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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
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卒業

ついに卒業の日を迎えた。

大学全体の卒業式は既に5月に行われているので、僕が通うプログラムの生徒100名強のためだけの小さな卒業式。
会場は大学ではなく、近くの Riverside Church で行われた。

大学のホームページに掲載されている過去の卒業式の写真を見ると、多くの人がラフな服装で式に臨んでいる。
それに、どうせガウンを上からすっぽりかぶってしまうので中身は何でもいいだろうとTシャツ姿で会場に行くと、みんなジャケットを着てネクタイをしていた。
やばい…ホームページの写真は20歳過ぎの学部生だけど、僕は平均年齢35歳のプログラムにいることを忘れていた。
そんな中、仲良くしているスイス人がポロシャツ姿で現れた時は奴が神様に見えた。

大学全体の卒業式だと大勢が狭い場所に押し込められ、炎天下で延々と行われるらしいんだけど、僕らの式は教会内でゆったりと行われた。
両親や兄弟、親戚など一族総出で式に参加している人もいて、アイビールックの金持ちそうなおじさんや民族衣装を身に纏ったおばさんなど、みんな厳かな格好をしていた。
彼らにとって卒業式は僕が考えているよりもずっと重要なものなんだろう。

建物に入るとすぐにガウンを着てTシャツ姿が目立たないようにし、まずは写真撮影。
その後教会内で式が始まり、学長の話や各賞の表彰が行われ、生徒代表のスピーチは以前書いたアリストテレスだった。


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卒業式を終えればMBAを取得した実感が沸くかと思っていたけど、そうでも無い。
まあ、きっと多くの人がこんな感じなんだろう。

過去を振り返ってみると、渡米直後に僕の受験生活は始まった。
英語が出来る人として米国に赴任したわけではなく、デリでの買物すら覚束ない状態からのスタートは決して楽ではなかった。
NYにいても日系企業ということで自然に英語に馴染める環境ではなかったので、仕事の後に家でひたすらTOEFL/GMATの勉強をすることでしか英語力を上げる方法はなかった。

それでも何とか1年ちょっとで合格し、こうして卒業の日を迎えられたことで、人生何とかなるもんだなと実感。
MBAに興味はありながらも英語がネックとなって諦めている人は少なくないと思うけど、僕のようなレベル(当時31歳・TOEIC550点・TOEFL180点)でも3年半でMBAを取得できたということがMBAを検討するきっかけになってくれれば嬉しい。

MBAを取ってどうするの?日系企業で持っていても活用できる仕事が無いのでは?、という意見があるのも然り。
でも、これはMBAを誤解している人の見解だと思う。
弁護士や会計士といった資格ではないので、MBAを取得したことでそれまでは出来なかった仕事が出来るようになるわけではないし、それだけで特定の仕事のパフォーマンスが飛躍的に向上するわけでもない。
MBAはあくまで思考や判断のベースとなるものであり、どんな仕事をしていても活かすことは出来るし、逆に活かそうと思わなければどんな仕事に就いていても無用の長物になってしまうだろう。
個人的には仕事のパフォーマンス云々ではなく、MBAで学んだことでより多くの視座と発想を持つことが出来れば、それが仕事の充実感につながっていくのではないかと期待している。


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さて、卒業してからというもの、「平日の夜や週末に勉強しなくても良い」という状態が嬉しく、筋弛緩剤を注入されたアスリートのように、糸の切れた凧のように、ふらふらした生活を送っている。
もちろん、これまでも全く勉強しない日はあったけど、飲み会や遊びの予定を入れる際も仕事に加えて大学や勉強のスケジュールを意識しながらだったので、これが無くなることによる精神的な差はでかい。

しばらくはアルコールとゴルフを中心とした生活になりそうだ。


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by nycyn | 2007-09-13 12:10 | MBA