良いってもんでも無いと思うんだよね。
スナック菓子なんか期限を1ヵ月過ぎてもパリパリで美味しく食べられるし。

先日アメリカの嫌な部分について書いたばかりだし、こんな事ばかり書くのもどうかと思うけど、「ちょうど良いさじ加減」ってところに落ち着いてくれればいいのに。
まじめ過ぎるのも問題だね…。
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by nycyn | 2007-05-23 13:46 | 雑感
日本語

こんな記事を見つけた。

【大丈夫か日本語・上】大学なのに…中学生レベル6割!?(以下は抜粋)
「怠惰」って何?「まごまごする」ってどういう状態?
履修登録の説明書が読み取れないので新年度のオリエンテーションが成り立たなくなっていた。基本的な語彙(ごい)力がないために、英語ならぬ日本語の理解力やリスニング力が落ちている。
英文解釈の講義で学生に「often」の意味を調べさせても、「しばしば」はもちろん、「頻繁に」といった訳語が理解できない。
オペレーターが日本語で書かれた取り扱い説明を理解できず、機械を故障させた。
社員が送った言葉足らずの電子メールが取引先を立腹させ、受注ができなくなった。

うーん、ここまで来てるのか。
先日誤植が云々というエントリーを書いたけど、それどころの騒ぎじゃないな。
「まごまごする」くらい分からなくてもいいと思うけど、取扱説明書が理解できないと困るね。
最近は商品・サービスにこれでもかと言うくらい注意書き(ディスクレイマー)が付いているけど、これを理解できないとなると、そのうちマンガで注意書きをしなきゃいけなくなるのかも。
そう言えば、アメリカのドライヤーには「本体・コードを濡らすな(感電注意)」みたいな注意書きとともにコードがバスタブに浸かっている絵が描かれているけど、日本もこうする必要があるということか。(既になってる?)

そういう僕も、日本語を間違って使っていることがある。
以前に「的を得た発言」という表現をブログに書いたことがあるけど、「的を得た」は間違いで「的を射た」が正しい表現だと指摘されてしまった。
確かに、的は射るものであって得るものじゃない・・・これって知ってて当たり前?
因みに、英語にも「hit the bull's eye」という表現がある。


そこで、多くの人が知っていると思うけど、今でもたまに聞く間違った日本語:

「情けは人のためならず」
誤:情けをかけると相手のためにならない。
正:人に親切にしておけば、結局は自分にメリットがある。

「役不足」
誤:私では役不足ですから・・
正:役不足とは「人の能力に比べて役割が簡単すぎる」こと。
「役不足です」と謙虚に言っているつもりが、実は「偉大な俺様にそんな低レベルの仕事をさせるのか」と言っているわけで、この場合は「力不足」と言うべきだろう。


* * * * * * *

変な日本語で思い出したんだけど、大学の頃にバイトしていた居酒屋でお客の会話を聞いていると、日本語の間違いというか、変な事を言っている人がちょくちょくいた。
何故か今でも覚えているフレーズをいくつか。

(大学生)「お前、獲物を見つけた魚みたいだな」(水を得た魚、だよね)

(30歳前後の女性が目を閉じて)「私さあ、悲劇のヒロインにはなりたくないんだよね・・」(ならないから心配すんなよ)

(アキバ系1)「俺さ~、広末涼子の作詞能力はアイドルにしてはすごいと思うんだよね~」
(アキバ系2)「あ、それありかも」(ねーだろ!知らないけど)

(柔道金メダリストの古賀が後輩に向かって)「このテーブル低くねえか!」
(後輩)「すみませんっ!ちょっと、店員さん・・・」(対応不可能につきシカト)

(おじさん)「カレイのから揚げなんだけどさ、骨まで食べられるように揚げてくれる?」
(僕)「それだと身の部分が黒コゲに・・・」
(おじさん)「ああ、身は要らないから捨てといて」

(おじさん)「焼き鳥ちょうだい、砂で」(「砂肝、塩で」の間違いか?)

(おばさん)「肉じゃがを「したした」にしてくれる?」
(僕)「は!?」
(おばさん)「だから、したした、したしたよ」(ひたひた、のことか)


ということで?僕も日本語の使い方には気をつけよう。


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by nycyn | 2007-05-01 10:42 | 雑感
ヒョードルと松坂

先日書いたヒョードルがボードッグの試合に出るという件について、試合のビデオを発見した。
結果を知らない人もいると思うので、何も書かずにリンクだけ貼っておきます。

ヒョードル対リンドランド(←音が出るので会社でご覧の方は注意して下さい、以下同じ)

このサイトには格闘技のビデオが沢山あって、ヒョードル対ノゲイラとか懐かしいのもあった。
ガードポジションから出すあのパンチは何度見てもぞくぞくする。
ヒョードルを知らないという方はコチラでその強さをご確認ください。

さらに、2戦連続で衝撃のKO勝ちをしたソクジュのビデオもあった。
こいつはちょっとヤバイ。


* * * * * * *

話は変わるが、いまレッドソックスの松坂が対ヤンキース戦で投げている。
テレビを見ていると殆どが松坂の話題で、松坂のための試合みたいになっている。
僕が見た中での最速は97マイル(156キロ)、松坂の球ってこんなに速かったっけ。
制球に苦しんで3回までに3点取られたけど、3回の裏にソロホームラン4本でレッドソックスが逆転。(効率ワル・・・)
前回は打線の援護が無くて負け投手になったけど、今夜はいけるかな?

(追記)
松坂はその後もジーターのホームランなどで加点されたけど、味方打線の援護を受けて勝ち投手になった。良かった良かった。


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by nycyn | 2007-04-23 10:49 | 雑感
マウス死亡

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モバイルPC用に使っていた超ミニマウスが壊れてしまった。

このマウスはマッチ箱と同じくらいの大きさなのでかさばらず、小さくても機能は普通のマウスと同じ。
僕はノートPCのタッチパッドを使うのが苦手で、どうしてもマウスを使いたくなってしまう。
特にパワーポイント等で図形をいじくっている時はマウスが無いと発狂しそうになり、この超ミニマウスが手放せなかった。

ただ、PCと別々に持ち運ぶのが面倒なのでPCのUSBにつなぎっぱなしにしていたら、PCを動かす度にマウスがプラプラするのでコードが耐えられず、断線。
物持ちは良い方なのに、1年半の短い生涯となってしまった。


クラスメートでマウスを使っている人はあまりおらず、多くの人はタッチパッドやポインティング・スティック(キーボードの中央にあるグリグリするボタン)を器用に使っている。
上手な人は中指でポインティング・スティック、親指でボタン(左右クリックに相当するやつ)を操り、右手だけで自由自在にポインタを動かしているのを見ると感心してしまう。

そんな彼らにとって超ミニマウスは珍しいらしく、「日本人はやっぱ違うね、今度日本に行ったら買ってきてよ」と何人かに言われたから「これは日本じゃなくて近所の電気屋で買ったんだよ」と言うと、途端に興味を失っていた。
理由は良く分からないけど、覚えているだけでも5人くらいが同じ反応をしていた。
そこら辺で買えるモノには興味が無い、ということか。


一方、クラスメートにはキーボードのショートカットを使う人があまりおらず、一緒に作業をしているとイライラすることがある。
ビジネススクールではオリエンテーションでそういうテクニックを教えるくれるんだけど、周りにいるクラスメートに限っては全然ダメ。

そう言う僕もそれほどショートカットを多用しているわけじゃないけど、使っているのはCtrl+C/X/V/S/W/Pくらい。(特にS)
また、エクセルでかなり頻繁に使うのが、Ctrl+C(コピー)→Alt+E(「編集」メニュー)→S(Paste Special、形式貼付だっけ?)→V/F/T(値/式/書式の貼り付け)。
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これをマウスを使ってやると5秒くらいかかりそうだけど、ショートカットなら0.5秒くらい。
エクセルで表を作っている時はこれを何度も繰り返すので、同じスタディグループだったロシア人に「ピアノを弾いているみたい」と言われたこともある。
そんなロシア人に「教えてやるからやってみな」と言ったら、彼女はそもそも「Paste Special」を使うのが面倒で普通の貼り付けでいいと思っているので、表の一部だけ罫線が太かったり右端の罫線が無い表をそのまま教授に提出していた。

その他、意外と知らない人がいて驚いたのは、Alt+Tab(アプリ切り替え)とかShift+左クリック(リンクを新しいウィンドウで開く)、Ctrl+ホイール(文字・表示サイズ変更)など。
他にも色々と機能があるみたいだけど殆ど使わない機能は覚える気がしないので、ここに書いたくらいしか使っていない。


基本動作の多くはマウスを使わなくても大丈夫でも、図形をいじる時はやはりマウスが欲しいと思ってしまう僕にとって、マウスが壊れたのはショックだった。
だからすぐに新しいのを買おうかと思ったけど、今後図形をいじることはそれ程多くなさそうだし、マウスが無い方がPCを持ち運びやすいし、タッチパッドもちゃんと使えるようにしておきたいから、新しいマウスは買わないことにした。
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by nycyn | 2007-04-16 04:38 | 雑感
指標の意義

最近はあまり見なくなった日本語のフリーペーパーを久しぶりに見ていたら、ある広告に目がとまった。
「NYベスト1の北京ダック店」
確かこの広告は渡米した3年前からデザインが変わっていないなー、と思うと懐かしくなった。

ところで、「No.1」とか「Best」という表現を使った広告を見る機会は日本よりもNYの方が多い気がする。
うちの近所にも「The Best in the World」という看板を出している、殆ど客のいないホットドッグ屋がある。
まじめな日本人の中には「誰がNo.1だって決めたんだよ」とか「グルメ雑誌のランキングとかでNo.1になった店だけが使える表現じゃないの」と思う人もいるだろう。

このことについてアメリカ人に聞いたことがあるんだけど、彼の答えは「本人が世界一だと思っているんだからいいんだよ」とのこと。
「Zagat(レストランガイド)で1位」と書くとウソになるけど、「○○で」という対象を特定しない形での1位や、「一番おいしい」みたいに「一番」の判断が主観的なものである場合にはOKらしい。
そう言えば、リアリティ・ショーのApprentice(Season1)では、「コンビニで買った粉末のレモネードを水で溶いたもの」を街頭で売る時に「NYでNo.1」と宣伝していた。

でも、アメリカ人に比べれば控えめな日本人的には、何か客観的な指標で1位にでもならない限り、自分の店の広告に「No.1」と書く勇気のある人はあまりいないだろう。
そういう意味では、日本で「No.1」という広告を見ればそれなりの「意味」を持っているんだろうけど、アメリカの「No.1」や「Best」はあまり意味が無いんだと思う。


こういう「意味の無いNo.1」が氾濫していることが影響しているのかどうかは分からないけど、アメリカ人は「客観的な指標」をかなり重視しているような気がする。
今の大学では企業の役員などゲストスピーカーの話を聞く機会が頻繁にあるけど、最初の経歴紹介では「○○賞を受賞した」とか「大統領の経済チームの一員だった」みたいな部分をやたらと強調している気がする。
中でも「大統領の」というのは特に重要らしく、「President ... of the United ... States」と普段は早口なくせに、この部分だけはやたらとタメて発音している。
僕が参加しなかったゲストスピーカーの講演について他の生徒に聞いても、スピーカーについての印象で最初に出てくる言葉はこういう客観的指標であることが多い。

これには移民国家の多様性が関連しているのかもしれない。
人種・環境・教育・思想など似通った部分の多い日本と比べると、多様性の国アメリカではお互いを理解するのが難しいので、誰もが理解できる客観的指標の位置づけが日本よりも高いのでは。
考えすぎかな。。。


一方、この客観的指標にも「ランク」があって、前述の「大統領・・・」のように誰もが理解できるような指標から「何だそれ?」みたいなものまで色々ある。

例えば格闘技の試合では、聞いたことも無いような団体のチャンピオンがゴロゴロいて、ヘタすると出場選手全員が何らかのチャンピオンなんじゃないかと思うことすらある。
格闘技好きな人なら「WBAチャンピオン」(いわゆる世界チャンピオン)と「XYZチャンピオン」(存在自体が怪しい団体のチャンピオン)の違いは分かるけど、格闘技に興味が無い人にとってはどっちがすごいのか分からないだろう。
「XYZチャンピオン」と名乗る人の狙いはそこにある。

日本でもアメリカでも「ダイエット効果No.1」とか「○万人が認めた効果」みたいな広告に釣られて大金を騙し取られたり体を壊す人がいるみたいだけど、こういう人たちは「XYZチャンピオン」のインチキ臭さを理解できない人と同じだと思う。
美容整形、健康食品、金融商品・・・自分が理解できないものには手をださない、或いは理解できる人の知識を借りる、という防衛手段を取らないと、「あの選手はXYZチャンピオンだから強いはず」と信じてしまうことになる。
あるある大事典を見て納豆をドカ食いした人は要注意ですよ。

更に言えば、「格安」とか「好評」といった「検証が難しい曖昧な言葉」も同じこと。
前述の略歴紹介の例で言えば、「優秀な成績で卒業」とか「上位入賞」、「チームで重要な役割を担った」といった言葉はポジティブな印象を与えるかもしれないけど、下線部分の解釈の幅はかなり広い。
「全国大会3位」とか「リーダーを務めた」という具体的な表現を避けている時点でそれ未満のものであることは間違いなく、ひょっとしたら「上位=10人中の5位」とか「重要な役割=ただメンバーに名を連ねただけ」かもしれない。
この点はビジネススクールに提出した履歴書・エッセイを書く時にかなり神経を使ったので、その後はこういう表現を見ると「具体的に書くほどのモノは何も無いのね」と冷めた目で見るようになった。


ということで、客観的指標の無いNo.1はもちろんのこと、客観的なNo.1の中にも意味の無いものが含まれているので、表面的な指標に惑わされず本質を見極める目を養わなくてはいけないね。
なんて言いながら、「NYベスト1の北京ダック店」に一度は行ってみようと思っている。(ハズレてもダウンサイドは小さいからw)


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by nycyn | 2007-04-10 12:49 | 雑感
新年度

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僕は小学校の時に3回転校し、4つの小学校に通った。
転校した経験のある人は分かると思うけど、既に友人関係が出来上がっている数十人の集団の中に一人で入っていくのはそれなりに大変だ。

登校初日の朝、先生に連れられて教室へ行き、みんなの前で挨拶する。
何を話したかは全く覚えていないけど、たぶん緊張していたんだろう。
席について普通に授業が始まるけど、落ち着かないので授業なんか聞いちゃいない。

休み時間になるとクラスの数人が近寄ってきて、色々と話しかけてくれる。
どこから来た、家はどこだ、野球はやるか・・・
中にはその日のうちに遊びに行こうと誘ってくる人もいた。

3回も転校を経験すると、「転校直後の人間関係」と「1年後の人間関係」にある程度のパターンがある事に気付く。
転校直後にとても親切にしてくれた人、必要以上に仲良くなろうとしてきた人、自慢話ばかりする人、調子はいいけど信用できない人、最初は全く話さなかったのにあるきっかけで仲良くなった人・・・
色々な人がいたけど、僕が最終的にどういう人と仲良くなったのか、嫌いだった人の転校直後の態度はどうだったかを考えると、どこの学校でも似たような答えにたどり着く。

公立の学校にしか通ったことが無いから、そこにいる生徒はお坊ちゃん・お嬢ちゃんばかりな訳も無く、ガラの悪いのも沢山いた。(人のことは言えないけど・・)
初めて転校した学校では何度も喧嘩したし、しつこくいじめられた時もあったから、転校したことの無い大半の生徒はいいよな、と思ったこともあった。
でも、徐々に世渡りが上手くなったのか、「こいつは相手にしても仕方ない」と思った時はムキになってけんかすることも無くなったし、「こいつが言っている事ならちゃんと聞こう」と思ったり、面倒な時は「表面上だけ調子を合わせておこう」と思ったりもした。
嫌な小学生。。。
でも、「転校生である」という理由だけで受ける理不尽な攻撃をかわしつつ友達を作っていくためには、こうするしか無かったと思っている。
そして、その時に培った人を見る目がその後の人生で多少は役に立っているかな、と思うこともある。



新年度ということで、最近は新たにNYにやってきた人達を社内外で見かける。
新しく来た人、迎える人、それぞれを見ていると昔の転校の記憶がよみがえってくる。

僕は前述の経験があったせいか、人が人にどのように接するかに関して敏感な方だと思う。
大人になると小学生のような露骨な態度で人に接することは無くなるけど、周囲を見ていると大人の態度も基本的な部分は子供と変わらないんだな、と感じる。
翻って、新しくNYに来た人達が心地よく入って来られる雰囲気を自分は彼らに提供できているのだろうか・・・

NY生活も4年目に入りました。


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by nycyn | 2007-04-04 12:00 | 雑感
ハゲタカ

NHKドラマ「ハゲタカ」をビデオで見た。
2ヵ月くらい前にフリーペーパーに広告が出ているのを偶然見つけて興味を持ち、その後金融系ブログでもちょくちょく目にしていたのでどうしても見たくなり、忙しいからやめようかとも思ったけどやはり見てしまった。

6話全部見終わっての印象は、とても面白かった。
もちろん人によってケチのつけどころは沢山あるんだろうけど、不特定多数の視聴者を対象としているという観点からはバランスが取れており、金融知識が無い人にも分かりやすく、金融関係者でも十分に楽しめると思う。
過去2年くらいの買収がらみのニュースを把握している人にとっては、「この登場人物はあの人をモデルにしているな」とか「この部分はこういう表現にしたか」といった楽しみ方もあると思う。
視聴率は1桁台後半で「低い」と言われているみたいだけど、金融というお堅い内容を考えれば結構高いのでは、とも思う。

前半では買収ファンドの「ハゲタカぶり」を強調しすぎじゃないか、と思ったけど、これはあまり馴染みのない人向けに分かりやくしただけであり、全体を通じて見るとバランスが取れていたように思う。
一方、日系金融機関の「ダメダメぶり」も容赦なく描かれていて、これも見ていて面白かった。
そういう意味では登場する会社・個人がニュートラルに描かれていて、製作者が視聴者を特定の方向に誘導しようという意図があまり感じられないのが良かったと思う。

ちょっと意外だったのは、メーカーの熟練工がハゲタカに対して「あんたらは何も造り出さないし何の価値も生んでいない」と言ったのに対し、「価値創造の手伝いをしているんだよ」とか言うのかと思ったら、「カネ(株)を持っていても最終的に企業はヒト次第」と言った部分。
この部分だけは、最近の株主中心の欧米型経営に向かう流れにクギを刺してやろうという意図があったのかもしれない。


脱線するけど、買収ファンド(ハゲタカ?)勤務のブロガーと先日飲んでいる時にもそんな話になって、僕が「会社が株主のものだとする議論はどうかと思う」と言ったら反対されてしまった。
明確な答えがある議論じゃないので人それぞれでいいと思うんだけど、よく思うのは、「株主の利益」という議論に出てくる「利益」の価値判断は誰がするのだろうか?
例えば、トヨタが持っているキャッシュを次の決算で全額株主に払い出したら「現在の」株主の利益は大いに満たされるだろうけど、それって株主の利益という議論で出てくる利益じゃないよね。(東京スタイルで株主である村上氏が似たような要求をした時は退けられた。)
企業を構成する従業員や地域社会も含めた概念での長期的な企業価値を向上させることが「株主の利益」につながるのであって、その過程で人員カットも時には必要だろうけど、この順序が逆になった議論を聞くと「おやっ」と思ってしまうのである。
もちろん、長期的視点といった便利な言葉で企業努力を先送りしているだけの企業があるのも事実だけど、それでも最近の「株主至上主義」みたいな議論は好きになれない。

だから、何が株主価値の向上につながるのかを判断するのはあくまで経営陣であり、それが嫌な株主は株を売ればいいだけの話。
或いは議決権の過半数を取得して自らが経営陣になってしまう方法もあるけど、あまり強引にやるとドラマでも出てきたように従業員がごっそり抜けてしまうというリスクも伴う。
こうした背景もあってか、日本に進出している欧米買収ファンドの中には「敵対的買収は絶対にやらない」と明言しているところも少なくない。

こうした日本的な企業文化を「未熟」だと表現する人もいるけど、僕はそうは思わない。
日本には日本独自のやりかたがあっていいと思うし、逆にこれまでの日本の経営がそのままでいいとも思わないので、色々と模索しながら何年・何十年かけて(あるいは永久に)議論していけばいいと思う。
尤も、僕の仕事的には逆の意見を持っていてもいいはずなんだけど。。。


・・・と話はそれたけど、「ハゲタカ」はそんな僕にもフェアに映るいいドラマだったと思う。

敢えてショーモナイ指摘をさせてもらえば、柴田恭平が演じる銀行員が40代前半という設定と、主人公のハゲタカの名前が「わしづ」という点くらいだろうか。
彼は後半で「鷲津ファンド」を立ち上げるんだけど、ネーミングとしてはちょっと・・・。

先日「インドの衝撃」というNHKのドキュメンタリーが面白かったと書いたけど、NHKは色々とゴタゴタがある割にいいモノ作るね。(偉そうですみません。)
アイドルが出ている(だけの中身の薄い)ドラマもいいけど、ハゲタカのようなドラマをもっと作っていって欲しいな。


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by nycyn | 2007-04-01 13:40 | 雑感