NewYorkScenery
nycyn.exblog.jp

ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
風邪が治らない人は・・・

10日ほど前に風邪をひいたとブログに書いたけど、今回はよくあるウィルス性の風邪ではなく細菌感染だったらしい。
最近は風邪がなかなか治らないという話をちょくちょく聞くので、ご参考までに今回の経緯を。

風邪をひいて病院に行くことはこれまで殆ど無かったけど、今回は頭痛がしつこいので、先週NYに来てから初めて病院に行ってみた。
フィリピン人っぽい医者に説明した内容はこんな感じ。
・5日前に寒気とだるさを感じた。
・4日前に熱が39℃近くまで上がった。
・熱は1日で下がったが頭痛が残る、鼻水少々。
・頭痛にはイブプロフェンが全く効かない。

一通りの問診・検診が終わった後、先生は確かこんな感じのことを言っていた。
・ウィルス感染の場合は数日で症状が良くなるはずなので、ウィルスが原因とは考えにくい。
・(鼻の中を器具を使って見て)鼻の内側が炎症を起こしているので、頭痛の原因は偏頭痛などではない。
・恐らくバクテリア(細菌)が原因で鼻の奥にCongestion(充血)があり、それが頭痛を引き起こしている。
・だとすると抗生物質を飲まないと治らないので、とりあえず5日間飲んでみて改善しなかったらすぐに連絡して欲しい。
「鼻の奥にCongestionがある」という状況がいまいちイメージできなかったけど、処方された抗生物質を薬局で買って飲んでみたら、翌日には頭痛は消えていた。
いくらイブプロフェンを飲んでも治らないわけだ。
だから、普通の風邪薬や頭痛薬を飲んでも体調が良くならない人は病院に相談した方がいいかもしれない。


ところで、僕が診てもらった先生の説明は非常に丁寧で理路整然としていた。
自分の診察はあくまで推測であることを強調し、患者である僕が納得するまで丁寧に説明してくれた。
訴訟社会のアメリカだから当然と言ってしまえばそれまでかもしれないけど、ふんぞり返った感のある医者が多い日本では珍しいタイプの医者じゃないかな、と思った。
まあ、それだけ治療費も高いんだろうけど。(保険の明細が届いてないので金額は不明。)

また、抗生物質の処方についても、「ウィルス性の風邪ではない」と診断した根拠を詳細に説明し、安易に抗生物質を処方しているわけじゃないんだよ、ということが良く伝わってきた。
日本には風邪の患者全員に抗生物質を処方する医者も結構いるみたいだけど、巷でよく言われている通り、抗生物質はウィルス性の風邪には有効じゃないだけではなく、耐性菌という恐ろしい細菌を生み出すことにもつながるので、避けた方がいいらしい。

まあ、NYの医者は彼女しか知らないので、これを一般化するつもりは無いけど、


以下、あるサイトに書かれていた内容を抜粋。(サイトの後半はセールストークになっているので信憑性は不明。)
日本では、風邪やインフルエンザなどウイルス感染は抗生物質で治ると誤解している人が大変多いのです。
風邪やインフルエンザのウイルスに、抗生物質が効くと思うようになった原因は、今まで日本の医師は、風邪を引くと多くの人が、それに引き続いて細菌(バイキン)感染を起こしやすいと誤った考えから、抗生物質を処方していたからです。

抗生物質は、細胞膜を持っている細菌(バイキン)に働く薬剤です。
一方、風邪やインフルエンザの原因であるウイルスは細胞膜を持っていないので、抗生物質(薬剤)では、小さなウイルスを死滅させることができないのです。

米国の感染症学界では以前から、「健常人に発症したウイルス感染には抗生物質を使うべきでない」とはっきりガイドラインで示しているが、日本では2005年にやっと、学会や国が「風邪やインフルエンザに抗生物質は無効、細菌性二次感染の予防目的の投与も必要ない。」と指針を出している。

ところが、今も、風邪やインフルエンザに掛かると「抗生物質のおかげで風邪の治りが早かった」と誤解して抗生物質を欲しがる人も多く、医師は患者を手ぶらで帰すわけにはいかず抗生物質を処方するといった事が多いのです。
実際、全国の開業医を対象に処方実態を調べた結果、抗生物質を「ほぼ全員」に処方するとした医師は30%、「患者2人に1人」が32%、「ほとんど処方しない」は4%に過ぎなかったということです。

ということで、抗生物質を飲む際は良く考えて、耐性菌の出現を少しでも抑制しましょう。


f0081958_12564591.jpg

[PR]
by nycyn | 2007-02-28 13:01 | NYライフ