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ニューヨークの生活、MBA、仕事・・・
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ライフスタイルの違い
昨日、前に書いたグループプレゼンテーションのメンバーの一人のアパートで打ち合わせを行った。彼は一人暮らしだが、完璧に彼の趣味で統一された内装ときれいに整理整頓された室内に驚いた。ベランダからハドソン川とリンカーンセンターの噴水が見える景色もすばらしい。
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彼が入居する前の写真を見せてもらったらものすごく殺風景で、彼はそこから数ヶ月かけて大改造したらしい。日本だとアパートの壁に穴を開けるかどうかで悩む人もいるが、アメリカ人は床を全部はがしたりドアの位置を変更したり、やりたい放題だ。僕のアパートは原状復帰義務があるのでそこまで出来ないが、彼の部屋を見ると日曜大工意欲に駆られてくる。
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彼と色々話す中で、日本とアメリカの違いを再認識させられた。

まずは、生活水準。彼は過去に数回の転職を経験、現在は何人もの部下をまとめる管理職。また、ジョージア出身の彼はそこに自分の家を持っていたが、これまた大改造することで家の価値を高め、ここ数年の地価高騰の恩恵を受けて物件価格は購入時の数倍になり、それを売却してかなりの利益を出したらしい。

そうしたこともあって彼の生活はかなりゴージャスで、アパートはレンタルだと思ったら購入(恐らく1億円以上)したらしく、ジープ1台、ハーレー2台、クルーザーを1台持ってる。部屋の中も、リビングと寝室で同時に同じ映像を映し出せるホームシアター(約100万円)とか、見事に統一された趣味の良い家具とかがいっぱい。彼はいわゆる富豪ではなく(たぶん)、日本で言えば「ランキング上位の大学を出てそれなりにキャリアを積んできました」といったレベルだと思うんだけど、日本じゃここまでの生活は出来ないだろうなと思った。

もう一つは人脈。アメリカでは転職することで自分の地位を高めていくのが一般的なので、彼クラスの人になると人脈作りにも相当力を入れている。人脈を管理・拡大していくためのパソコンツールを見せてもらったが、彼の直接の知り合いが約250人、その250人の知り合いが数千人、さらにその数千人の知り合いが・・・、という具合に「友達の友達はみな友達」みたいなことになってて、例えばGEの元会長ジャックウェルチには、5人の知人を経由していけばコンタクトできる、みたいなことがすぐに分かる仕組みになっていた。(コンタクトを先方が了承するかどうかは別問題)

そうした知人リストの中から自分が興味を持つ会社で働く上級職の人を見つけ出し、その人にコンタクトを取ることで転職の機会を伺うわけだ。各人のプロフィールの中には他人からの評価も含まれていて、「○○が高く評価しているなら信頼できるはずだ」といったことまで分かる。いやー、ホント合理的。一方、彼はこの人脈を維持・拡大するために、頻繁にパーティーなどに参加して情報収集してるらしく、大変な努力の上に成り立っているんだと納得した。

日本では終身雇用が今でも主流で昇進は主に年功で決まるんだよ、って教えてあげたら、彼は「俺なら耐えられない」だって。「じゃあお前は何のためにMBAを取るんだ」と聞かれて、「自分を高めるため」なんて思いつきで言ったけど、彼にしてみれば「自分を高める=出世・高報酬」ってことだから、僕の説明は意味不明なんだろうな。
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by nycyn | 2006-03-21 05:18 | NYライフ