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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
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迷い
変化の早い現代のビジネス界においてはスピーディーな判断が重要である、とよく言われる。
一方で、判断は早ければ良い、というものではない。
熟慮して、あらゆる可能性を検討したうえで、なおかつ迅速に判断するのが理想だろう。
重要なのは、状況に応じた慎重さと大胆さのバランス。

これまで色々な人と仕事をしてきたけど、最近は即断即決が出来る人が多くなってきている気がする。
多くの人が時代の流れに対応してきている、いうことなのかな。

いや、それはどうだろう・・・


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僕は仕事で出会った意思決定が早い人を4つに分類している。(やや強引。。)

①思い込み型(イノシシ型)
最初に思いついた事が全てだと思い込むタイプ。
他の選択肢が存在することなど想定しておらず、迷いが無いからその発言はとても力強い。
良い結果に結びついている間は向かうところ敵なしだけど、描いたシナリオ通りにコトが進まなくなると狼狽したり言い訳をする。
若い人に多いけど、中年で自分の経験に基づいてしか判断出来ない人にもこのタイプが結構いる。

②私はパーツです型
自分は数あるプロセスの一部に過ぎない、と割り切るタイプ。
あくまでパーツ単体としての最適解にこだわり、全体の中で自分が置かれた役割が理解できない、或いは全体としての最適解が分かっていても絶対に言及しない、ミスター大企業病。
同一部門で長く働いている専門家タイプに多く、その分野では誰よりも詳しいし判断も早いけど、自分の専門外の要素が入ってくることを極端に嫌う。
ある意味「職人」であり、マネジメント能力が欠けている、或いはマネジメント職に興味が無い。

③直感型
直感で判断するんだけど、その後のフォローが上手なタイプ。
コトの成り行きに合わせて柔軟に対応し、あたかも最初からそうなることを想定していたかのような説明が出来る器用な人たち。
経験を重ねるに従って直感が鍛えられ、そういう人の直感は決して「でまかせ」ではない。
アメリカ人にはこのタイプが多く、何かの雑誌にも「米企業の経営者にはこのタイプが増えてきている」と書いてあった。

④バランス型
多くの選択肢を検討しつつも、素早い判断が出来るタイプ。
知識・経験は豊富だけどそれに固執することなく、他人の意見も聞く。
物事の軽重を判断するのが上手く、どうでもいいことは一瞬で判断し、重要なものは許された時間の範囲内で熟考・議論を重ねる。
ただし、①~③の人たちからは「判断が遅い」と批判されることもある。

* * * * *

僕は色々なシナリオを立てて考えることが多く、そもそも即断が苦手だから①~④のどれにも当てはまらない、と自分では思っている。
でも、迅速な意思決定の必要性は感じていて、性格的に③にはなれそうもないから、目指すのは④。

そのために、多くの物事を見聞きし、知識に幅を持たせ、様々な分野での経験を積みたいと思っている。
この観点から、ビジネススクールはベストな場所の一つだと思う。

①とは対照的に、判断時の選択肢が増えることで迷うことが多くなるかもしれないけど、僕はその迷いを大切にしたい。
その先に④があると信じている。


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一年前の今日、ビジネススクールの面接の最後で、写真の建物を窓越しに眺めながら、こんな感じのことを簡単に話した。

入学してから半年以上たち、多くの物事を見聞きしたし、驚きや感動があった。
とても貴重な経験だと思う。

また、スタディグループメンバーの不可解な言動も、僕にとっては貴重な経験だ。
そう思うことにしている。

で、果たして選択肢は増えたのかな。
実感無いなあ・・・
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by nycyn | 2006-08-10 09:26 | 雑感