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カテゴリ:MBA 2007年 09月 13日
ついに卒業の日を迎えた。 大学全体の卒業式は既に5月に行われているので、僕が通うプログラムの生徒100名強のためだけの小さな卒業式。 会場は大学ではなく、近くの Riverside Church で行われた。 大学のホームページに掲載されている過去の卒業式の写真を見ると、多くの人がラフな服装で式に臨んでいる。 それに、どうせガウンを上からすっぽりかぶってしまうので中身は何でもいいだろうとTシャツ姿で会場に行くと、みんなジャケットを着てネクタイをしていた。 やばい…ホームページの写真は20歳過ぎの学部生だけど、僕は平均年齢35歳のプログラムにいることを忘れていた。 そんな中、仲良くしているスイス人がポロシャツ姿で現れた時は奴が神様に見えた。 大学全体の卒業式だと大勢が狭い場所に押し込められ、炎天下で延々と行われるらしいんだけど、僕らの式は教会内でゆったりと行われた。 両親や兄弟、親戚など一族総出で式に参加している人もいて、アイビールックの金持ちそうなおじさんや民族衣装を身に纏ったおばさんなど、みんな厳かな格好をしていた。 彼らにとって卒業式は僕が考えているよりもずっと重要なものなんだろう。 建物に入るとすぐにガウンを着てTシャツ姿が目立たないようにし、まずは写真撮影。 その後教会内で式が始まり、学長の話や各賞の表彰が行われ、生徒代表のスピーチは以前書いたアリストテレスだった。 ![]() 卒業式を終えればMBAを取得した実感が沸くかと思っていたけど、そうでも無い。 まあ、きっと多くの人がこんな感じなんだろう。 過去を振り返ってみると、渡米直後に僕の受験生活は始まった。 英語が出来る人として米国に赴任したわけではなく、デリでの買物すら覚束ない状態からのスタートは決して楽ではなかった。 NYにいても日系企業ということで自然に英語に馴染める環境ではなかったので、仕事の後に家でひたすらTOEFL/GMATの勉強をすることでしか英語力を上げる方法はなかった。 それでも何とか1年ちょっとで合格し、こうして卒業の日を迎えられたことで、人生何とかなるもんだなと実感。 MBAに興味はありながらも英語がネックとなって諦めている人は少なくないと思うけど、僕のようなレベル(当時31歳・TOEIC550点・TOEFL180点)でも3年半でMBAを取得できたということがMBAを検討するきっかけになってくれれば嬉しい。 MBAを取ってどうするの?日系企業で持っていても活用できる仕事が無いのでは?、という意見があるのも然り。 でも、これはMBAを誤解している人の見解だと思う。 弁護士や会計士といった資格ではないので、MBAを取得したことでそれまでは出来なかった仕事が出来るようになるわけではないし、それだけで特定の仕事のパフォーマンスが飛躍的に向上するわけでもない。 MBAはあくまで思考や判断のベースとなるものであり、どんな仕事をしていても活かすことは出来るし、逆に活かそうと思わなければどんな仕事に就いていても無用の長物になってしまうだろう。 個人的には仕事のパフォーマンス云々ではなく、MBAで学んだことでより多くの視座と発想を持つことが出来れば、それが仕事の充実感につながっていくのではないかと期待している。 ![]() さて、卒業してからというもの、「平日の夜や週末に勉強しなくても良い」という状態が嬉しく、筋弛緩剤を注入されたアスリートのように、糸の切れた凧のように、ふらふらした生活を送っている。 もちろん、これまでも全く勉強しない日はあったけど、飲み会や遊びの予定を入れる際も仕事に加えて大学や勉強のスケジュールを意識しながらだったので、これが無くなることによる精神的な差はでかい。 しばらくはアルコールとゴルフを中心とした生活になりそうだ。 ![]() 2007年 08月 22日
Personal Leadership の最後の授業はプレゼンだった。 テーマはかなり自由に選べたので、前回エントリーのようなコスプレでプレゼンするグループもいたけど、僕らはそれなりに真面目?なテーマに取り組んだ。 ![]() 選んだのは Birth Order Effect。 何と訳して良いか分からないけど、「末っ子はこういう性格になりやすい」みたいな、兄弟姉妹の中で生まれた順番によって性格に特徴が見られるということを研究したもの。 日本でこういう研究があるのかどうか知らないけど、アメリカでは100年以上も前から研究が行われてきたらしい。 ビジネススクールにおけるテーマとして適切かどうかは分からないけど、アメリカではこういうのもアリらしい。 なお、研究対象となるサンプル数を多くするのには限界があるので以前の研究とは矛盾する研究結果が発表されることも多く、未だに確立された学説は無い。 興味のある方は、これ とか これ とか これ をご覧下さい。 各 Birth Order ごとの特徴を簡単に書くと以下の通り。 なお、前述の通りこれは一つの研究結果なので、これとは違う内容の研究結果もある。 First Born (男女に関係なく一番上、兄がいる長女などは該当しない) 特徴は、責任感が強い、完璧主義、熱心、権威主義、リーダーシップ、など。 有名人ではチャーチル、クリントン夫妻など、政治のリーダーやノーベル賞受賞者が多く、過去の全ての宇宙飛行士はFirst Born又は長男・長女らしい。 家庭内環境としては、成功へのプレッシャー、弟妹の面倒見の要請、ライバルの出現(独り占めしていた親の関心を奪われる恐怖)による焦り、などが人格形成に影響していると言われている。 Middle Born (真ん中、上にも下にも兄弟姉妹がいる人) 特徴は、平和主義、交渉上手、創造性、柔軟性、など。 ビル・ゲイツ、JFK、マドンナ、ダイアナ妃、など。(共通点なし?) 文字通り兄弟姉妹の真ん中なので対人能力・社交性が身につきやすい一方、没個性になりやすい。 Last Born (末っ子) 特徴は、型にはまらない、依存心、社交的、ユーモア、狡猾、など。 ジム・キャリー、ビリー・クリスタルなど、俳優やコメディアンに多い。 常に面倒を見られる立場で頼られることが無いので、甘えん坊になりやすい。 また、多くの物事を親ではなく(親より未熟な)兄姉から学ぶため、学問の面では上の兄弟姉妹よりも成功者が出にくい。 Only Child (一人っ子) 特徴は First Born に似ているが、更に良くも悪くも感情的といった特徴がある。 ガンジー、アインシュタイン、グリーンスパン、タイガー・ウッズなど、「超人」に多い。 親の関心を大人になるまで独り占め出来るため高度な頭脳を身に付けやすいが、一方で自己中心的になりやすい。 なお、カップルになる際に同じ Birth Order(特にFirst同士、Last同士)だと最悪で、異なる Birth Order の組み合わせの方が上手くいくらしい。 まあ、あくまで限られたサンプルから導かれた結果なので、参考程度に。 一応授業の一環なので、所々にサイエンティフィック?な事や授業で習ったコンセプトを織り交ぜながら、プレゼンは無事終了。 みんな興味があるみたいで、最初から最後まで集中して聞いてくれた。 ![]() 2007年 08月 16日
金曜から土曜にかけて色々と活動した後、日曜からは勉強モード。 学期末はいつもバタバタするんだけど、今学期末は特に作業が多く、これから10日間くらいで試験やらレポートやらプレゼンをこなしていく。 大学主催のディナーや仕事関係の飲みがあったりして時間の確保が難しそうだけど、効率良くやっていきたい。 ![]() そんな中、グループで提出するグローバリゼーションのレポートがいきなりトラブル。 7人のグループで、うち4人はこれまで話したことも無い別プログラムの人だったから少し不安だったんだけど、その不安が的中した。 レポートを6分割し、1人が取りまとめ役となって進めることになっていたが、このうち3人が殆ど機能していない。 メンバー構成は、アメリカ人①(取りまとめ役)、アメリカ人②~④、フランス人、インド人、僕。 他のメンバーがきっちりと役割を果たす中、アメリカ人②~④は超いいかげんだ。 役割分担を決めた辺り(7/28)のメールを見返してみると・・・ アメリカ人② 8/1頃までにはきっちり仕上げてファイルを送るよ。 アメリカ人①の取りまとめを手伝ってもいいぜ。 アメリカ人③ 週末の時間は全部レポートにつぎ込むから8/5までには出来るよ。 アメリカ人④ 前倒しでやっていこうぜ。 その後、フランス人・インド人・僕は先週半ばくらいまでに自分のパートを仕上げたにも拘らず、締切(8/16)が近づいてきてもアメリカ人②~④からは何の連絡もなし。 こういう時、多くのアメリカ人は表立って②~④を非難することはせず、現実的な解決策を探りだすことが多い。(陰ではボロカスに言うけど。) 一昨日になってアメリカ人①が「(②~④のパートはあきらめて)既に完成しているパートを膨らませることでレポートの仕上げに入らないか?」と提案。 すると、過去2週間くらい何の連絡も無かった②と③からすぐに「賛成!」とのメールが。 羞恥心とかプライドという言葉を知らないのかな… 他人の目をあまり気にしないアメリカ人のダークサイドが炸裂だ。 また、アメリカでよく気付くことなんだけど、あと数日でどうやって仕上げて行こうかという相談をしている時、②~④がこれまで何もしなかったことはチャラになり、全員が同じスタートラインに立って議論している。 「これまでサボった分がんばるよ」という②~④のコメントも無ければ、他のメンバーもそれを要求しない。 これって「大人な対応」なのかな? 僕も敢えて何も言わないけど。 ![]() アメリカ人①は僕が仲良くしているクラスメートでとても優秀かつまじめなんだけど、②~④はあまりにも対照的だった。 グループメンバー全員が同じ成績となるレポートに貢献したところで何のメリットも無いんだろうけど、メリットが無いと何もやらないんですか、カネにならない事には興味なしですか? うちのクラスはこの手のアメリカ人が少なくて良かった。 こういう事もグローバリゼーションクラスでの学びの一つなのかもしれない。 2007年 08月 06日
昨日の授業の後、久しぶりに大学のパーティーに参加した。 案内状には Boat Party と書いてあったので大型クルーザーに乗るのかと思っていたら、本当にボートというか3階建ての屋形船みたいな古い船だった。 ![]() 6:30に授業が終わり、ハドソンリバー沿いのPier40を7:30に出発。 そこから反時計回りにマンハッタンを周回し、イーストリバーの100St辺りで折り返して戻ってくるというルート。 夕暮れ時の美しい景色を堪能することが出来た。 ![]() ![]() 日没後の夜景もきれいだったんだけど、小刻みに揺れる船の上で撮影するのは無理だったので、写真は諦めて会話に加わる。 この手のパーティーではいつもそうだけど、とにかくみんな良くしゃべる。 殆どの人は景色なんか見ずにしゃべりまくっていて、わざわざ船の上でパーティーやらなくてもいいんじゃないか、と思った。 3階建ての船の1階はテーブルと椅子があって落ち着いて話せる雰囲気だけど殆ど人はおらず、2階はメインフロアでバーカウンターがあり人口密度が高く、3階はダンスフロア?みたいになっていて大音量の音楽を流している。 この音楽に加えて200人弱の酔っぱらいが大声で話しているので船内はかなりうるさく、大声を出さないと会話が出来ないのはいつもの通り。 後半には3階で踊りだす人が増えてきたけど、僕は踊らない(踊れない)ので2階でウロウロしながらクラスメートと会話。 ![]() そんなこんなで出発地点に戻ってきたのは11:30・・・長い。 4時間も立ちっぱなしだったので脚の疲労感がひどく、大声で話したせいで喉も痛い。 まだまだ船から降りそうにない人が多い中、僕はそそくさと下船してタクシーに飛び乗った。 こんなパーティーをしょっちゅうやっているアメリカ人はやっぱタフかも、と再認識。 しかも10時間の授業を受けた後に・・・僕はたまに参加する程度でいいや。 2007年 08月 04日
のつもりらしい… ![]() 幼児の落書きじゃないんだから… Advanced Corporate Finance のクラスノートから。 2007年 08月 03日
![]() 前回書いたグローバリゼーションの集中講義を受講していた時のこと。 この日の前半はケースディスカッションで、内容はベネトンの国際展開について。 普通なら前日の夜にケースを読んでいくんだけど、前日は仕事のトラブルで授業の後に夕方から出社する羽目になり、ケースを読む時間が無かった。 どうせ200人以上いる授業だし教授に当てられることも無いだろうからケースは授業中に読めばいいやと思ってケースをめくっていたら、ケース中盤に「Japan Experience」という見出しでベネトンの日本展開のことが書かれているではないか。 やばい、日本人は僕しかいないから当てられるかも・・・ その後は授業を殆ど聞かずにあわててケースを読んでいたら、案の定「Japanese here?」ときやがった。 まだケースは読み終えておらず、それまでの議論の流れも理解していなかったんだけど、質問は「日本人のベネトンに対する評価はどうなんだ?」という簡単なやつ。 僕は「みんな名前は知ってるけどそれ程売れているわけでは無いと思う。個人的に言えば、色が派手すぎる印象があって自分で買おうとは思わない。」と答えたところ、それが教授の求めていたコメントだったみたいで良かった。 ケースによると、ベネトンは1983年に西武グループとのライセンス契約で日本に上陸して事業を展開。 その後、ベネトン(イタリア)側と日本側で商品ラインアップ等について意見が衝突し、ベネトンはイタリアで経験を積んだ日本人を投入して事業の拡大を図るが、彼は日本製の商品を減らしてイタリアから輸入した日本人の嗜好に合わない商品を増やしたため、前述の僕のコメントのようなイメージを日本人に植えつけてしまった。 ということで、ローカルマーケットを理解せずにイタリア流を貫こうとしたため、上手くいかなかったという事例だった。 ところで、ベネトンって今も日本にあるのだろうかと思って検索してみると、オンラインショップで売られている商品は意外と普通の色の服だった。 おや、方針転換したのかなと思ってベネトン本社?のHPを見ると、やっぱり・・・ ![]() ということは、ベネトン自体は変わっていないけど、過去の教訓を活かして日本でのビジネスのあり方を変更したのかもしれない。 2007年 08月 01日
先週は会社には行かず、月~金の毎日朝から夕方まで授業を受ける集中講義期間だった。 この授業は有名な教授が担当したこともあり、他の大学からも受講生が殺到して200名を超えていた。 内容はグローバリゼーションについてで授業は全然面白く無かったんだけど、他の大学から来ている人達と話す機会が何度もあり、そっちの方が面白かった。 休憩時間中たまたま近くにいたとか、ライターを貸したとか、昼食時に席が隣になったとか、そんなきっかけでもすぐにお互いのバックグラウンドや学校についての会話が始まる雰囲気はいいなあと思う。 ![]() こういう会話をしている時、僕が日本人であることや僕の仕事の内容に相手が興味を持つと、必ず名刺をくれと言ってくる。 ネットワーキングが重要なアメリカのビジネス界ではこういう機会に知り合った人が将来おいしい話を提供してくれるかもしれないので、自分のネットワーク内に入れておきたいのかもしれない。 この集中講義期間中に会話した他校の生徒は20人以上いたと思うけど、名刺をくれと言って来た人は殆どアジア系か欧州系の人だった。 アジア系で多いのは、10歳前後に一家で渡米してそのまま永住しているというパターン。 彼らはアメリカ生活が20年以上になるわけだけど、それでもアジア人に対しては他の人種には無い親近感を持つらしく、将来日本で仕事をしたり住んでみたいという人もいたりして、「連絡を取り合おうね」と名刺交換につながるわけだ。 一方、この授業に参加していたアメリカ人はアメリカ人同士で固まる人が多い気がした。 授業は大きな講堂みたいな場所で行われるんだけど、授業に遅れてきて端っこの席に座った人も休憩時間中に席を移動して同じ大学の仲間が集まる場所に収まり、休み時間中も他校の生徒と会話しようとはしない。 グローバリゼーションのクラスなのに… もちろん、そうじゃないアメリカ人もいるけどね。 今日、名刺交換をした一人からメールが届き、そんなことを思い出した。 こういうつながりは今後も大事にしたいと思う。 ![]() 2007年 07月 22日
夏休み、週末、早朝・・・ これだけ条件が揃えば人はほとんどいない。 今朝は写真に夢中になって遅刻しそうになった。。。 ![]() ![]() ![]() < 前のページ次のページ >
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