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味覚
2006年 11月 01日
先日、コロンバス・サークルのマンダリン・オリエンタル・ホテルにある Asiate に行ってきた。
しかも、おごりで。 (写真はOpenTableから) ここは35階からの眺望が楽しめ、日本人がシェフを務めるフレンチ・ジャパニーズのお店として各方面で取り上げられている有名なお店。 ディナーで多少のお酒を飲めば、一人100ドルは軽く超える。 客層はやはり「それなり」で、ビジネスディナーやデートと思しき高貴な人達ばかりだった。 夜景を活かすための薄暗い店内は雰囲気が良く、店員の対応もすばらしい。 帰りがけにマネージャーっぽいアメリカ人が、腰をかがめて揉み手で料理の感想を聞きに来た時はちょっと引いたけど。。。 味は「まあまあ」、かな。 アメリカ人向けの店だから当然味付けは濃く、和食よりも洋食テイストが強い。 前菜のタコは美味しく、メインのロブスターは味が濃すぎてロブスターなんだか「かにもどき」なんだか良く分からず、デザートに出てきたスフレはマンゴー味との組み合わせが最悪で、殆ど手を付けられなかった。 以前にも書いたけど、僕はグルメじゃないので、この手の高級店の味が良く分からない。 料理だけに着目すれば、こういう店の料理よりもヨシギュウの方が美味しいと思ってしまう。 僕の解釈では、高級店は内装、店員、雰囲気に加えて「手間隙かけて作った料理」でもてなし、特別なシチュエーションを演出するためのお店として存在意義がある、という位置づけになっていて、高級店が必ずしも美味しい料理を出す店とは考えていない。 だから、僕はプライベートで高級店に行くことは殆ど無いし、行ったとしても美味しい料理を食べるためではなく、雰囲気や話題性のためである。 例外は寿司屋。 寿司だけは、値段と味が比例しているような気がする。 でも、これは日本での話であって、NYの寿司屋は値段と味が比例しているとは思わない。 ・・・という話を何人かの友人にしたことがあるんだけど、納得が得られたり得られなかったり。 「料理の美味しい店は?」と聞かれて高級店の名前ばかりを並べる人がいると、「本当に味が分かってるの~?高級店で出される料理なら何でもいいんじゃないの~?」と穿った見方をしてしまう、B級グルメしか愛せない僕の味覚が歪んでいるのかな。 まあ、味なんて主観的なものだから、議論しても仕方が無いんだけど・・・ でも、ジャンジョルジやアランデュカスの「料理」が美味しい!と心から思える日本人のご意見を伺ってみたいものだ。 昨晩は頭が働かないから早寝をし、今朝は4時に起床。 ということで、早朝のエントリーでした。(←勉強しろよ)
by nycyn
| 2006-11-01 21:49
| 雑感
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