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ほどほどに

日本では納豆がバカ売れらしい。
テレビで「納豆のイソフラボンにダイエット効果あり」と紹介したのがきっかけで、若い女性を中心にまとめ買いをしているとのこと。

納豆と言えば、日本にいる頃「あるある大事典」を見ていたら、「納豆には血液をサラサラにする効果がある」とも言っていた。
僕は納豆が苦手なのでどんな効果があろうと食べたくないけど、血液がドロドロしている人がこの番組を見て毎日のように納豆を食べるようになったという話をテレビで見たこともある。

ところが、先日見つけたニュースだと、ある医師がこの「血液サラサラ効果」効果に反論していた。
反論の内容は、「納豆に含まれるナットウキナーゼと血液を「試験管の中で」混合すれば血栓を溶かす作用があるけれど、人間はナットウキナーゼを腸から吸収できないから納豆を食べても血液はサラサラにならない」というもの。
また、もしナットウキナーゼを点滴したら、血栓だけではなく赤血球など他のたんぱく質も分解してしまう「かもしれない」、とのこと。
この医師がテレビ局に問い合わせたところ、フジテレビは回答すらせず、同じような内容を放送した他局に問い合わせると放送内容を否定するような回答が返ってきたらしい。
ということは、この医師の「放送内容は間違っている」という主張をテレビ局は認識しているということなのかもしれない。
さらに納豆に関しては、イソフラボンの過剰摂取はガンにつながる「可能性もある」という意見もある。

また、食品つながりで言えば、随分前のニュースだけど、「脂肪がつきにくい油」として有名なエコナクッキングオイルの主成分が発ガンを促進する「かもしれない」というものもあった。
国立がんセンター研究所の実験ではこれを裏付ける結果も出ているが、発売元の花王はこの実験結果が「中間報告」であり最終報告ではないことを理由に販売を継続している。
こうした事実を知らず、健康に良いと思ってエコナクッキングオイルをせっせと買い続けている人は少なくないだろう。


こういうニュースを見ると、「日本人はマスコミに左右されすぎなんだよ」という人もいるだろうが、これはアメリカでも大差ないと思う。
アメリカのドリンク類は日本人からするとギョッとするような鮮やかな色のものが多いけど、あるアメリカ人にこれを聞いたら「ビタミンCは黄色いものだと勘違いしているアメリカ人が結構な割合でいて、彼らは色が付いていないものにはビタミンCが含まれていないと心から思っているんだよ」と言っていた。
ネタなのか本当なのかは良く分からないけど。。。

多くのアメリカ人は炭酸が大好きで、太りたくない人はダイエットコーラをバケツのようなカップで飲んでいる。
僕のクラスメートも、多い人は1日でダイエットコーラの缶(350ml)を5本くらい飲んでいる。
確かにカロリーは低いかもしれないけど、人工甘味料については健康への悪影響が指摘されている中で、ダイエットコーラがこれと無縁とは思えないんだよね。
もちろん、何か証明された訳じゃないんだけど、あまりに「ダイエット」「ローファット」という言葉につられすぎてはいないか。
スーパーに行けばローファット製品だらけだし、最近はポテトチップスの袋にも「脂肪が付きやすい油は使っていません」という文字がプリントされている。
さらに先日、犬のダイエット薬まで開発されたらしいけど、これにはさすがに疑問を呈するアメリカ人も少なくないらしい。


僕は健康おたくじゃないので詳しい事は良くわからないけど、何事も「ほどほど」がいいんじゃないかと思う。
納豆に痩身効果があるからといってバカ食いするんじゃなくて、普通の食生活の中で少しずつ食べていればいいんじゃないのかな。
また、遺伝子組換え食品や特定の機能を強化した食材など、どこか気持ち悪さを感じてしまうのは僕だけだろうか。

そういえば、ダイエット薬を巡る健康被害のトラブルは日本でもちょくちょく報道されてたな。
女性何人かをハワイへ連れて行って死ぬほど食べさせた後にダイエット薬を飲ませ、「あれだけ食べたのに体重が減った~」とアピールしている番組があったけど、これを見て気持ち悪いと思わずにすばらしい薬だと思ってしまう思考回路は僕には理解できない。
「ダイエットしたい人の気持ちが分かっていない!」というクレームもありそうだけど。。。

エコナクッキングオイルの例もそうだけど、何か良い効果があるとうたっていても、それはあくまで「現時点で分かっている範囲では良い」というだけで、後から「実は健康に悪影響が・・・」というケースもあるはずだ。
僕が小学生の頃は「日光に浴びると発育に良い」なんて言われていたけど、いつの間にか「紫外線を何分以上浴びると皮膚に良くない」なんてことになってたし。

逆に、前述の反論についてもあくまで「現時点では・・・」という理解をすべきだろう。
現在の技術で解明できる範囲で正しいと「思われている」ことが事実であるかのように扱われているけど、本当のところは永遠に分からないのかもしれない。
これは医療でも同じことが言えるらしい。


なお、細かい事を言い出すとキリが無い。
以前「食品の裏側」という本を読んだけど、これを見て危ない食品を避けていたら、コンビニで売っているものは殆ど食べられないことになってしまう。
だからと言って、外で買ったものを食べない生活なんて考えられないから、これを読んだ後も僕は「これはアレとアレが添加されているんだろうな」などと思いながらも外で売っている弁当を食べている。
ただ、コンビニのサラダだけは一生食べたくないな、と思った。

ということで、普通の努力で対応できる範囲で気をつけよう、というのが僕のスタンス。
仮に何かの食品が健康に良いと言う事実が判明しても、そればかりを食べるようなことはしないようにしよう。

極端にストイックな事をすれば生活に支障が出るし、事実だと信じていることが後で覆されることもあるので、やはり何事も「ほどほど」にしておいた方が良さそうだ。


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by nycyn | 2007-01-15 07:08 | 雑感