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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
2006年 03月 12日 ( 1 )
ビジネススクール
f0081958_11553146.jpg僕は普通のMBAではなく、仕事をしながらMBAを取得するプログラムに通っている。授業の回数は少ないが取らなければいけない単位の数は同じなので、授業でカバーできない部分は宿題でやることになる。先日は3日間(授業回数6回)しか受講していない科目について中間試験があった。
なので、平日の夜と早朝、そして週末は勉強していることが多い。せっかくのニューヨーク生活を満喫したいところだが、中々そうもいかない。

f0081958_11563717.jpg特徴としては、生徒の年齢層が高いこと。フルタイムMBAだと20台が中心だが、僕のクラスは30台中心。結構シニアな人もいて、会社の社長から大手投資銀行のManaging Directorクラスまでいる。

現在受講しているのは以下の4科目。

※写真と本文は関係なし。



○会計
会計処理といった基本的なものに始まり、次第に財務分析に移っていく。当然、アメリカ会計制度(FSAB)ベースの講義だが、日本の会計制度とさほど変わらないので、今のところあまり苦労していない。教授がフランス語圏の人らしく、彼の英語は強烈に聞き取りにくいが、得意な科目なので半分しか理解できなくても何とか助かっている。教授の趣味なのか、流行の倫理的観点からなのか、会計制度を悪用・曲解した事例の紹介が多い。

○統計
分散や正規分布といった超基本的なものから学習するのと並行して、これらを実務に反映させたケーススタディを行う。授業数が限られているので授業中にケースを議論することは少なく、スタディグループで議論してペーパーにまとめるのが中心。会計同様、用語が異なることを除けば統計はどこで学んでも同じなので、こちらもあまり苦労していない。良く聞く話だが、アメリカ人は本当に数学が苦手で、10点満点の小テストで0点を取った生徒が複数いたらしい。教授はコメディアンのような人で、毎回ゲームをやっては勝者に自作ビールを贈呈している。アメリカ人はこの手の教授が大好きなようだ。

○経済
需要と供給のバランス等、基本的なミクロ経済を学びながら、ケーススタディを行う。経済学部出身なのだが、大学時代はあまり勉強していなかったため、新鮮な印象を受けてしまう。経済の基本を理解することが重要なのは百も承知だが、極端な前提条件が多すぎるため現実離れした感があり、少し冷めた目で見ている。ただし、イスラエル人の教授の説明が面白くて分かりやすく、日本のような理論をひたすら説明するような形式ではないので、楽しく受講できている。一方、彼は非常に厳しく、くだらない質問をすると露骨に非難するので、アメリカ人からは嫌われている。

○リーダーシップ
何と訳したら良いのか分からないが、Leading & Managing in Organizations というクラス。組織の中でマネジャーがどのように振舞うか、みたいなやつで、ケーススタディが中心。「組織の調和」がクラスのテーマで、企業文化、報酬、人脈形成のあり方みたいなものを議論するのだが、非常にソフトな内容なので明確な答えはないはずなのに、強引に答えを出そうとしているような感がある。なお、組織の調和と言っておきながら、最後には自分の出世、転職の成功といった価値観が見え隠れするため、アメリカ個人主義の根強さを感じる。ケースを読んだり議論する中で、英語の細かいニュアンスが分からないことが多く、今学期で最も苦労している科目である。

4科目中2科目が数字系の授業なのでまだ良いが、リーダーシップのようなフワフワした内容の授業が増えてくると、今よりずっと苦労しそうだ。
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by nycyn | 2006-03-12 12:01 | MBA