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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
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ケムトモ

ケムトモという言葉をご存知?

これは、何年か前の新聞に書いてあった造語。
当時、職場での禁煙がようやく徹底されてきて、スモーカーは社内の喫煙所や外でタバコを吸うようになった。
その結果、喫煙所等で頻繁に会うスモーカー同士が仲良くなり、情報交換をするようになったというもの。
こうして出来る人間関係のことを、新聞では「ケムトモ(煙友)」と表現していた。
因みに、霞ヶ関の合同庁舎の喫煙所では、強い縦割り組織である省庁の壁を超えて情報交換できるケムトモ達が情報通になりつつある、みたいな事も書いてあった。

実は僕も、タバコを吸う場所での会話が結構重要だったりする。
改まって話しかけると相手が身構えてしまうような事もあるけど、喫煙所での何気ない会話から入っていくと話を持っていきやすいのである。

仕事に関して言えば、喫煙所ならオフィスでは話しにくい事も話しやすいし、仕事を頼みたい相手がスモーカーである場合は、まともに依頼するよりも喫煙所で依頼した方がスムーズにいく場合もある。
また、仕事では直接係わらない部署の人とも「迫害者」同士で仲良くなれたりして、ネットワーク拡大にも役立つし、社内のウワサ話にも詳しくなる(笑)
OLが給湯室でヒソヒソ話をするようなものかな。

大学でもケムトモ・ネットワークが役に立っている。
クラスで一番優秀だと僕が思っている同級生もスモーカーで、授業で聞き取れなかった部分や日本人には理解し難いアメリカ人の思考回路について、いつも教えてもらっている。
授業が終わる度に改まって質問すれば当然ウザがられるけど、喫煙所に行けば大抵彼がいるので、何気なく近づいて、"How's it going? ..... Btw, the professor said ....."と話しかければ、自然な形で僕が知りたい情報が入手できるのである。

また、今学期受講しているキャピタル・マーケットの教授は英語の訛りがきつく、しかもかなり早口で話すため、ついていくのが結構しんどい。
f0081958_10203937.jpgそんな話を喫煙所でしていたら、ある女性がノートをコピーさせてくれた。
彼女と僕は違うクラスで、選択科目が始まった今学期になって初めて同じ授業を受講することになったんだけど、ケムトモとして入学当初から仲良くしていたから、こういう恩恵が得られたのである。
逆に、彼女は(恐らく優秀な)弁護士だけど数字系には強くないから、僕がファイナンス系の宿題を手伝ってあげることもある。
読めない字を書くアメリカ人が多い中、なんてきれいな文字!


・・・とまあ、タバコを美化するつもりは全く無いんだけど、「たまにはいい事もあるんだよ」というお話でした。

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by nycyn | 2006-11-30 10:36 | 雑感