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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
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カテゴリ:MBA( 64 )
3学期半ば・・・
今学期は大学について殆ど書いていない。
何故かと言うと、ブログに書きたくなるような面白い話題が無いから。
でも、このままで行くと何も書かずに3学期が終わってしまいそうだから、各科目について簡単に書いておこうと思う。

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今学期は2科目が必修、2科目が選択となっていて、必修の2科目は以下の通り。

Strategic Management
企業の経営陣が直面する様々なシチュエーションにおいて、どのように行動すべきかを学ぶもの。
新規参入、ポジショニング、差別化、最適企業規模、事業範囲、資本構成など、総合的な戦略をテーマとする。
教授は今年HBSから移ってきた女性の教授で、学生からはとても評判が良い。
ダラダラとケースの内容をなぞるのではなく、フォーカスすべき部分に特化して議論を進めていくやり方は、視点がブレずにコアな部分だけを集中して学べるので、僕も気に入っている。
一方、授業で扱うケースがロシアのアイスクリームメーカーやビール瓶の栓を作っている会社など、かなりマニアックな会社ばかりなので、先入観なくケースに臨めるものの、「えー、あの企業ってこうだったの!」という面白さはあまり無い。
なお、ストラテジーやリーダーシップといった授業では、外国人の僕がケースを読んでも状況をイメージするのが難しく、予習には苦労している。

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Global Economic Environment
所謂マクロ経済ってやつ。
3学期にもなって何でコレ、って感じなんだけど、それに加えて教授が最悪。
かなりのおじいちゃん教授で、昔は偉い人だったみたいだけど頭の中が古いのか、アメリカ最強、日本は昔は強かった、ヨーロッパは怠け者、中国は地下経済だけで成長してる、みたいな先入観で話している感じ。
一度、「フランスは農業補助金なんかやってるからダメ国家なんだ」といった発言をしたら、フランス人の生徒から猛反発をくらっていた。
因みに、そのフランス人の反論は「食物の品質を軽視しちゃいけないぜ、アメリカ人にはそんな事言っても分からないだろうけど」みたいな内容で、どっちもどっちといった印象だったけど。。。
また、昨日中間試験があったけど、試験内容は「GDP = C + I + G + NX」等の式の暗記を問う問題が出るなど、ビジネススクールの試験とは思えない内容。
これまで受講した授業で一番つまらないかも。

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選択科目は以下の2つ。

Capital Markets and Investments
このクラスを履修した後でないとファイナンス系の選択科目を受講できないから、結果的に全員が受講するクラス。
内容はかなり基礎的で、金融市場全般の概要や債券価格と金利の関係といった内容から始まり、今後はポートフォリオ理論などをやるらしい。
本音を言えば、こんな基礎的なクラスはパスして別の授業を受けたいんだけど、ルールだから仕方ない。
毎回ほぼ全員を順に指名して質問に答えさせる攻撃的なスタイルの教授の評判は、あまり良くない。
この教授は例え話を多用し、債券価格を求める式をストレートに教えるのではなく、トリュフの乗ったピザがどうしたとか、ナポレオンがロシア遠征に行った時に云々、みたいな話で説明を行うため、一部のアメリカ人には「分かりやすい」と評判だけど、僕を含めた外国人生徒からは「分かりにくい」と不評だ。
また、生徒はみな平日働いているのに、金曜日締切の宿題を直前の火曜日に通知してきて、その量が膨大だったり(前週末までに通知しろよ!)、宿題の解答を配布して欲しいと生徒から要望が出ても2週間以上放置していたりと時間にルーズなくせに、授業への遅刻や休み時間は分単位でキッチリ管理したりするから、最近ではほぼ全員から嫌われている。
昨日の授業で「明日メールするよ」と言っていた資料も、まだ届いていない。

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Economics of Strategic Behavior
必修で受講しているStrategic Managementと同じような内容のクラス。
何でStrategyを2つも受講しているかと言うと、他に取りたかった授業が取れなかったから。
フルタイムのMBAに比べると選択肢の幅が狭く、授業がある日は1日に8時間以上授業を受けているから時間が合わなかったりして、必ずしも取りたい授業が取れるわけじゃない。
今学期は取りたかった授業が悉く他の授業とバッティングしてて、消去法的に取ったのがこのクラス。
とは言え、教授は有名な大物で、受講してみると確かにすごい人だということが良く分かる。
かなりの太っちょさんで、最初の授業の時、薄いブルーのシャツに汗でポツポツと「島」が発生してきて、授業が終わる頃には複数の「大陸」が完成してるし、その体重を脚が支えきれないのか杖をつきながら歩いているので、「このデブ大丈夫か?」と思ったけど、この男、タダ者ではない。
生徒の質問に教科書的に答える教授も少なくない中、この教授は殆ど全て実体験に基づいて回答できる。
学歴はMITでBS、プリンストンでMSとMPA、MITでTechのPhDを取得、職歴も大統領の下でスタッフ・エコノミストを務めたり事業会社の役員をしたり、HBSを含む複数の大学で教授として受賞したり、経済学からファイナンスまで幅広く教えている、スーパーマンなのである。
授業は殆どケースで、その進め方も「さすが」という感じなんだけど、ブログに書くにはちょっとマニアックな企業のケースが多い。

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3学期に受講している授業は以上の4つ。
今後、ブログに書けるような面白い話題が出てきて欲しいもんだ。


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by nycyn | 2006-11-05 13:39 | MBA
ICs
先学期までは必修科目だけだったから全ての授業を同じメンバーで受講していたけど、今学期から選択科目が始まり、違うクラスの生徒も一緒に授業を受けている。
僕はクラスCなんだけど、隣のクラスDには個性の強い生徒が多い印象があり、飲み会では異常にテンションが高いし、学年全体が集まる説明会でもウケ狙いの発言が目立つ。
そんな個性派揃いのクラスDと一緒に授業を受けていると、色々と面白いことが起きる。

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先日のキャピタル・マーケットの授業中の出来事。

まだ導入部分ということで、教授は細かい話をせずに事例を多く紹介し、ファイナンスに馴染みの無い生徒にも分かりやすく説明していた。
事例を説明する際は教授も横道にそれてギャグを言ったりするんだけど、そんな教授のスタイルがクラスDの生徒を刺激した。

まずはヘッジファンドで働く生徒が、「知識ひけらかし系」の質問をした。
「僕はHFで働いていて、・・・を担当して、・・・が起きた時は・・・で対応して、・・・というロジックを立てたんだけど、またある時は・・・(ここまで1分以上)、ところで○○(どうでもいい質問)は何ですか?」みたいな。
奴は○○が知りたいわけではなく、沢山の・・・を言いたかっただけだろう。

続いて、クラスDの別の生徒が、教授がたとえ話として紹介した事例の重箱の隅をつつきだした。
教授も返答に困って「あくまで事例だから」と説明するんだけど、この生徒はさらにショーモナイ質問を続ける。
教授は質問する姿勢を大事にしたいのか、まだ学期の初めだから時間的な余裕があるのか、このショーモナイ質問に付き合っている。

この二人の質問と回答にかかった時間は10分くらい。
他の生徒たちも「あーあ」という雰囲気を醸し出してきたことから、教授も授業に戻ろうとしていた。

が、ここからインド人と中国人が暴走しだした。

本題に戻ろうとする教授をあるインド人生徒がつかまえ、ものすごい細かい質問(インド株式市場の規制関係)をした。
教授は当然そんな規制を知っているわけはないんだけど、推論をベースに誠実に答えていたら、別のインド人が口を挟みだした。
その教室には多分7~8人のインド人がいたと思うんだけど、これを契機に他のインド人たちも参戦してきて、インド人同士のローカルな議論になってしまった。
彼らは興奮して訛りの強い英語で話すから、僕はもちろんのこと、教授も彼らの発言内容を完全には理解できていない様子。

そこへ、今度は中国人が乱入し、彼が働く中国企業が香港で上場した時の話を延々と始めた。
議論の主導権を奪われたインド人は、主導権を取り戻すべく話題を変えようとするが、中国人も負けてはいない。

このインド・中国の暴走が始まって15分くらいすると、さすがに他の生徒もイライラしてきて、途中で全く違う話題の質問をして流れを断ち切ろうとするけど、インド・中国勢は強引に話題を元に戻す。

結局、このインド-中国戦は40分以上続いた。
授業中に質問したり自分の経験を披露することは奨励されているから、他の生徒も「やめろよ」と言う事はできず、ため息をついたりトイレに行ったりして無言の抵抗をする。
議論の後半には、10人以上の生徒がトイレで席を外していた時間帯もあった。

この授業の後の休憩では、他の生徒はこの話題で持ちきり。
何だあいつらは、あんな話を聞く為に高い授業料を払っているんじゃない、教授が止めるべきだった、等々。
はっきりとは言わないけど、明らかに「これだからインド人・中国人は・・・」というニュアンスを含んでいた。

今回の事例だけをもってインド人・中国人を語ることは出来ないけど、こういう話は他のビジネススクールに通う知人からも聞いたことがある。
ということは、もちろん全員がそうではないけど、この手の生徒がインドや中国に多い、ということは言えると思う。
或いは、この手の人達の多くがアメリカに来ようと思うのか。

彼らにしてみれば、「非難される覚えはない、最初に質問した二人のアメリカ人はOKで俺たちはダメなのか」と思うだろう。
個人的には、ごもっともだと思う一方、時間的に余裕のある授業の前半で10分程度の時間を「奪った」アメリカ人と、授業の後半で40分以上「奪った」彼らとはちょっと扱いが違うかも、もう少し空気を読んだ方がいいかもね、とも思う。

いずれにしても、こういうことから各国に対するイメージは形成されていくんだな、と実感した。
優等生的には「アメリカ人とは異なる環境で育った彼らに同じ価値観を求めちゃいけないよ」ということになるんだろうけど、一方で「郷に入っては郷に従え」という考え方もある。
これらが上手くバランスすればいいんだろうけど、万人に受け入れられるバランスは存在しないから難しいね。

帰りの電車でアメリカ人たちがこの件を非難する話をしていた時、インド・中国戦には参加していなかったインド人もその場にいたんだけど、彼はどういう気持ちだったのかな。
彼は議論に参加していたインド人とは全然違う性格で、おとなしくて授業中も殆ど発言しないタイプ。
勝手な想像だけど、「インド人には彼らのようなタイプが多いけど、僕みたいな人がいることも忘れないでね」とか思っているのかな。

この出来事は人間観察の観点からとても面白かった。

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by nycyn | 2006-10-05 08:59 | MBA
2学期振り返り
先月終わった2学期について、今さらながら振り返りを・・・

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全体的な印象は、とにかく作業量が多くてしんどかった。
1学期は何とか形を保っていたスタディグループが殆ど機能しなくなり、ファイナンス系を中心に宿題は一人でやるのが普通になってしまった。
本来はグループでの議論を通じて覚えることも多いんだろうけど、そういう運命だったと思って諦めることにした。

一方、仕事と勉強の両立にも慣れてきて、それぞれを個々に捉えればどっちも中途半端な感は否めないけど、バランスの観点からは上手く出来た気がする。
気負って全てを全力でやろうとして出来なかった1学期に比べ、2学期はリラックスして(要は手を抜いて)やろうと最初から思っていたから、そういう点でのストレスは感じなかった。
この1学期と2学期のスタンスの違いが学びにどう影響するのか分からないけど、大差なかったんじゃないかと今は思っている。

以下は以前に書いたことと重複する部分もあるけど、科目毎に振り返ってみよう。


Decision Models
体臭のキツイ教授、という印象しか残っていない。
フルタイムだと細かい部分も含めて分析ツール(クリスタルボール)の使い方を覚えるんだろうけど、「こんなものも世の中にはあります」ということをやっただけ、という感じがする。
でも、最初からこの授業は重視していなかったから、僕にとっては都合が良かった。
まあ、ハーフクレジット(学期の半分だけ)の授業だから、こんなものなのかもしれない。


Managerial Accounting
1学期に受講した会計の続きだったから「上級」なものを期待していたんだけど、全くの期待はずれ。
一応、財務諸表の分析的なことをやるんだけど、Static BudgetとかFlexible Budgetとかいう言葉の定義ばかり出てきて、全く実践的じゃない。
同じクラスのCPAに聞いてみたけど、彼も仕事でこんなことをやったことはないと言っていた。
これもハーフクレジットだから、仕方ないのかな。


Corporate Finance
今学期の中では一番良かったかも。
既に知っていることも多かったけど、実際に企業価値とか計算した経験は無かったから、それなりに面白かった。
実際のビジネスではこんなに簡単にいかないことは分かっているけど、基本的な概念を知っておくことは大事だと思う。
ただ、何度か書いたけど、教授のいいかげんな締切管理や信用できないシラバスに振り回された授業でもあった。


Operations Management
細かい計算を重ねて生産工程の最適化をしたりして、結構面白かった。
処理能力が低い工程(ボトルネック)を増強するとボトルネックが別の工程に移動し、新しいボトルネック対策を行うと特定の材料の投入が間に合わなくなり・・・、とキリが無く、また予算の制約もあるから、実際に企業でオペレーションをやっている人の苦労が理解できた。
需要の予測といった不確定要素の置き方次第で結果はどうにでもなり得るんでしょ、という冷めた目で見てしまう自分がいたのも事実だけど、そんなことを言っていたら何も決められないんだよね。
だから、予測と現実にブレが発生することを前提にオペレーションを構築してとりあえず走らせ、その後も随時発生するブレに対応していくという、終わりの無い戦いなんだということが分かった。
敢えて選択科目でオペレーションを選ぼうとは思わないけど、もう少し負荷の軽い学期に時間をかけて取り組んでみたいとも思った。


Marketing Strategy
SamsungRedBull などのケースを読むのは面白かったけど、授業の内容については好きになれなかった。
顧客や市場の分析などあらゆる場面でルール化された定義に現実を当てはめていくんだけど、それは既に結果が分かっている事例を扱っているから出来るだけで、実際のマーケティングに適用できるのか、という疑念が最後まで晴れなかった。
僕はコンサルタントの仕事に対して偏見(コンサル経験がある訳じゃないのであくまで偏見)を持っていて、「自分は企画段階までで、泥臭い実行については責任を持たないからそんなことが言えるんだろう」と思っているんだけど、教授が話す内容に同じ臭いのモノを感じた気がする。(コンサルタントの方、すみません。)
一方、企業が新商品のマーケティングを行う際、担当者は社内(上司・経営陣)・株主・世間に対して販売戦略の説明をしなきゃいけないわけで、様々な要素が絡んできれいに整理できないという状況が現実だったとしても、ルール化された定義に無理やり当てはめて見栄えの良い「作品」としてマーケティングプランを説明すれば「通りが良い」わけで、こういうツールに頼りたくなる気持ちが分からないでもない。
だから、販売量を増やすためのツールではなく、説明責任を果たす(悪く言えば、実を捨てて形式に拘る)ためのツールとして捉えれば学ぶ価値があるかな、と思った。
なお、あくまでこの授業で教わった内容に対する印象が↑なだけで、どの企業でもマーケティングという機能が重要であることは認識している。(念のため)



オペレーションやマーケティングについては全く知識が無かったから、ビジネススクールの主目的であるバランスの取れた学習という意味では重要な学期だった気がする。
今振り返ってみると、「バランスが取れた」と言えるほどオペレーションやマーケティングを理解できたとは思わないけど、どんなに勉強しても実務で使う時にはそれだけじゃ不十分なわけで、これらの分野に身を置かない立場としてはこの位知っておけばとりあえずはいいかな、ということにする。

また、ビジネススクールは「MBAホルダー同士の共通言語」を覚える場所でもあると言う人がいるけど、その意味が分かった学期でもあった。
勉強していることについて同僚や知人と話すとき、MBAホルダーに話す時とそうではない時は、僕は明らかに違う言葉を使っていることに気づいた。
当然、MBAホルダーと話す方が説明しやすいし、相手の理解も早い。
だから、MBAホルダーが集まるアメリカの一部の業界ではMBAは必須であり、MBAは議論をスムーズに進めるための共通言語だということが良く分かった。
僕がそんな業界で働くことはないだろうから、あまり関係ないかもしれないけど・・・


* * * * *

こうして振り返ると、僕はとても冷めた目で授業を見ていることに気づく。

世の中には多くのMBAブログがあり、多分その半分くらいには「目からウロコが落ちた」とか「感動した」といった刺激的な内容ばかりが書かれている。
これって本心なのか、ポジティブな内容を意図的に書いて気分を盛り上げているのか、「そうありたい」と思う願望なのか、或いは自分の理想とするイメージに読者を誘導したいのか・・・
多くのアメリカ人は「いかに充実した生活を送っているか」をアピールするのが好きらしいから、最後の「読者を誘導」という視点で書いているのだとすると、アメリカナイズされたということなのかもしれない。
多少の誇張は僕を含めたほぼ全てのブロガーがやっていることだろうけど、そんなにポジティブなことばかりじゃないだろー、と思ってしまう。

MBAホルダーである上司が言っていたけど、特に田舎のビジネススクールに行くと、すごく狭い世界で似たような価値観の人たちだけで過ごすから、同級生の影響を受けやすいらしい。
ビジネススクールには世界中から多様な人たちが集まってくるけど、見方を変えれば「MBAを取る」という社会全体の中では少数派になる価値観は共通しているわけで、そういう意味では似た者同士の集まりだと思う。
だから、周りに影響されてポジティブな言葉のみをブログ上で発しているのかな?(朱に交われば赤くなる?)
或いは、そもそもMBAを取ろうと思う人たちの多くは、ポジティブな自分をアピールすべしという価値観を持っているのかな?(類は友を呼ぶ?)

もちろん、僕だって驚きや発見はあるし、勉強になっているんだけど、「目からウロコ」な場面はそんなに頻繁にはないよ。
何でだ?フルタイムじゃないから?フルタイムで勉強できる人に対するひがみ?性格が冷めているから?
理由はよく分からないけど、MBAと仕事に片足ずつ突っ込んでいる僕なりの視点から、今後も「冷めたMBA論」を展開していこうと思う。
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by nycyn | 2006-09-18 00:36 | MBA
あと一日
今学期の試験は手強い、というか苦手だ。
殆どの試験が持ち込み可能だから必死こいて暗記する必要は無いんだけど、ケースを読んで色々書いたりするやつが多く、僕には辛い試験だ。

今日の試験は5時間で長い文章を読む必要があり、アメリカ人が1時間後くらいから手を動かし始めた頃、僕は半分も読み終わっていなかった。
ビジネススクールのケースには「余計なこと」も沢山書いてあり、膨大な情報の中から余計なものを排除し、重要なものだけに着目して分析する必要があるんだけど、この余計なことの量が多い時は時間との戦いになってくる。

特に、ハーバードのケースはこの余計な情報に加えて物語調の記載が多い。
例えば、「ジョンは社長室のハイバックチェアにゆったりと腰掛け、壁の黄ばんだしみを眺めながら3日前のことを回想していた。ああ、そうだ、あの時経理部長のケインはこんなことを言っていたな・・・。その時、激しいノックに続いて資材担当役員のサラが部屋に飛び込んできた。社長、大変です!サプライヤーが当社への部品供給をストップすると通告してきました。」、みたいな感じ。
面白いっちゃあ面白いんだけど、制限時間のある試験ではこういう問題を出すのはやめてほしい。(今日はハーバードじゃなかった。)

こうした英語力不足に加え、アメリカに関する知識が不足しているせいで、ケースの内容を理解するのにも苦労する。
今日のファイナンスの試験はViacomによるParamountの買収検討がテーマで、Paramountの企業価値を計算してViacomの提示価格の妥当性や理由を述べるというもの。
これを計算するだけなら簡単なんだけど、ケースの中で「Paramountの○○というドラマをViacomの△△というネットワークで放映するシナジーにより・・・」なんて書いてあっても、僕には○○や△△が何なのか分からないから、こうしたシナジーが買収プレミアムにどの程度影響を与えているかが分からない。

解答にはこういった定性的なことも書かなきゃいけないんだけど、知らないものは書きようが無いから、僕の解答は計算結果の説明ばかりで、無味乾燥って言葉がぴったり。
僕は殆どテレビを見ないけど、たまにはテレビも見なきゃいけないのかな、と思ったりもした。


唯一がんばれると思っていたファイナンスの試験がこんな感じで、他のマーケティングなんかは未だにコンセプトすらつかめていないから、今学期の試験は全体的にボロボロかも。

でも、先学期は必要以上にがんばって試験対策をやったけど、今学期はこれでいいかな、と思っている。
1学期終了前後に書いたブログを見て、そう思った。
こういう時、「ブログを書いてて良かった」って思うんだよね。


そんな試験も明日で終わり、そして2学期も終了!
早かったなー。
1学期に比べると授業のペースや生活スタイルにも慣れ、周りが見えるようになってきた感じ。

思えば、8ヵ月前の入学以来、あまり休むことなく会社と大学を往復する生活をしてきた気がする。
ニューヨークをご存知の方なら、ブログの写真から僕の行動範囲の狭さが分かるはず。。。

さーて、ここらでちょっと休憩するぞ。


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by nycyn | 2006-08-26 13:56 | MBA
アジアの女性は・・・
スタディグループの中国人は妊娠中で、来月出産予定となっている。
出産日にもよるんだろうけど本人は今のところ学校を休む気はなく、Nanny(乳母←最近聞かない?)の手配も済んでいるらしい。
また、隣のクラスの韓国人も妊娠中で、同じくらいの時期に出産予定となっている。

偶然にも二人のアジア人女性が妊娠中なんだけど、普通に仕事をして、ビジネススクールにも通って、さらに出産・子育てをしよう、というバイタリティはどこから来るのだろう。
クラスメートは「アジアの女性はスゴイ!みんなそうなのか?」と聞いてくるから、「知らん」と答えておいた。

そんな彼女たちだけど、一方で今は期末試験期間中であり、妊娠中と言えども試験は受けなくてはならない。
でも、そこはアメリカ、妊婦への配慮はばっちりで、今月末の試験だと場合によっては出産日と重なる可能性があるため、彼女たちは特別に今月前半に期末試験を受けさせてもらっている。
先に受けた彼女たちが試験問題をバラすことは無いんだろうけど、まだ最終講義が終わっていない段階での受験になることもあり、教授は彼女たち二人のためだけに本来の試験問題とは別の試験問題を作ったらしい。
試験は最長6時間に及ぶものもあり、2つも試験を作るのは結構大変だと思う。

日本ではこういう話を聞いたことが無いけど、こんな特別な対応をしてくれたりするのかな?
っていうか、そもそも日本は妊婦がビジネススクールに行こうと思える環境では無いんだろうな。

こうした環境の違いが両国の出生率の差(米2.0、日本1.3)に少なからず影響している気がする。
この分野に関しては、日本はアメリカに完封負けだろう。
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(グラフは少子化社会白書から)



僕は今週末から期末試験に突入。
でも、イマイチ気合が入らないんだよね。。。

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by nycyn | 2006-08-18 13:01 | MBA
ZARA
オペレーションの授業にまだついて何も書いていなかったから、一番面白かったZARAのケースをご紹介。

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殆どの人が知っていると思うけど、ZARAはスペインのアパレルメーカー。(写真はココから)
NYにも何軒かお店があるし、昨年帰国したら新宿にも出店してた。

僕はZARAで買い物をしたことが無くて女性向けだけだと思っていたけど、去年スペインに行った時に初めて入店したら、男物があることに気づいた。

そんな程度だから、このケースを読むまでZARAについて殆ど知らなかったんだけど、どうやらすごいメーカーらしい。


1975年にスペインのラコルニャに1号店をオープン。
親会社であるInditexはZARAの他、Pull & Bear、Massimo Dutti、Bershka、Stradivarius、Oyshoなどのブランドを保有し、さらに最近でも買収を行っている。
ZARAやBershkaなどの名前はスペイン語ではなく、特に意味を持たない造語であり、海外展開を意識して特定の言語を使用していない。

スペインの田舎ガリシアで唯一の有望企業として地元が強力にバックアップし、数百にも及ぶ小規模工場、2万5千人以上がZARAの生産を支える。
デザインやカッティングにコンピューターを導入し、効率性とスピードを追及。
こうした強みにより他メーカーに比べて柔軟な生産が可能となり、通常はシーズン6ヵ月前には50%程度、シーズン入りの段階では100%の製造を完了していなければならないけど、ZARAはそれぞれ15%、50%程度に留め、顧客の評価や売れ行きを見ながら生産を調整することが出来る。

店舗に置かれる各商品の数を抑え、売り切れ後も補充も行わないポリシーを貫くことで、「今買わないと次に来た時には無い」という印象を植え付け、次々と新商品を投入する。
さらに、人気商品の数を意図的に少なく供給し、市場に「満たされない感」を醸成することもある。
経済学的には?なこうした戦略が上手く働き、ZARAの顧客は平均で年17回店舗を訪問する(GAPの顧客は4回)。
一方、不人気の商品が出た場合、他メーカーは大量の在庫をさばくために値引きを実施するが、ZARAは上記の柔軟な生産体制により在庫がさほど無いため、不人気商品の製造をストップして代替品を追加で投入できる。

各店舗には在庫を置かず、店舗と本社が頻繁に売れ行き情報を交換して、週2回スペインから商品を発送、欧州なら翌日、米国でも2日後には商品が店舗に並ぶ。
輸送コストがかかる一方、各店舗の在庫コストはゼロに近く、在庫一掃セールも不要。
店舗は一等地にしか開かず、ディスプレイは全店舗で統一、店舗内の商品配置も頻繁に変更する。

こうした巧みな戦略によりZARAは急成長を続け、現在では60ヵ国に2700店舗を展開する巨大アパレルメーカーとなった。
(01年の株式公開時点でInditexは世界第3位のアパレルメーカーだった。直近は不明。)

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このように、アパレル業界のみならず、ビジネス界全体においても異色のビジネスモデルを確立している。
オペレーションの観点からは、短いLead Time、少ない在庫、多品種少量生産に適した配送システム、など、サプライチェーンで難しいと言われている部分をクリアしている。
たぶん、マーケティングの観点から分析しても面白いんじゃないかな。

正直に言うと、僕がスペインのZARAに行った時の印象は「イマイチだな」という感じだったんだけど、これはあくまで僕の主観的な印象で、世間では高い評価を得ているようだ。
また、日本とスペインでは品揃えが違うだろうから、日本のZARAに行けば僕の印象も変わるかもしれない。


で、このケースを読んだからといってZARAに行こうとは思わないんだけど、前を通ることがあったらちょっとくらい覗いてみよう。
僕はZARAの服よりも商品配置や在庫管理に興味があるから、店員にイロイロ質問してみようかな(嫌な客・・)


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by nycyn | 2006-08-17 08:54 | MBA
Red Bull
前回に続き、マーケティングのケースから。

f0081958_1154631.jpgアメリカ在住の方で知らない人はいないと思うけど、Red Bullは日本で言うところの「栄養ドリンク」で、大抵のデリやドラッグストアに置いてある超人気ドリンク。
最近、日本での販売も開始したから、日本の方も知っているのかな。
日本には数え切れない種類の栄養ドリンクが出回っているけど、アメリカでレッドブル以外の栄養ドリンクを見る機会はあまり無い。

因みに、「栄養ドリンク」という呼称は正しくないと思うんだけど、日本では定着しちゃってるみたいね・・。
これもメーカーの巧みなイメージ戦略なのかな。

で、レッドブルはカフェインやタウリンなどの成分を含み、味はリポビタンDみたいな感じ。
僕は数回しか飲んだことがないけどクラスメートはしょっちゅう飲んでいて、疲れた時だけじゃなく、お酒を割る時にもよく使われている。

レッドブルについてあまりよく知らなかったけど、ケースを読むとその緻密な戦略に感心した。
ケースの概要は以下の通り。

1980年代、オーストリア人DMがタイで飲んだ栄養ドリンクにヒントを得て、これをオーストリアで販売しようと決心。
しかし、当時オーストリアには栄養ドリンクを政府が認可するためのカテゴリーが存在せず、DMは度重なる政府との交渉により"Functional Food"(機能性食品)というカテゴリーを作ることに成功、このカテゴリーの審査基準の厳しさがライバルの参入障壁として働く。
当時ヨーロッパには栄養ドリンクが存在せず、いきなりレッドブルの販売を開始しても敬遠されると考えたDMは緻密なマーケティング戦略を考案。

まずはおしゃれなクラブ等の限られた場所だけでレッドブルを販売し、同時にスポーツ選手や芸能人に試飲してもらうことで、「注目度の高い人たち」の口コミによる展開を開始。
一般の人は有名人が飲んでいる見慣れないアジア風の缶飲料に強い興味を抱くもどこで手に入るか分からないため、人々の間でレッドブルが話題となる。
DMはそれでも販路を拡大せず、学生・トラック運転手・ビジネスマンなど睡眠不足・疲労状態にある人たちにサンプルを提供することで、「効果を実感した人たち」による口コミを拡大。
こうした我慢強いマーケティングにより、半年もたつと巷ではレッドブルを試してみたい人たちだらけとなり、この段階でようやく販路を拡大し、瞬く間に大人気商品となる。

その後、世界各国でも同様の手法でレッドブル販売を開始し、欧州や南米を中心に高いシェアを獲得していく。
アメリカには97年に進出、最初は西海岸の限られた都市だけでマーケティングを展開し、ここで成功を収めると一気に東へ販路を広げていった。

緻密な口コミ戦略だけではなく、レッドブルはマーケティングの世界で要求される成功条件の多くを満たしている。(教授談)
・分かりやすく覚えやすい名前(Memorable)
・エネルギーを感じさせる名前(Positive Connotation、Imagery Rich)
・独特の缶サイズとアジア風ロゴによる差別化(Distinctive)
・一貫した販売戦略(Consistent)

以上、人気商品には緻密な戦略がちゃんとあるんだな、とマーケティングの重要性を理解した。

日本でも「ファイトー、一発!」というおなじみのCMで、見るからに疲労してそうな二人(?)が栄養ドリンクを飲んでいるけど、同じ発想だよね。
ただ、レッドブルはあまりお金をかけずにやっているところがすごい。

f0081958_11135048.jpgレッドブルは最近、メジャーリーグサッカーのメトロスターズを買収し、チーム名もニューヨーク・レッドブルズに変更された。
アメリカではマイナーなサッカーのスポンサーになる辺りがレッドブルらしいな。



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この授業の後はブロガーの方々と飲み会。
約10時間の授業を二日連続で受けた後だし寝不足だったこともあり、ここぞとばかりにレッドブルを飲んでから参加した。
でも、それ程飲んでいないのに酔いがまわってきて、二軒目に着いた頃にはヘロヘロ。
最後の方は何を話していたのか記憶が無い。
わざわざ遠方より来て下さった方もいたのに申し訳ない。。。

だから、僕としてはレッドブルの効果を認めるわけにはいかないな。
っていうか、僕が体力無いだけかも。

ということで、今日はいつもより長めにジムで走ってみた。
みなさん、レッドブルには頼らず体力をつけましょう。
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by nycyn | 2006-08-07 11:56 | MBA
Samsung
f0081958_10493937.jpgつい数時間前に受講したマーケティングの授業で、
今日のケースはサムソンだった。
サムンが正しい表記らしいけど、僕の中ではサムンで定着しているから、サムソンと書くことにする。

サムソンはみなさんご存知の韓国最大の財閥で、
家電のイメージが強いけど、金融や貿易事業に加え、野球やサッカーのプロチームも保有している超巨大企業集団。
日本ではあまり積極的な事業展開はしていないけど、世界各国でその事業を急速に拡大させている。


ケースで扱ったのはSamsung Electronics(三星電子)で、彼らのエレクトロニクス分野での世界的な取り組みがマーケティングの観点から詳しく述べられている。
全部で25ページもあるケースで、予習するのがしんどかった。

ケースの内容を要約すると、以下の通り。

元々は他の家電メーカーに安い電化製品を供給(OEM)する「二流メーカー」で、製造コストを安くすることに注力。
しかし、90年代のアジア金融危機を経験したことにより、経営方針を転換。
ライバルが製造を外注する中で自前の製造にこだわり、高品質を確保するため大量の技術者を採用。
デジタル技術の進歩をチャンスと捉え、最先端のデジタル製品開発に経営資源を集中。

アメリカでマーケティングを学んだキム氏を採用し、世界各国でサムソンブランドの確立を図る。
徹底的な各国の市場調査を行い、成長の見込める市場に資源を集中。
各国の特徴に合わせた柔軟な商品展開を行う一方、DigitAllといった分かりやすい世界共通のメッセージを発信。
オリンピックの公式スポンサーをはじめ、スポーツや映画等とのタイアップも積極的に展開。

この結果、圧倒的な技術力とマーケティング努力により、現在ではフラッシュメモリーや携帯電話など16品目で世界一のシェアを誇る企業に成長した。


日本では「えー、サムソン?」と否定的なイメージを持っている人も多いと思うけど、実際アメリカではサムソンの携帯電話はかなり普及しているし、電気屋に行っても日本製品と同じくらいの売場面積を確保しているような気がする。

ケースの内容はサムソンを称える内容ばかりだし、アメリカではこれだけサムソン製品があふれているから、授業では「サムソンはすげー、ソニーは抜かれちゃうんじゃないの」という議論が展開されると予想。
日本人である僕としては「日本ではそうでもないよ」というようなコメントを用意して授業に臨んだ。


ところが、ふたを開けてみると、クラスの誰一人としてサムソンを評価する人がいない。
生徒だけじゃなく教授までサムソン批判を始めた。
授業で出たコメントはこんな感じ。

独自性が乏しく、ソニーの開発力とは比べ物にならない。
デザインがダサく、持っているとかっこ悪い。
でかくなってきたのはここ数年のことであり、まだ信頼を確保できるだけの歴史が無い。
韓国メーカーであることを隠したがっているようだけど、みんな韓国だって知っている。(韓国製であることがそんなに悪いのか・・?)

おまけに、同じ韓国メーカーのLGにも飛び火して、「そもそも"LG"って意味不明」みたいなことまで言い出す始末。
その他、ドイツ出身の生徒も「ドイツでサムソンは三流メーカーだ」と言っていた。
また、授業の後に韓国出身のやつに話かけたら、「みんなの言う通りだよ。僕もサムソン製品を買おうとは思わない」だって。。。


ということで、サムソンを二流メーカーだと思っているのは日本人くらいだろうと思っていたけど、アメリカ人も同じような印象を持っていることが分かった。
僕はサムソンがDRAM等の分野で日本企業を圧倒しているというニュースをよく見ていたから、サムソン恐るべしという印象を持っていて、アメリカ人も同じだろうと思っていたけど、それはあくまで「部品」の世界の話で、「完成品」としてはまだまだ評価されていないんだと思った。

ただし、ビジネススクールで議論するからこうなるだけで、街中でアンケートをやったら別の意見が出てくるような気もするけど。

逆に、日本製品に対する信頼の厚さを再認識した。
日本のメーカーってすごいのね。


で、本来は「サムソンがソニーを凌駕するためには何が必要か」ということを議論するはずだったのに、「足下にも及ばない」という意見しか出なかったから、授業もそこで終了。

完成品の分野に関しては、サムソンの先行きは厳しいのかもしれない。


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by nycyn | 2006-08-05 10:51 | MBA
Decision Models
一昨日の試験で Decision Models という科目が終了した。
まだ2学期の途中だけど、この科目はもともとこの時期に終わるように設定されていて、先月からは新たに会計の授業が始まっている。(今学期受講している授業

この授業についてブログで触れたことは無いと思うけど、実はあまり興味が無い。
とはいえ、受講したことを忘れないように一応何か書いておこうかな、ということで最初で最後のDecision Modelsネタ。

授業の内容は、エクセルのソルバーやクリスタルボールというソフトウェアを使って意思決定やリスク管理を行うもの。

例えば、トラック会社のケースで、ABCDの4拠点に100、200、300、400台のトラックがあり、それをEFGHという別の4拠点に移動させる場合、EFGHの受入可能台数とそれぞれの拠点間の移動コストを考慮すると、どの拠点からどの拠点に何台のトラックを移動させるのが最も低コストか、みたいなことを計算する。
これを手で計算していたらすごい時間がかかるけど、ソルバーに前提条件を入力しておけば一瞬で計算してくれる。

また、クリスタルボールはモンテカルロシミュレーションなどを使って確率分布を計算し、リスク管理などを行うもの。
例えば、オイル会社がオイルを購入する際のヘッジとしてオプションを購入する場合に、ストライクプライスを○ドルに設定した場合のプレミアムはいくら、みたいなことを確率を使って計算する。

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これまでに何度かこういったプライシングモデルやポートフォリオ最適化モデルを使ったことはあるけど、自分で設定したことは無かった。
ビジネススクールで少し習ったくらいでモデルを作れるようになるとは思わないし、そういう職につきたいとも思わないから、利用者として知っていても損はないかな、程度にしか考えていなくて、あまり真剣に受講していなかった。
予習・復習は一度もやらなかったし、最低限の宿題をこなしていただけ。

ということで、試験の出来もイマイチ。
試験勉強も中途半端だったから、こんなもんかなという感じ。

まあ、あまり好きじゃない授業が一つ終わって良かった。


今朝は涼しくて気持ちが良い・・・
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by nycyn | 2006-07-23 21:06 | MBA
締切の意義
前にも書いたけど、僕の大学における締切の位置づけについて戸惑っている。
過去2週間だけで、3つの宿題の締切が変更(延長)された。
締切の延長自体は喜んでいい話なんだけど、僕の場合はちょっと複雑。

僕は授業が終わると、次の授業までにやらなければならない宿題と予習を全部書き出し、自分の仕事のスケジュールも勘案して、どの順番でいつまでに何をやるのが最も効率的かを考えるようにしている。
例えば、作業系の宿題はすぐに片付け、次の授業に関連する宿題や予習はなるべく後回しにして効果的に授業を受けられるようにする、など。
だから、途中で締切が変更されると、自分が最適と思っていたスケジュールが崩されるようで、あまり気分がよろしくない。


今回は宿題が5つ、ケースの予習が7つといつもより多く、さらに試験もあるから、宿題はとっとと終わらせようと頑張っていた。
そんな中、またしてもゴンザレスにやられたよ。
今回は締切の延長じゃなくて、宿題自体を無くしてやる、だって。
以下は教授からのメール。

Given that we have not yet covered the Weighted Average Cost of Capital (WACC) material in class, it is no longer a required assignment. As a result, I will not be expecting a printed write-up on it.

はい、もうこの宿題は終えましたよ。
この宿題は作業量が多くて時間がかかることが分かっていたから、授業の翌日に真っ先に取り組んだ。
WACCは知ってたけど細かいところは忘れてたから、ちゃんと教科書を読んだし、面倒な計算も時間をかけてやった。

宿題をやったことは自分の勉強になるし、別に構わない。
でも、僕らはフルタイムの仕事を持ちつつ大学に通っているわけで、限られた時間の中で今週のように大量の宿題と試験勉強をしなければならない状況下では、全てを全力でこなすのは不可能。
この宿題が最初から無ければ他の宿題や試験勉強に力を入れられたと思うと、残念だ。


僕は日本にいた頃、他の部署に指示を出して仕事をお願いすることが多かった。
人に指示を出す場合、指示が遅れたり間違っていたりすると、多くの人に迷惑がかかる。
だから、締切や指示の内容には細心の注意を払っていたし、人よりも一週間は早いスケジュールで動くようにしていた。
そんな僕の気持ちは、ゴンザレスには絶対に理解できないんだろうな。


と、このブログを書いていたら、スタディグループのトルコ人からメールが。

Thanks for sending your solution. Regardless of what the prof says, I am sure that it will be really useful to all of us. I didn't have a chance to look it over, yet. But, thanks for your help and being ahead of the curve :))

うーん、いい奴すぎるぞ、トルコ。
その一言で救われたよ。

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(左から、ロシア、トルコ、中国)
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by nycyn | 2006-07-12 10:56 | MBA